田中 角栄
いい顔してますね!
第64/65代総理大臣、 田中角栄氏(ディールメーカー)です。
圧倒的な強みをもってファンを大量に作り、
それを組織化(派閥化)し、
強みであった「お金」によって自ら倒れていった人です。
彼を表現するキーワードの中に下記のようなものがあります。
- 気配りの 人
- 人たらし
- 故郷への思い
- 分け隔てない人助け
- 庶民派
- 人の心をつかむ天才
とってもディールメーカー的ですね!
あっぱれなのが、出会った官僚たちのフルネーム、出身地、出身校など全てを記憶して、次に会った時に名前を呼ぶなんてことは当たり前。
最終的にはそれら官僚たちを出身地の選挙区に
自民党から出馬させる際のデータベースとしていたのです。
そうやって、自分の子分を増殖していく...
まさに「人」と「タイミング」の点と点をつなげる天才!
そして、とにかく優しい!
護衛するSPたちも直ぐに田中角栄のファンになってしまうよう。
その殺し文句は、、、
「めし、食ったか?」
ずるいです…
一人一人と大事に分け隔てなく対人間として関わるため、
そりゃファンが増える増える...
また、ディールメーカーの極みとも言えるべく
就職先の紹介を3500件以上している。
こりゃまた、ずるい...
でも、ディールメーカーの強みであり、弱みでもあるキャッシュ。彼は、このツールに埋もれてしまい失脚することになる。
彼が人々を引き寄せた一つの理由がキャッシュだ。
彼は、それを与えた。
時には上手く、
時には無駄に...
そして、時にあまりにもあからさまに...
結局、彼の戦略には大量のキャッシュが必要になり、
それ自体を求めて泥沼に入っていく。
ディールメーカーの直接的なお金への執着は、
上手く活かされればビジネスにおいて大きなプラスを生みますが、
行きすぎると、「ブラック」と呼ばれる危険性を伴っている。
人はいい。
でも、気をつけて。