奥河内リラクゼーション
○便秘とは
・一般には、週2日以下しか排便がない状態ともいわれる。
・便の回数ではなく、便の性質(便の量、硬さなど)で表現されることもある。
○便秘の原因・種類
便秘は様々な原因で起こります。
・種類便秘には腸そのものに通過障害がある
器質性便秘 と、
排便に関わる機能や自律神経に原因がある
機能性便秘 の
ふたつに大別されます。
器質性便秘とは
便の経路である消化管(胃→小腸→大腸→肛門)に、物理的な障害があることが原因で起こる便秘。
「先天性」のものと「後天性」のものに分けられる。
先天性の器質性便秘の原因
巨大結腸症(先天的に排泄に必要な腸の運動が起こりにくいために、腸内に便やガスが滞留してしまい、その結果、腸管が拡張して、結腸が巨大化してしまう疾患)
結腸過長症(先天的に結腸が過度に長いもので、S状結腸が長い場合が多い)
後天性の器質性便秘の原因
大腸がん、直腸がん(腫瘍による通過障害)
大腸ポリープ(ポリープによる通過障害)
腸管癒着、腸閉塞(癒着した腸のために腸管運動がうまくいかない)
開腹手術後(手術により、腸管が癒着する)
子宮筋腫、卵巣のう腫など(いずれも腸を外から圧迫するため)
などがあげられる。
機能性便秘とは
「急性便秘」と「慢性便秘」にわけられる。
急性便秘とは
食生活の変化や精神的要因等の原因によって起こる、一時的な便秘のこと。例えば、ダイエットを始めて急激に食事量が減ったり、水分摂取が減ったり、女性の場合は、妊娠したり、月経の前に発症する便秘。この場合は原因が解消されることで自然に元に戻ります。
慢性便秘とは
比較的長期にわたって続く大腸の機能異常に基づく便秘のこと。
慢性便秘は、さらに細かく、
「弛緩性便秘」、
「直腸性(習慣性)便秘」
「痙攣性便秘」
の3つに分けられ、ほとんどの便秘はこの中のいずれかに当てはまる。
弛緩性便秘の症状
主に腹筋力の低下により、全体的に便を送り出す力が弱まり、腸の動きが悪くなることが原因で起こる便秘。
常習便秘のそのほとんどを占める。
高齢者や妊娠経験者に多くあらわれる症状。
腹痛などの強い症状が出ることは少ないが、便秘が長く続くと腹部膨満感、食欲不振などの症状を起こす。
直腸性(習慣性)便秘の症状
糞便が直腸内に送られても正常な排便反射が起こらず、直腸内に糞便が停滞する便秘。
便意は我慢していると数分で止まってしまうという性質があるので、時間がないなどの理由で、便意があるのに排便を我慢することを繰り返すうちに、直腸が鈍感になってしまい、便が肛門の近くまで来ているのに、なかなか出せないといった状態。
長い間、腸内に溜まっている便は、水分がかなり吸収されているので、とても硬い便が排泄される。
痙攣性便秘
弛緩性便秘とは逆に、大腸のぜん動運動が強すぎるために起こる便秘で、日頃のストレスや睡眠不足等により、副交感神経の過緊張などが起こり、腸が過敏に反応し、痙攣した状態になって便の通りが悪くなることで起こる。便意は強いのですが、なかなか出すことができず、出たとしてもごく少量のコロコロとした硬い便であったり、残便感があったりする。ストレスの他にも、下剤の乱用によって発症したり、過敏性腸症候群の便秘型としてあらわれたりすることがある。
この便秘では、腹痛を訴えることが多く、特に食後に痛むことがよく起こる。
機能性便秘の原因
繊維の少ない偏った食事もしくは小食
便秘薬常用者(薬の刺激で便意を催させるので、腸の機能が低下する)
加齢(腹筋などの筋力低下、腸管の運動機能低下など)
睡眠不足(排便コントロールをする自律神経が不安定になるため)
痔(排便で痛みが出るために、自然と排便を我慢してしまう)
高血圧治療中(降圧剤の利尿剤は、体内の水分不足から便が硬くなることも)
過敏性腸症候群(自律神経のバランスが崩れて)
自律神経失調症(自律神経のバランスが崩れて)
薬によるもの(抗精神病薬や抗うつ薬など)
甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンの低下で、腸のぜん動も悪くなる)
糖尿病(腸を栄養する血液の流れが悪くなる)
パーキンソン病(食事量低下や、運動量低下、自律神経障害などが原因で)
膠原病(強皮症など)
などがあげられる。
便意の仕組み
大腸の蠕動運動で便を形成。
①大腸の蠕動運動で便は進んでいき、当初は液状であったものが、直腸に運ばれてくるころには固い便になる。
②直腸に便がたまり、内圧が一定以上になると、排便中枢の仙髄に刺激が伝えられて、排便反射が起こる。
③この反射によって、ひとりでに内肛門括約筋が緩む。
④直腸からの刺激は大脳にも伝えられて、便意をもよおす。
ただし、外肛門括約筋は、自分の意思によって緩めない限り閉じたままなので、便意をこらえることができる。
仙髄
脊椎,骨の中に神経が通っている。これを脊髄という。
頚椎,胸椎,腰椎,仙骨に対応して,頚髄,胸髄,腰髄あるいは仙髄と言う。
足もみで体質改善を行う場合のポイント
足全体をもむことが大切。
また、足もみのあとは白湯を適量(500cc程度がベスト)必ず飲むこと。
その上で以下の反射区を中心に。
20腹腔神経叢、25小腸、26盲腸(虫垂)、27回盲弁、28上行結腸、30下行結腸、31直腸、32肛門、52 直腸・肛門(痔疾) など。
これらは腸まわりの反射区であるが、
自律神経やホルモンのバランスを改善することも必要なので、
おのおのに関連する反射区も大切となる。
1大脳、3小脳・脳幹、4脳下垂体、12甲状腺、13副甲状腺、53頸椎、
54胸椎、55腰椎、56仙骨、57内尾骨、58外尾骨 など。
【一口メモ】
ちなみに私の場合はは便秘の中でも「機能性便秘」という分類に入ります。そして、基本は慢性便秘の分類なのですが、そこに急性便秘の要素も加わり複雑になっていました。慢性便秘の要因も合致するところが多かったです。
たとえば、
体質的に腹筋が強くないこと。
これまでの仕事で、トイレに行くのを我慢してきたこと。
独身時代は今では信じられないくらい偏った食生活。
睡眠不足。
ストレス。
などなど。
そんな私ですが、
「足もみ施術」をうけたり、
「足もみセルフケア」を行ったりしてきた結果、
現在では、
便秘がほとんど気にならない程度に改善されてきました
足をもみ、お白湯をのむことで、
スムーズに排便ができるようになってきました
すると、ココロの状態に目をむける余裕も出てきて、
結果、体質自体が改善されてきていると考えています。
私の場合は、
まず、足もみで排便がスムーズにできてきたことが、
便秘体質改善の大きな要因となりました。
やっぱり、びば足もみ
ですね