南大阪
若石式リフレクソロジーのスマイルサロンです
パパアシモミストの太陽です
【足もみ学】の今回のテーマは「生殖器系(女性)」です
生殖器系とは
子孫を残すために関わる器官系であり、生命というものを受け渡していくという生物の本質に関わっている器官系のこと。
生殖器の構造
外生殖器:体表にみられる部分で交接のための器官。例:大陰唇・小陰唇 など。
内生殖器:生殖子を産生するための器官や、産生された生殖子を運ぶ経路、受精卵をある大きさまで育て上げる器官。例:卵巣・卵管・子宮・膣。
外生殖器のおもなはたらき:
大陰唇や小陰唇などは、尿道口や膣口を覆い、衝撃や細菌などから守るはたらきをしている。
内生殖器のおもなはたらき
卵巣:
卵子を産生する器官。皮質と髄質からなり、皮質部分には卵胞がみられる。髄質は血管や神経が分布する。また、女性ホルモン(=「卵胞ホルモン(エストロゲン)」や「黄体ホルモン(プロゲステロン)」など)を分泌する。
卵胞・・・
卵子が入ってる袋のこと。
「脳下垂体前葉」から出される、「卵胞刺激ホルモン」によって、その中の1つが成熟すると、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」を分泌する。
脳下垂体前葉からの「黄体形成ホルモン」により排卵が誘発される。
排卵後の卵胞は「黄体」となり、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」を分泌する。
受精されなければ「白体」となり、退化・消滅する。
女性ホルモン・・・
卵胞ホルモン(エストロゲン):主なはたらきは以下のとおり。
子宮・卵巣・乳房の働きを活発にする。
自律神経のバランスを保つ。
皮膚や粘膜(眼・鼻・喉・膣など)のうるおいを保つ。
骨量を保持する。
血管をしなやかにして、動脈硬化を予防する。
子宮内膜を増殖させて、妊娠の準備を整える。
脳の血流を増やし、記憶・認知などの脳の働きを保つ。
コレステロールのバランスを整える。
など。
黄体ホルモン(プロゲステロン):女性の性周期、妊娠の成立や維持に関与するステロイドホルモン。主に卵巣の黄体から分泌されるが、胎盤・精巣・副腎皮質でも生成・分泌される。おもなはたらきは以下のとおり。
子宮腺(子宮内膜にならぶ腺のこと)の分泌を促進し、受精卵の着床と発育を容易にする。
乳腺の発達や体温上昇に関わる。
脂肪をエネルギーに変えるのを助ける。
血糖値のコントロールに役立つ
骨を形成し、骨粗鬆症を防ぐ
他のホルモン(性ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなど)のはたらきやバランスを調整する。
など。
卵管・・・
卵巣から子宮へ伸びる管で左右一対ある。
排卵された卵子は、卵管先端の開口部(「卵管采」という)から中に入り、子宮まで運ばれる途中の、卵管采から続く部分(「卵管膨大部」という)で通常「受精」が行われる。
子宮・・・
膀胱の後方、直腸の前に位置する器官。
子宮は「底部」、「体部」、「頸部」に分けられる。
上端を「子宮底」といいその外側に卵管などが出ている。
子宮の壁は「粘膜」、「筋層」、「漿膜」の3層からなり、とくに子宮の粘膜は「子宮内膜」とよばれる。
子宮内膜は、月経周期にしたがって増殖し、受精卵の着床の準備をする。
筋層は妊娠すると胎児を入れるために大きく広がり、分娩の際には胎児を産み出すために収縮する。
子宮表面部は漿膜である腹膜によって覆われている。
子宮の下端は「頸部」とよばれ、「膣」の上部に尽きだしている。
子宮内膜・・・
エストロゲンの作用により増殖し、プロゲステロンの作用により分泌液が増える。
受精せず着床されなければ、プロゲステロンが減り、増殖した子宮内膜は脱落し「月経」として血液とともに体外に排出される。
膣・・・
子宮頸部から続く扁平な管で、膣前庭に開口する。
膣内腔は酸性で「デーデルライン桿菌」という常在菌のはたらきにより、外部からの細菌や病原微生物の侵入を防いでいる。
膣前庭・・・
膣の開口部周辺のこと。
大前庭腺という外分泌腺が開き、性交がスムーズに行われるように粘液を分泌する。
おもな反射区部位
1大脳・3小脳・脳幹、4脳下垂体、34脾臓、36生殖腺、37下腹部、
50子宮・前立腺、51尿道(膣・陰茎) など。
※34脾臓は、体内の全血小板の3分の1を貯蔵し、必要に応じて放出するはたらきを行っているので、出血に関わる場合には大切な反射区となる。また脾臓や胃の機能は心と身体以外にも生殖に関わる影響もあると考えられている。
※プロゲステロンは副腎などからも分泌されるので、関係する臓器や器官の反射区も大切と考える視点が必要。
※生殖器系は自律神経やリンパ、ホルモンの影響もうけやすいので、おのおのに関係する反射区もすべて大切と考える視点が必要。
おもな適応症状
更年期障害・不妊症・卵巣嚢腫・生理不順・不正出血・月経過多・
おりもの・ホルモンバランスの失調・発育不全・不感症・子宮出血・
性不能・認知症・月経時の緊張・生理痛・腹痛・子宮内膜炎・
子宮筋腫・子宮下垂 など
《一口メモ》
【足もみ学】の今回のテーマは「女性」の「生殖器系」です。
女性の身体の仕組みがいかに繊細で複雑かを実感するこのごろです。女性ホルモンのはたらきも多岐にわたります。
足もみをおこなうことで、身体や心のリズムが乱れることなく快適なリズムを刻みながら毎日を過ごしていただきたいですね。