羽生 x カスパロフ:2大巨頭天才対談
先日NHKで、将棋の羽生さんとチェスのカスパロフさんとの2大巨頭天才対談が放送されていました。
その中での印象的な二人の会話をご紹介します。
カスパロフ)才能のある子供は、すぐに分かる。そして、そんな子供は沢山います。
羽生)そうなんですね。
カスパロフ)でも、その時の才能が直接成功に結びつくわけではないんですよ。子供の時の才能が、そのままスクスクとみんな同じように伸びていくわけではない。
羽生)それは、何の差なんでしょう?
カスパロフ)その差は「努力し続ける力」です。これも才能なのかもしれないよね。チェスの才能に加えて、この才能を持ち合わせていなければ成功得ないんです。そして、この才能を見極めるのは、極めて難しい。
さて、ここで質問です。
質問:なぜ「努力し続ける力」を見極めるのは難しいのでしょう?
答え:その才能は「子供から大人になる間の本人の経験」に大いに左右されるからです。実は、その経験が、後天的に彼らの運命をつくっていきます。
「子供から大人になる間の経験」は、おおまかに下記の2種類の人をつくります。
1 ちょうど良い苦労を与えられ、見事「努力し続ける力」「頑張る理由」を手に入れる人
2 楽な道が用意されていて、結局「努力し続ける力」「頑張る理由」を手に入れられない人
これが、「若いときの苦労は買ってでもせよ」と言われる所以ですね。
楽な道と険しい道があったら、ぜひ険しい道を選んでいってください。絶対に後々ありがたく振り返ることができるはずです。
お楽しみにー!