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公開日時:2026年8月1日23時58分

 

評価軸が「赤字でシェアを買いに行く先行投資企業」から「利益を刈り取る移動プラットフォーム」へ切り替わる転換点

 

長らく「赤字を垂れ流しながらシェアを買いに行く会社」と見られてきた領域があります。

移動需要と供給をアプリでつなぐ、マッチング型のプラットフォームです。

 

その見方は、もう過去のものです。

広告投資が一巡し、利用単価の適正化が浸透した結果、売上の伸びを大きく上回るスピードで利益が積み上がる局面に入りました。

直近の実績決算では、本業の儲けを示す営業利益が前期比2.5倍超に拡大しています。

 

進行期の会社計画も強気で、80%を超える営業増益、売上高営業利益率は17%台から26%台へと一年で約10ポイント上昇する想定です。

 

ただし最終利益の伸び率だけを見るのは危険です。

直近期の純利益には税務上の一過性要因が含まれるため、本稿は営業利益と主要KPIを軸に評価します。

 

そのうえで申し上げれば、現在の株価は進行期の会社計画利益に対して20倍台前半のPERにとどまり、無借金かつ潤沢な手元資金を差し引いた実質ベースでは20倍を割り込む水準です。

年率30%を超える利益成長を続ける企業の値付けとして、これは明らかに保守的です。

 

株価は中期で+38.0%のアップサイドを見込みます。

 

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公開日時:2026年7月31日21時36分

 

本日の日本株は、日経平均+4.0%、TOPIX+1.3%、グロース250+2.8%と大幅に続伸しました。

 

「なんで今日なのか」は事前には分からないもので、今週のイベントラッシュをすべてこなして、半導体株のラリーは来週からかなと思っていましたが、それが昨夕、米国時間から始まってしまいました。

 

イベント通過(日銀金融政策決定会合はノーイベント扱い)に加え、韓国株市場でレバレッジ解消がほぼ終わったという観測、米半導体株の急落で窮地に陥っていたヘッジファンドの救済、そして日米が足並みを揃える形(NY連銀はレートチェックを実施)でのドル売り円買い介入が加わり、半導体ラリーを加速させました。

 

半導体・データセンター・AI関連でストップ高が相次ぎ、キオクシア+17.7%、村田製作所+15.6%、太陽誘電+17.2%、イビデン+22.0%、パナソニックホールディングス+19.5%は引け一本値。

ソフトバンクグループ+13.8%とアドバンテスト+16.3%は一時ストップ高です。

 

ただ、9時半まででほぼ織り込みは終わり、日経平均は10時過ぎに+5.7%まであって、そこからはやや膠着と利食い売り優勢でした。

本日売買代金トップの東京エレクトロンがその象徴で、上期予想の引き上げを受けて+13.4%で寄り付き、見事な寄り天でそこがほぼ高値、引けは+6.2%でした。

 

全体としての物色は、こういう時はいつものことではありますが、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄比率は39%/59%と、値下がり銘柄が半数を超え、半導体に資金が集まった裏で、内需とディフェンシブが原資として売られた形でしたね。

非常にいびつな形での上昇でした。

 

グロース250指数は、日経平均には及ばないものの、TOPIXの上昇率は上回りました。

中小型株ではリスクオンが素直に効きました。グロース市場の売買代金も前日比+26%と増えていますし、値上がり62%に対し値下がり29%と、物色が広がっていました。

 

個別ではフェローテックホールディングス+15.9%、日本電子材料+19.6%、QDレーザ+18.1%、ニッポン高度紙工業+17.5%、AIメカテック+17.1%、データセクション+13.8%。

宇宙関連もQPSホールディングス+10.7%、Synspective+8.6%としっかりでした。

 

こちらも雰囲気次第ではあるのですが、値動きは着実に良くなってきていると思います。

 

全体として上昇にもうひと伸びが無かったのは、今晩の米株市場を見たいというところと、そして引け後のキオクシアの決算待ちというのもありました。

 

