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公開日時:2026年9月21日23時35分

 

「生成AI需要を追い風に、半導体検査が利益の主役に躍り出た老舗」

 

今回取り上げるのは、大正期創業の老舗電子部品メーカーです。

長年の顔は自動車向け通信部品でした。

 

その会社の利益の中身が、ここ数年で大きく入れ替わりました。

牽引役は半導体の性能検査に使う検査用部品の事業です。

生成AI向け半導体の生産拡大を受け、この事業の直近四半期売上は前年同期比+70%以上、営業利益は前年同期の数倍規模に急拡大。

会社は今期計画を期初予想の公表から約3カ月で上方修正し、営業利益計画の大半をこの事業が稼ぐ構図です。

生産能力増強の大型投資も決定済みです。

 

来期の1株利益予想と適用倍率から導いた当社試算の目標株価は、現値からの上昇余地30%台半ばを見込みます。

来期利益の実現を待つのではなく、期中の四半期決算を通じて市場の評価軸が今期利益から来期利益へ移る局面を取りに行く戦略です。

前提が崩れたときのロスカットも明確に定め、ネガティブシナリオまで本文で解説します。

 

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公開日時:2026年9月18日19時16分

 

今日の日経平均は+1.4%の65,018円、TOPIXは-0.1%の4,091ポイント、グロース250指数は+2.5%の808ポイントでした。

日経平均は終値で約1週間ぶりに65,000円台を回復しています。

 

日銀は1.00%から1.25%への利上げを決めました。ここまでは織り込みどおりです。

ただ政策委員9人のうち2人が利上げに反対し、思ったほどタカ派ではなかった、という受け止めになりました。

円は一時157円60銭まで下落。植田総裁が会見で「政策の局面が変化した」と述べたところで156円台半ばまで戻しましたが、買いは続かず、157円台半ばでの引けです。

 

株はこの円安を素直に好感しました。

寄り付きは64,681円と小高い程度で、前場は会合待ちで動かず。結果が出た後場に上げ幅を広げて、高値は65,436円まであります。

債券は新発10年債利回りが2bp低下の2.970%、一方で40年債は1.5bp上昇の4.13%と、超長期だけが売られました。

 

買われたのは半導体です。前夜の米国でSOXが+3.1%、AMD+6.4%、マイクロン+5.5%と強かった流れを引き継ぎました。

キオクシアが+9.4%で高値引け。+1.8%で寄ったあと、そこからさらに+7.4%上げた計算になります。

レーザーテック+8.7%、KOKUSAI ELECTRIC+7.2%、アドバンテスト+6.0%、イビデン+5.8%、村田製作所+4.5%、ルネサスエレクトロニクス+4.5%、太陽誘電+4.2%、東京エレクトロン+4.2%、古河電気工業+3.7%、ディスコ+3.6%。村田と太陽誘電も高値引けです。

業種別は非鉄金属+2.3%が1位、電気機器+2.0%が2位。三井金属+7.3%、JX金属+2.1%と、素材の川上まで広がりました。

 

逆に売られたのは、利上げを先に織り込んで買われてきたところです。

銀行業-0.5%、保険業-1.1%、卸売業-1.4%で、三菱UFJ-0.9%、三井住友-0.7%、みずほ-0.6%、東京海上-1.2%、MS&AD-0.8%、伊藤忠商事-2.7%。連休前の利益確定という面もあると思います。

ほかに電気・ガス業-2.2%、石油・石炭製品-1.9%、海運業-1.7%、不動産業-1.5%と下げた業種のほうがずっと多く、TOPIX構成銘柄は約6割が下落しました。

 

中小型は今日も賑わいました。

午前中、大型株が会合待ちで動きづらかったところで買われ、後場はそれなり、という流れでしたが、上げ幅としては十分です。

 

