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公開日時:2026年9月14日23時11分

 

受注を積む力から、投資を回収する力へ。

 

海上輸送を支える動力機器メーカーを取り上げます。

製品を納めた後も、交換部品やメンテナンスを通じて顧客との取引が長く続きます。

新しい製品の販売が、そのまま将来のサービス収入の母数を増やしていく事業です。

 

足元では機器本体とメンテナンスの双方が伸び、会社は業績予想と配当予想を引き上げました。

生産能力の拡張も一段落し、受注の増加を実際の出荷につなげる局面に入っています。

 

そして今、この会社の評価を変えつつあるのは国の政策です。

造船は国の戦略分野に位置づけられ、建造量の倍増が掲げられました。

同社は大型外航船の補機で高いシェアを持ち、建造量の拡大は事業機会の拡大につながります。

関連銘柄として注目される可能性がある局面です。

 

長らくこの会社の株価純資産倍率は1倍を割り、資本コストを満たさない評価に置かれてきました。

その評価がすでに切り上がっている点は、期待が先に動いたことの裏返しでもあります。

 

本稿は買い推奨です。

目標株価は現値から相応の上昇余地を見込む水準に置きますが、その根拠となる予想EPS、適用する株価収益率の水準、計算式と前提はすべて有料本文で説明します。

あわせて、撤退の価格基準と、論拠が効いていない場合の見極め方も示します。

 

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どんな会社?/現況とテーマ/足元の業績と成長性/中長期の方向性/カタリスト(ポジネガ)/投資判断と目標株価

 

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公開日時:2026年9月14日18時33分

 

日経平均は続落、-0.8%の63,492円で終えました。一時1,285円安まで売られましたが、安値62,726円からは戻して引けています。

一方でTOPIXは+0.7%の4,058ポイント。指数によって方向が真っ二つに割れた一日でしたね。

 

先週金曜日、米8月CPIはやや強めでしたが、FOMCでの利上げ確率が9割近くまで織り込まれたことで不透明感がむしろ減り、金利が落ち着いて米株は上昇。日経225先物(OSE)も、金曜の現物終値を約500円上回る64,510円で週末を迎えました。

それをひっくり返したのが、米AI企業トップの発言です。アンソロピックのアモデイCEOが12日に最先端AIの開発ペースを落とすべきだと訴え、OpenAIのアルトマンCEOもこれに同意すると表明しました。

半導体から冷却まで、AI関連の設備投資が鈍るのではないかという警戒が一気に広がった形です。

 

加えてOpenAIが年内の新規株式公開を見送ると明らかにし、出資元のソフトバンクグループが-10.7%と急落。

中東情勢の悪化でブレント原油が一時108ドル台に乗ったことも、インフレ懸念からグロース株には逆風でした。キオクシア-6.4%、太陽誘電-5.4%、古河電気工業-3.4%、フジクラ-3.0%、アドバンテスト-2.0%とAI・半導体と電線が特に売られました。

もっとも、寄り付きが安値圏な銘柄が多く、買い戻しの動きもありました。例えばイビデンは-10.0%で寄ってから+8.7%戻し、-2.1%とほぼ高値圏で引けました。

 

日本株そのものの需給は崩れていません。東証プライムは値上がり1,218に対し値下がり308で、8割近くが上昇しています。

売られたのは値がさのAI・半導体が中心、という構図でした。

 

買われたのは内需・ディフェンシブと金融です。業種別ではサービス業+4.1%、保険業+2.5%、陸運業+1.7%、銀行業+1.5%、小売業+1.2%。

リクルートホールディングス+6.4%、富士通+7.4%、日本電気+6.9%、ソニーグループ+4.3%、東京海上ホールディングス+2.9%。原油高で三井物産+2.1%、伊藤忠商事+2.0%と商社もしっかりでした。

 

テーマ物色では防衛が日本製鋼所+4.0%、日本アビオニクス+3.5%と買われた半面、豊和工業-17.6%、石川製作所-6.7%、細谷火工-4.7%は売られ、はっきり選別が入りました。造船は名村造船所+3.7%、ジャパンエンジン+4.3%と上げました。

 

中小型株では、グロース250指数は+2.3%となり、売買代金的には大きな盛り上がりこそないものの、オンコリスバイオファーマ+7.3%、パワーエックス+5.7%、タイミー+6.2%と主力は堅調でした。

今日の主役は原発関連で、対米投融資の第3弾に次世代原発が有力と伝わり、日本ギア工業が+24.7%のストップ高。岡野バルブ製造+18.1%、東京衡機+15.2%、TVE+15.2%も一時ストップ高まで買われました。

 

他にもネットセキュリティ(FFRIセキュリティ+9.8%、グローバルセキュリティエキスパート+13.5%)、ソフトウェア(Sansan+7.6%、マネーフォワード+7.1%、野村総合研究所+6.2%、ノースサンド+5.1%)、フィジカルAI(ヒーハイスト+7.0%、菊池製作所+13.1%)、不動産テック(クリアル+3.1%、SREホールディングス+2.3%)、バイオ(スリー・ディー・マトリックス+7.7%、Heartseed+7.5%)と、幅広く買われています。