キオクシアは本日ストップ高だったわけですが、出てきた数字はコンセンサスを下回りました。

PTSでは一時-13%まで下げ、+6%まで上昇したあと、今はほぼフラット。

1対3の株式分割と上限8,000億円の自社株買いも同時に出ていますし、決算の数字自体はコンサバなだけのような気もしますので、私は上方向で見ています。

何しろ雰囲気に左右される株であり、米韓のハイテク株の動向次第でもありますので、予断を持たず、来週月曜日にまた判断しようと思います。

 

今週もお疲れさまでした。

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公開日時:2026年7月30日18時46分

 

本日の日本株は、日経平均+0.7%、TOPIXは-0.5%と、昨日とは逆にねじれた結果になりました。

 

米FOMCが利上げ無しで通過し、SKハイニックスの決算も良かったことでKOSPIが上昇もありで、朝は期待していた半導体銘柄主導の上昇がみられました。

しかしまたしてもKOSPIというか10時半ぐらいからが怪しくなり始め、大きく上昇していたところから一気にマイナス圏へ転落し、日経平均もこれにつられる形で、上げ幅を縮めての終了となりました。

大変残念です。

 

米FOMCは政策金利を据え置いたものの、3人が利上げを主張して反対票を投じており、これを受けて米長期金利は上昇しています。

日本側も高市首相が食料品の消費税率を1%へ引き下げる意向を表明したことで財政拡張への警戒が意識され、長期金利が上昇しました(新発10年債利回りは一時2.805%まで上昇)。

加えて中東情勢も収まらず原油(Brent)が+7.9%高の90ドル台まで急伸、円も163円台半ばまで軟化と、マクロ環境は全方位逆風という状況です。

好需給での上げには、どうしても限界があったということだと思います。

 

マクロの悪材料の織り込みはある程度進んでいるとみています。

まだKOSPI次第というところは残りますが、あすの日銀金融政策決定会合、引け後のキオクシア決算を経て、上への期待は高まってくるところですね。

雰囲気が良いうちに、なんらかの外部環境の好転で勢いをつけての上昇が望まれます。

 

ファクター・個別を見ると、今日はTOPIXグロース+0.5%・TOPIXバリュー-1.5%とグロース優位がはっきりし、ここまでの流れが反転しました。

ただ、キオクシアの売買代金は少し増加で3.7兆円ながら、東証プライム市場全体の売買代金は12.7兆円と、前日からやや減少しています。

大きく盛り上がったとは言い難く、今日のところはグロース株・半導体関連の売られ過ぎが少し買い戻された程度、というのが実感に近いところです。

グロース株に主役が戻ったとまでは言い難く、個別銘柄でどれを買うべきかという判断は、来週まで、遅ければ決算発表シーズン後まで持ち越しということになりそうです。

 

キオクシア小話

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公開日時:2026年7月29日19時21分

 

本日の日本株は、日経平均-1.5%、TOPIXは+0.3%とねじれた展開でした。

 

昨夜の米国市場は、ダウ+1.0%、S&P500+0.2%と底堅く推移しましたが、SOX(フィラデルフィア半導体指数)は-4.5%と4営業日続落しました。

中国国有企業による国産液浸DUV露光装置の量産開始報道が、装置株への売りを強めました。

 

また、本日の韓国株市場でも、SKハイニックスの決算は内容自体悪くはなかったものの、市場予想にはやや届かず、KOSPIやサムスン電子とともに急落。

KOSPIは一時13%安、サーキットブレーカーが史上初めて2営業日連続で発動されました。


日本の半導体・データセンター・AI関連株も連日の大幅安で、正直きつい値動きでした。

キオクシアHDは-13.8%で引けは38,380円と、とうとう4万円割れ。ただ売買代金は3.6兆円まで膨らみ、これもあって東証プライム市場売買代金も13.2兆円(前日比+43%)と大きく増加しました。

 

ストップ安が続発したわけではないのでセリングクライマックスの条件にはやや欠けるものの、そうした売買代金増加、今日のキオクシアや日経平均の値動きそのもの、引け後に発表されたアドバンテストの決算は通期上方修正・市場予想も上回る好内容でPTSは+11%高、TOPIXコア30指数は+0.6%とTOPIX自体を上回りいよいよ海外機関投資家の買いが入ってきた感がありと、反騰の準備は整いつつあります。