パワーエックス+13.6%はENEOSが新設する系統用蓄電所向けの受注を材料視。フィーチャ+15.9%、ジーエヌアイグループ+8.6%、アストロスケールホールディングス+7.9%、オンコリスバイオファーマ+7.5%、データセクション+7.2%、QDレーザ+6.3%、Terra Droneも+3.8%と続伸です。

Synspectiveは+9.4%。三菱重工業とH3ロケットによる小型SAR衛星の打ち上げサービス契約を結びました。

 

売買代金の上位に主力と材料株が大きな上昇率で並ぶ、というのが一番いい形ですから、雰囲気は良かったと思います。

 

今日上場した3社は、対IPO価格比+81.9%、+40.3%、+2.2%と、2社は大幅高。

3社とも初値割れでの引けでしたが、このプラスであればいいでしょう。

 

日経平均、グロース250指数の今日の上昇をどう読むか、少しだけ迷っています。

ハト派を好感したグロース株の上昇で、これは続くとみたいところです。ただ円安の進み方を見ていると、次の利上げも遠くないというメッセージを聞きたかった投機筋、つまり円高・株安に賭けていた向きの巻き戻しだけ、という可能性も残ります。

素直に上方向で乗るつもりですが、少しだけ注意はしておきたいですね。

 

来週はシルバーウィークで市場は木曜日スタートです。

大型も中小型も、連休明けからは上方向で勝負できそうだと考えています。中東で何も起きなければ、ですが。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

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公開日時:2026年9月17日19時21分

 

今日の日経平均は+0.3%の64,136円、TOPIXは+0.8%の4,094ポイントで、ともに2営業日続伸です。

 

米FOMCは無事通過しました。

安心感から寄り付きは64,643円と前日比+1.1%の高いスタートでしたが、そこからは売られたり買われたりの神経質な展開でしたね。

日中には63,824円と、マイナス圏に沈む場面もありました。

 

日経よりTOPIXが高いことからわかるとおり、買われたのはAI・半導体ではありません。

海運+3.1%、鉄鋼+2.3%といったグローバル景気敏感、医薬品+2.6%、食料品+1.7%のディフェンシブ、保険+2.1%、不動産+1.9%、建設+1.8%の内需どころです。

 

商船三井+4.0%、日本製鉄+2.9%、中外製薬+3.7%、東京海上+2.4%、三井不動産+2.1%。三菱UFJ銀行が防衛産業への融資方針を転換したことで、三菱重工+4.0%、IHI+2.3%と防衛も買われました。

ゲーム株も強く、任天堂+4.3%。その他製品は+2.9%で業種別の2位でした。

東証プライムは値上がり銘柄が83%です。

 

一方、明日の日銀を前にAI・半導体には売りが膨らみました。

太陽誘電-3.9%、KOKUSAI ELECTRIC-2.7%、村田製作所-2.6%、イビデン-2.5%。いずれも高く寄ったあと下げに転じていて、寄り天気味の形です。

売買代金トップのキオクシアも、+2.0%で寄ったあと-1.8%引けでした。

 

弱かったもう一方は、昨日の主役だった資源です。

原油安でINPEX-3.2%などが売られて鉱業-3.1%、非鉄金属も-1.1%。昨日は鉱業+3.2%、非鉄金属+1.9%と業種別の上位でしたから、そのまま反落した形でした。

個別では三井金属-6.7%、JX金属-4.2%です。

 

東証プライムの売買代金は7.2兆円(うちキオクシア1.3兆円)で前日比+6.7%。

少しは増えましたが、まあまだ打診買いといった域だと思います。

 

グロース250指数は+2.3%の789ポイント。

ただこれは特に理由もなく、昨日売られたから今日買われた、ぐらいのところですね。

 

東証グロース市場の売買代金は2,300億円ほどと昨日から減っているのですが、中身はよかったです。

オンコリスバイオファーマ+8.6%、ジーエヌアイグループ+5.7%、MTG+5.1%、freee+3.6%と主力が動き、テーマ株もTerra Drone+10.1%、ZenmuTech+6.9%、FFRIセキュリティ+4.7%と広がりました。