 

明日からが中銀ウィークの本番です。FOMCは15・16日、日銀は17・18日で、日銀の利上げはほぼ完全に織り込まれています。

AI関連への警戒はしばらく残りそうですが、資金が相場から消えたわけではなく内需・バリューに移っているだけ、という読み方もできますね。市場でも、AI開発の減速が設備投資計画に直ちに響くとは考えにくいという指摘が出ています。そしてまたAI関連に戻ってくるとみています。

 

まずは明日どういう展開になるか、楽しみですね。

 

 

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公開日時:2026年9月14日0時18分

 

【総評】

投資主体別売買動向・現物先物合算(9月第1週、8/31~9/4)

現物と先物を合算した投資主体別の売買は、海外が3週ぶりの買い越し(+5,300億円)、個人は2週連続の売り越し(-400億円)。

同週の日経平均は軟調。ジャクソンホール会議を通過し米金利が上昇したことを受けて売りが優勢となるなか、海外は現物(+6,900億円)を中心に買い越し。個人が小幅に売り越し。

 

信託銀が大幅売り越し(-4,700億円)となり、売り主体筆頭となった。

その他の売却も観測されており、GPIFの日本株調整売りは5千億円前後になったであろう。

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公開日時:2026年9月11日18時02分

 

本日の日本株は、日経平均-1.9%の64,011円、TOPIX-0.6%の4,028ポイントと大幅反落しました。

グロース250指数も-1.8%の767ポイントです。

 

米政権が米金利を抑えられないどころか、給付金のバラマキで金利上昇に拍車をかけている。ちょうどそのタイミングで、中東情勢の緊迫が進みました。

北海ブレント原油は一時109ドルを突破。米国では生産者物価指数の大幅上昇も重なり、30年債利回りが2007年以来の高水準、2年債は2024年以来の4.5%超、10年債は5%に迫っています。

昨夜のフィラデルフィア半導体株指数は-2.7%。マイクロン-4.9%、AMD-3.4%と半導体が総崩れで、オラクルも-5.4%と売られました。

 


これが円金利にも飛び火して、新発10年債利回りは午後3時時点で+7.0bpの2.980%、ザラバでは約1週間半ぶりに3%を付けました。20年債3.805%、30年債4.045%です。

原油高が起点のコストプッシュ型、いわゆる「悪い金利上昇」なので、バリュエーションの重い半導体・AI関連が主導する日本株安という形になりました。

 

日経平均は午前に一時63,208円、前日比2,062円安と3%を超えて下げる場面がありました。

ただ今日はメジャーSQで、SQ値は63,039円。安値がSQ値に届かず、幻のSQです。

それもあってか後場は戻して、終値は64,011円。戻しきれてはいませんが、日本株の買いはしっかりあるということで、ここは素直に良かったと思います。

悪いところを探せば、セリングクライマックスが起きずアク抜けがなかなか来ない、ということにはなりますが。

 

東証プライム市場の売買代金は8兆7,127億円と前日比+4.0%。値上がり509銘柄に対し値下がり982銘柄で、TOPIX構成銘柄の約6割が下落しました。

日経平均-1.9%に対してTOPIXが-0.6%で済んだのは、午後に自動車や銀行、商社がプラスへ転じたからです。

 

下げの中心はやはり半導体で、KOKUSAI ELECTRIC-7.5%、キオクシアホールディングス-7.0%、アドバンテスト-6.5%、イビデン-5.4%、レーザーテック-4.8%。

業種別でも電気機器-2.0%でした。もっとも東京エレクトロンは高値引けの-2.6%、ディスコも-3.0%と、寄り付きから戻して引けたものは多いです。

 

非鉄金属-3.5%は、昨日の-3.6%に続いて2日連続の総崩れ。日鉄鉱業-8.6%、住友金属鉱山-6.9%、三井金属-5.9%と、9日に銅の最高値更新で5〜6%上げた3社が、もう8日の水準を下回っています。

レゾナック・ホールディングス-10.7%は、国内証券が目標株価を引き下げたことが嫌気されました。

 

受け皿になったのは、金利上昇と円高一服の組み合わせです。

保険業+2.3%で第一生命ホールディングス+2.7%、輸送用機器+1.1%でトヨタ自動車+1.2%、鉱業+0.9%でINPEX+1.4%。海運業も+1.3%でした。

 

中小型も売りはかさみましたが、東証グロース市場の売買代金は2,554億円で前日比+17.9%。売り一辺倒という感じではなく、買いも入っていました。

ただ今日は個別銘柄プレーの難易度が少し上がりましたね。

 

自動運転は、今日もここなんだなーという4銘柄のうち、ヴィッツ、フィーチャ、モルフォの3つが大幅高のあと大きく売られています。

ヴィッツは一時ストップ高から+2.1%まで押し戻され、フィーチャ-16.6%、モルフォ-13.5%。アイサンテクノロジーだけが+9.2%で、ダイナミックマッププラットフォーム-12.3%とティアフォー-5.2%はいいところなしでした。