 

ただ今週はまだFOMCや日銀会合、サムスン電子の決算などイベントが残っています。

いきなりリスクオンで買いとはならなそうですが、イベントをこなしていくごとに、上昇へ向かっていくことを期待しています。

 

セクター・テーマではバリュー、ゲーム・エンタメ、ディフェンシブ、インバウンド、ソフトウェアが強い一日でした。

中でもトヨタ自動車+7.2%に代表される自動車株の買いが目立ちました。輸送用機器指数は+5.8%とTOPIXセクターでトップでした。

キーエンスは前日引け後の1Q決算(営業利益+45%増で市場予想を大きく上振れ)を受けて+9.4%。任天堂+4.3%、カプコン+19.8%、ソニーグループ+4.0%、リクルートHD+4.0%と超大型株も上昇しました。

 

グロース250指数は-1.5%と、中小型株は日経平均のリスクオフに引きずられて全般安でした。

 

ただ本日上場したアイ・グリッド・ソリューションズ、ビーエイブルは前評判がそれほど高くなかったにもかかわらず、IPO価格比+7.8%、+88.0%で引けました。

明日以降、他の中小型銘柄にも買いが波及してくることを期待したいところです。

 

決算発表シーズンの本格化に加え、明日30日は米FOMCと日銀会合という大きなイベントを控えています。

利上げ無しが圧倒的コンセンサスだったところから、今は利上げ予想が3割を超えている明日午前3時の米FOMCを、利上げ無しで超えられるかが注目されます。


 

 

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公開日時:2026年7月28日18時46分

 

本日の日本株は、日経平均-4.0%、TOPIX-2.5%、グロース250指数-2.6%と大きく崩れました。

 

昨夜の米SOX指数が-2.2%と下げ、日経先物も下げていましたので、ある程度下がるのはしょうがないところでしたが、日本時間に入ってそこから更に下げ足を強めたのは、少し驚きでした。

指数先物の売りに加え、現物の売りも重なって下げが加速した印象です。

後場の寄り付きやその後の値動きを見ていると、信用買いポジションのあきらめ売りや、追証を意識した売りも相当あったのだろうと思います。

 

ただそれでも、キオクシア-18.3%(ストップ安)の売買代金が減っている(本日1.8兆円。大きい金額だがかつての3兆円とかではない)からでもありますが、東証プライム市場全体の売買代金は9.2兆円にとどまり、セリングクライマックスというほどの商いではなく、あく抜け感は出ませんでした。

前場で売り切った後は後場は何もしたくないといった値動きも見え、日米の金融政策決定やSKハイニックスなど主要企業の決算といったイベント通過を待ちはまだ強く、上方向へ転換は難しそうです。

 

業種でみると、非鉄金属-6.9%、電気機器-6.2%と、半導体・AI・データセンター関連が今日もひどい下げでした。

その一方で、ゲーム・エンタメでは任天堂+3.1%、ソニーグループ+2.5%、東映アニメーション+1.1%が堅調。

インバウンドではファーストリテイリング+3.3%、クスリのアオキホールディングス+4.9%が買われ、ディフェンシブでは食料品+0.8%、日本マクドナルドホールディングス+2.3%がしっかり。

ソフトウエアでは富士通+6.3%、日本オラクル+1.1%が強く、半導体関連の下げとは対照的な物色が今日も続きました。

 

中小型株もそれなりに売られましたが、半導体関連が悪いのはしょうがないとして、相場の主役で雰囲気を作れる銘柄である、テラドローン-19.7%、パワーエックス-14.5%、直近IPOのLiNKX-16.2%の下げがきつかったのがつらいところです。

 

値動きの大きいグロース銘柄は軒並み大きく下げていて、ファンダメンタルズよりも需給で動く展開が続いています。

大型株同様、理屈がどうこうというより、落ち着かない売りが出る状況が終わるのを待つしかなさそうです。

 

(参考)キオクシアはストップ安の手前近辺で商いが膨らんでいました。

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