 

スタンダード市場でも豊和工業+12.8%、名村造船所+8.5%と、市場をまたいで物色されています。

 

全体の雰囲気としては非常にいい感じでしたね。

ただ直近のIPOは弱く、オーディオストックは-20.5%の安値引け。今日上場のSkyfallも初値1,760円に対して終値1,523円でした。

 

明日はお昼ごろに日銀の結果が出ます。

1.25%への利上げはスワップ市場でほぼ完全に織り込まれていますので、焦点は植田総裁の会見のほうです。

債券は超長期が買われ、40年債利回りは一時7bp低下しました。日銀がインフレ抑制に踏み込むという読みですね。

 

その後、後場に関してはシルバーウィーク前のポジション整理がメインとみており、大きな動きはないと考えています。

ただし今晩の米国株次第では上下どちらにも大きく動きますので、そこは要注意です。


 

 

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公開日時:2026年9月16日18時06分

 

今日の日経平均は+0.7%の63,923円、TOPIXも+0.6%の4,061ポイントで、日経は4営業日ぶりの反発です。

 

明日未明に米FOMCを控えて、本来なら動きにくい場面です。

ただ利上げそのものは9割方織り込まれていて、妙な安心感が出たという感じですね。

債券もむしろ買われました。長期金利は節目の3%を下回る2.995%まで低下。米長期金利が時間外で下げたところに、日銀の国債買い入れオペで中長期ゾーンの需要が確認できたことが効いています。

 

もっとも、中身は「安心感」というより「動けない」です。

東証プライムの売買代金は6.7兆円(うちキオクシア1.4兆円)で前日比-9.8%。キオクシア以外の実質の商いはかなり細っています。

日経平均が高値引けになったのも、薄商いのなかで後場に買い戻しが入った結果、という側面が大きいと思います。

 

半導体関連銘柄は前場に売られたあと、後場にかけて買い戻しが入っています。

前夜のSOXが前日の-5.9%から+0.4%と下げ止まっていたところへ、韓国のSKハイニックスと米インテルが米国でのメモリー生産を協議している、との報道が効きました。

KOKUSAI ELECTRIC +3.5%、村田製作所 +3.2%、東京エレクトロン +2.1%、アドバンテスト +1.8%と、いずれも高値圏での引けです。

 

ただ、キオクシアは-1.9%と蚊帳の外でした。

ディスコ -0.8%、イビデン -0.9%と後工程の一角も小幅安で、半導体がまるごと買われたわけではありません。あくまで前場に売られたぶんの戻し、という範囲だと思います。

 

原油高のほうは素直でした。

石油・石炭製品が+4.6%、鉱業が+3.2%で業種別の上位を占め、ENEOS +5.0%、出光興産 +4.3%、石油資源開発 +4.3%、INPEX +3.2%。

中東の混乱を受けて海運も+1.9%、三井物産も+2.1%と商社に波及しました。

 

一方で堅調だった銀行は引け際に売られ、三菱UFJ・三井住友・みずほはそろって安値圏引けです。

 

グロース250指数は-2.3%の771ポイント。物色は大型に寄り、新興株は総崩れでした。

東証グロース市場は値上がり銘柄が35%しかなく、東証プライム市場の68%とは対照的でした。

 

個別に悪材料が出たわけではないのに、主力どころのパワーエックス -13.1%、オンコリスバイオファーマ -9.2%、Terra Drone -9.0%、GO -8.3%、トライアルホールディングス -6.6%、MTG -6.0%と軒並み下げました。

 

資源・素材・重厚長大が買われて、新興のグロースが売られる。

今日はそうした日でしたね。

 

明日未明にFOMC、18日には日銀の結果が出ます。

利上げそのものはどちらも織り込み済みですから、焦点は「その先のペース」に移ります。

 