 

代わりに物色が移ったのが防衛です。

ドローンで最近注目の豊和工業がストップ高の+21.3%。ドローンではありませんが、防衛つながりで石川製作所+11.5%、細谷火工+9.9%がつれ高しました。

 

東証グロースの主力では、Terra Drone+9.1%、パワーエックス+3.4%が買われたのは良かったところ。

一方で決算を受けたタイミーが-16.6%、そのほかGO-4.2%、MTG-3.8%も下げています。

 

きつい状況はまだ続きそうです。

今晩の米8月CPI、そして週末の中東情勢を含めて、金融市場にとってのいいニュース待ちという展開。来週はFOMCと日銀の金融政策決定会合も控えています。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

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公開日時:2026年9月10日18時54分

 

本日の日本株は、日経平均+0.2%の65,270円、TOPIX+0.2%の4,054ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発しました。

一方でグロース250指数は-0.2%の782ポイントと、逆に小幅安です。

 

注目していた米財務省の国債買い戻しの規模拡大ですが、昨夜ふたを開けてみれば60億ドル。

ベッセント米財務長官が事前に期待値を上げすぎていたぶん失望も大きく、米長期金利が上昇し、S&P500-0.5%、ナスダック-0.6%と米株が下げました。

北海ブレント原油が101ドル台と7月以来の高値を付けたことも重しでした。


日本株もその流れを引き継いで下げてスタートし、日経平均は午前に一時64,186円、前日比956円安まで売られる場面がありましたが、後場はじりじりと戻し、結局は高値引け。

積極的な買いがそれほどあるわけではないのですが、売りもまたアグレッシブなものは出ずという感じでした。

この状況の悪さでよくプラス圏まで戻してきたものだと、しぶとさは感じる展開でした。


しかし、東証プライム市場では値上がり723銘柄に対して値下がり782銘柄と、上がった銘柄の方が少なく、東証スタンダード市場に至っては値上がり比率36%と中身は悪い。

指数を支えたのは大型で、TOPIXコア30は+0.5%。個別銘柄プレーヤーにはつらい一日でしたね。

 

今日いちばんの主役は、金利上昇で買われた金融でした。

業種別で証券・商品先物取引業+2.4%、銀行業+2.0%、保険業+1.2%。三菱UFJフィナンシャル・グループ+1.7%、三井住友フィナンシャルグループ+1.5%といった大手だけでなく、四国銀行+8.1%、山形銀行+6.7%、秋田銀行+5.0%と地方銀行に派手な動きが出ました。

 

半導体関連はまちまちといったところです。

キオクシアホールディングス+1.9%、アドバンテスト+3.3%、村田製作所+5.6%、太陽誘電+4.8%が戻した一方、東京エレクトロン-1.7%、イビデン-3.5%、ディスコは横ばい。

昨日主役だった電線は反動で、フジクラ-5.2%、住友電気工業-3.6%、古河電気工業-2.5%と揃って下げました。

大きいところがそろって売られる感じで、ここも個別でやるにはつらいところです。

 

この傾向は電線だけではありません。

防衛、造船といった個人投資家がやり易いテーマのところが下げた感じで、IHI-4.9%、日本製鋼所-6.5%、東京計器-5.9%、三菱重工業-2.4%。造船も名村造船所-4.6%、ジャパンエンジンコーポレーション-4.6%、三井E&S-5.4%です。

業種別では非鉄金属-3.6%、その他製品-2.8%、建設業-2.3%が下位で、清水建設と大成建設がそろって-5.6%でした。

 

グロース250指数も-0.2%と、そうした銘柄ほど売られる流れのあおりをもろに受けています。

東証グロース市場の売買代金は2,166億円と前日比-10.1%で、どんどん細ってきています。

 

自動運転はまだ元気で、フィーチャがストップ高の+28.8%、ヴィッツもパナソニック コネクトとの協業強化を発表してストップ高の+24.2%、ダイナミックマッププラットフォーム+14.4%と二けた%上昇となりました。

ただ先導株のティアフォーは-1.1%、前日に一時ストップ高まで買われたアイサンテクノロジーは-8.1%と、中身は入れ替わっています。

 

あとはTerra Drone+2.3%、オンコリスバイオファーマ+2.8%、フリー+2.9%がプラス。

パワーエックス-3.2%、GO-2.9%、オンコセラピー・サイエンス-4.3%、アストロスケールホールディングス-3.1%がマイナスと、顔ぶれはまちまちでした。

 

本質的にはグローバル金融市場の不安定さ、主に金利上昇ですが、これによって日本株も売り圧力を免れ得ない状況は続きそうです。

個別銘柄のデイトレは何とかできそうですが、全体的なトレンドが出ず、腰の入ったプレーが難しいですね。

 

明日メジャーSQを超えて、なんとか日本株だけでも独歩高を期待したいところです。

とはいえ明日夜の米8月CPI次第ではあります。

 

 

 

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