ウェルスダイナミクス眼鏡 -21ページ目

ポジションニングできない日本人


british1




先日、大英博物館にて、こんな本を買いました。


”How to be British”

 

この本は、イギリス人の特徴をユーモアたっぷりに
紹介しています。

 

例えば…


british2


「私がイギリス人だとバレちゃう訳!」

ー 過去に生きている
ー 他人がどう思おうと関係ない
ー 太陽の下では人が変わる
ー 少しくらい埃が溜まっていても気にしない
ー 飲みに誘われたらイヤと言わない
ー 英語以外しゃべらない
ー 犬無しでは何をしていいかわからない
ー イギリス以外に住むなんて考えられない

  

観光客としては、相手がどんな人達なのか理解できてためになります。


 

その本を博物館で読んでいるうちに、ハタと気がついたことがあります。

日本人は、これができないなと…

(「これ」というのは、自分を客観的に見ること、自分自身を笑うこと)

 

 

この頃のTV番組のテーマを見てみましょう。

 

― こんなところに日本人

― YOUは何しに日本へ

― 外国人討論会

― 外国人 のどじまんTHEワールド

― 外国人観光客に聞いてみた…

 

 

日本がどう見られているか、
知りたくて知りたくてしょうがないようです。


日本という国を認めてもらいたくてしょうがないようです。


認めてくれる外国人が大好きなようです。

 

私は、日本以外にはアメリカにしか住んだことはありませんが、
アメリカでこのような番組を見たことがありません。

彼らにとっては、外国人にどう思わているかなど、どうでもいいこと。

 

 

なぜ日本人はこのように考えるのでしょう?

 

 

単一民族で、
歴史上侵略などされたこともなく、
英語もしゃべらず、
今では若者たちの海外への興味もドンドン薄れていっている日本。


「日本の常識、世界の非常識」などという言葉もありましたよね。


日本全体的には、そんな状態が今でも続いているようです。

そして、多くの情報をもってしても、
自分たちが海外のことを知らないということを理解しています。
頭もいいし、感じる力も強いからね。

 

 

分析してみると…

ウェルスダイナミクス的には
テンポのエネルギーを持つ日本人たちは、対応型。

対応型なので、基本的には相手ありき。

相手がいて初めて自分のポジショニングが決まります。

だから、相手が何を考えているかを知らなければなりません。

それが分かるまでは不安でたまりません。

 

 

外交においてもそう。

話し出したら長くなるので今日は控えますね…

 

 

だから、こんなTV番組で溢れています。

 

 

 

話を戻して、先日買った「How to be British」においては、
イギリス人が自分たちのことを面白可笑しく書いています。

日本人はこれができてないと言いました。

 

1. まず、自分自身のことが
外国人からどう思われているか分からない。

情報として入手したとしても確信にならないようですね。

 

 

そして、追加で可愛そうなのが、

2. 日本の人たちは自分の弱みを
笑い飛ばすことができない。

 

 (おまけ始まり)

ついでだから言っちゃいます。

日本人として、私が本当に恥ずかしい瞬間。

 

海外の著名人が日本に来た時のインタビューです。

インタビューアーの本当に恥ずかしい質問やリアクションや、
その他いろいろ。

あれは、本当にどうにかならないのでしょうか???

そんな時だけ、プロ意識を発揮するのか、
恥ずかしげもなく突撃インタビューをします。

どう見られているか分からない人たちだけができる仕事です。

日本メディアの浅はかさが、海外著名人たちにバレバレです。

ま、真実なのでしょうがないと言ったらしょうがないのですが…。

(おまけ終わり) 

 

 

わたしからのアドバイスはただ一つ。

海外に出て行って、自分で体感してきて!

 

たのみます~