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公開日時:2026年9月15日19時24分

 

本日の日本株は、日経平均が-0.0%の63,484円で小幅に3営業日続落、TOPIXは-0.5%の4,037ポイントで反落、グロース250指数は+0.5%の789ポイントで続伸しました。

指数は動いていませんが、中身は昨日とまるごと入れ替わりましたね。

 

昨夜の米国は、S&P500が-0.5%、NASDAQが-0.6%とほぼ無傷なのに、SOXだけが-5.9%。AI開発の減速論が半導体を単独で叩き落とす形でした。

ところが今日の東京は、安く寄ったところから買い戻しが入りました。減速論にトランプ大統領と業界が対立していると伝わったこと、アンソロピックがまだ年内の株式公開を目指していると一部で報じられていることが支えです。

 

昨日のつぶやきで「またAI関連に戻ってくるとみています」と書きましたが、1日で戻ってきましたね。

 

もっとも戻り切ってはいません。日経平均は一時+1.0%の64,101円まで買われる場面があった一方、安値は-0.7%の63,067円。値幅は1,033円ありました。

失速と重なったのが金利です。新発10年債利回りは4.5bp上昇の3.03%、米10年債もアジア時間に再び5%台に乗せ、円は154円88銭まで下落しました。

 

20年国債入札が「若干弱めだが想定の範囲内」だったところに、政府が防衛費の対GDP比を3.5%へ引き上げる検討に入ったという報道が重なり、午後に金利の上昇基調が強まった形です。

 

業種別のトップは情報・通信業+2.1%、次いで医薬品+1.1%。

キオクシアが-1.3%で寄ってから+2.3%、東京エレクトロンが-3.3%で寄ってから-0.5%まで戻し、太陽誘電+5.5%、村田製作所+3.2%、レーザーテック+3.2%、KOKUSAI ELECTRIC+2.8%。ソフトバンクグループは昨日の-10.7%から+7.5%です。

 

ただし米コーニング-13.7%、コヒレント-12.7%と光デバイスは総崩れ。東京でも古河電気工業が-3.3%、半導体のアドバンテストも-3.0%と戻り切っていません。

 

逆に売られたのは、昨日の主役だった金融でした。銀行業-1.8%、証券・商品先物取引業-1.6%、保険業-1.5%、加えて卸売業-1.4%、不動産業-1.4%。

米銀行株安と、日銀会合を前にした利益確定が重なったという見方です。昨日は保険業+2.5%、銀行業+1.5%が相場を支えていたので、きれいに裏返りましたね。

 

半導体以外で動いたのは防衛です。防衛費の報道を受けて川崎重工業+0.9%、IHI+1.8%。中小型では細谷火工+10.7%、石川製作所+6.8%、豊和工業+5.6%です。

米国でセキュリティ株が急騰した流れも意識され、グローバルセキュリティエキスパート+7.6%、サイバーセキュリティクラウド+5.3%。

 

中小型は主力どころが買われました。グロース市場の売買代金は2,427億円と前日比+14.3%。パワーエックス+5.9%、GO+5.7%、TENTIAL+9.0%で、GOはWaymoと自動運転タクシーの商用化で提携です。

リンカーズはSBIホールディングスとの資本業務提携でストップ高の+30.7%。反対にTerra Droneは中間期の赤字拡大と合弁設立準備の中止で-6.5%でした。

 

FOMCは15・16日の開催で、結果が出るのは17日の未明です。続いて17日・18日が日銀で、政策金利1.00%から1.25%への引き上げを市場は8〜9割織り込んでいます。

 

中銀ウィークで、今日も積極的な買いは手控えられた印象ですね。金利はまだ落ち着いていませんし、防衛費の財源という新しい売り材料も出てきました。

 

まずは17日未明のFOMCの結果を待ちましょう。

 

 

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