休みは終わった。床と一体化したような2日間だった。おベンキョウしなければならないところだが、休みの日は休む、これが欧米スタイル。多分。
 やろうと思うことはほぼ確実にやらない。これが自分だ。アラビア語やらギリシャ語やらラテン語やら色々文法事項を脳みそが腐るほど覚えなければならない、はずだった。おかげで今週もぎりぎりの一週間になる予定だ。
 今週からはデンマーク語からはエスケープすることにした。やはり授業進度が明らかに自分のせいで遅れている。ノーマルスタイルの授業ならば別に自分の存在は許されるのかもしれないが、一種ゼミ形式では手早く逃亡を図ることが大事だ。タイミングは命だ。
 今週から9個の語学。意味の無さは相変わらずだが、早く現状に追いつかなければならない。どこの授業に行ってもこの授業の語学しかやっていないのだろうと思われるのはほぼ確実なので、正月まで自分の状態を語らないようにくっついていきたい。 とりあえず善意で課外を行ってもらっているアラビア語はやらねばならぬと何度も心に言い聞かせている。
 秋の夜長は気分次第で果てしもない高さのテンションを出現させる。明日は朝が早いが昨日は昼まで寝ていたことからまだまだ夜は長くなりそうだ。できれば眠りにつき翌朝7時に無事に開眼したい。
 より上へ…それが唯一の目標だ。今週も笑顔で頑張りたい。
 一日で3つの宗教を回った。イスラームのお膝元、アラビア語。ブッダの権化サンスクリット語。イコンと共に正教会の重厚な趣を今に伝えるロシア語。よく考えると変わった一日だった。
 ミミズに付属するテントウムシたちは様々な自然界のルールに従って変化し続ける。ミミズたちもクルクルのた打ちまわっている。
 サンスクリット語はスートラ(お経)の読解へ進みゆく。世尊の偉大な言葉は発音の難しさ、判読の難しさにより一般人をいとも容易く凌駕する。
 最終的に今日一日がロシア語で終着したのは何とも喜ばしいことだ。前期の不真面目さにより、既に死刑宣告を出されている。だが、まだ死亡通知は出ていないため、生きる価値はある。
 明日は一週間の最後に当たる。暴走特急は嵐のように走り去り、再び巡回する。残りはあと13周。
 明日は朝からフランス語だ。一瞬だがブルジョワな気分になれる。名前にドが付いたら儲けものだ。そして昼からナポレオンも行ったロシアが再びやってくる。ナポレオンはタイムマシンに乗り、どうやらカエサルに会ったらしい。もちろん晩餐会に呼ばれたはずだ。彼らはラテン語を話しただろう。まずはアモールの変形から覚えよう。
 アラビア語はやはり人智を遥かに超える何かを持っている。左から右へ歩むミミズの群れ、丸やら点やら一体何のことか分からない。既に基礎文法も中盤にさしかかった現在、この介入は一体自分に何をもたらすのか…心の底から楽しみにしている。
 遂に普通の世界に戻ったのはその90分後だった。ドイツ語へと旅立った。暑苦しい教室の中で意識を失いつつもズやらツェやら鋭い発音が続く。ようやく50人以上いる授業に出られた。人界から見捨てられてはいないことを実感。
 時代は紀元前へ。ギリシャ語、ちなみにアッティカ方言らしい。どうでもいいことだがよく頭に入る。ギリシャ語は未だ手付かずの状態。ギリシャ語の筆記体チックな文字は本当に解読しにくい。動詞や名詞などの人称変化や格変化という言葉はこの2週間で何回聞いただろう。問題なのは頭に入らないこと。ノートさんはいくらでも覚えてくれる。意味は無いが…
 ブリトンを超え、ケルトの世界へ。世界中、色んな文法があることに日々驚かされる。アイルランド語に至ってはV・S・Οの語順であるらしい。それに地名などの固有名詞の語尾ではなく、語頭に文字をくっつけるのは新しかった。
 明日は時を遡り、インドへ行く。サンスクリット語。かっこつけてローマナイズしたいが判読困難なやつだ。だが一昨日生協で見つけたマンガ版カーマスートラのおかげで不思議な力がみなぎってきた。インドは偉大だ。
 アラビア語の自主的自習的宿題とロシア語の単語テスト及びサンスクリット語のローマナイズとまだまだ夜は長くなりそうだ。 あとアイルランド語も。