シンガポール~熱帯先進国から見る世界 -9ページ目

シンガポール~熱帯先進国から見る世界

シンガポールで進出支援・会社設立・資産管理をお手伝いする代表者ブログ
常夏のシンガポールから、つれづれなるままにコラムをお届けしています

先週のシンガポールはF1が開催され賑わっていましたフラッグ

去年までは何となく盛り上がって見に行っていましたが
さすがに5回目ともなると少し興味が冷めてしまい…
「あまり街が混雑しないといいな~」などと冷めて
考えてしまうように・・汗
いけませんね


さて、先週はそんな盛り上がっているシンガポールを尻目
にミャンマー・ヤンゴンにビジネス開拓のため行って参り
ました

前回行った時も感じましたが、ミャンマーの現在は日本の
60年代くらい?(生まれてませんけど)の感覚で、インフラが
まだ整っていない状況です

こちらは中心地の風景

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界

これを見ると、ああヤンゴンもけっこう都会なんだな、
と思うかもしれません
しかしこの場所のすぐ下にある公衆電話は

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界

これです。これは何か?「有人公衆電話」です
お金を払って電話を使わせてもらうという

機械より人を使う方が安いのか早いのか、このような
光景はあちこちで見られます

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界

そうかと思うとこのようなショッピングセンターもあり、
まさに今、発展中の国ですね


さて、私が最近ミャンマーに行っている主な目的は
1.ミャンマーの不動産開発・販売
2.日本からの飲食店等の誘致

をおこなうためです

アジアに行かれたことのある方ならおわかりかと思います
が不動産価格の上昇というのは、その国の所得水準と
必ずしも連動しません

中国や、シンガポールもそうですが例えばコンドミニアム
の価格はその国の平均年収の100倍など、ざらです

ミャンマーも御多分にもれず、不動産価格が上がってきて
いますが、今はまだ強い需要に対し供給が全く追いついて
おりません

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界
こんな看板も出始めてこれから建設ラッシュが始まる
気配を感じさせています
国が豊かになれば、よいものを欲しがるように
なるのは必然

よって、そこに日本人の目から見た品質の良い物件を
提供するチャンスがあるのではないかと考えており、
ヤンゴン入りしております
現地の財閥系企業とすでに開発計画を練っております

そして2点目の飲食店等の誘致。
ヤンゴンでは日本をはじめ各国からの出張者や駐在員が
増えているにもかかわらず、美味しい店が全然ありません


これは出張している我々にとっても切実な問題です叫び
安心して食べられるものがないのです

かつて、シンガポールもレストランが圧倒的に
不足していました
そこに勝機を見出した日本人が日本の味を再現し、
今や上場を含めた一大チェーンを築いています

こればっかりは先行者利益のはっきりある分野です

ちなみに現地にある高級日本料理店

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界

メニューは…飲食業の経験が長い私から言わせれば
本格的な日本料理とは言い難いものでした
しかし値段は日本並みに取られますガーン
他にも数店ありますがあまり変わりません

ここであまり悪いことは書けませんが、とにかく
需要に対し高品質の供給が追いついていないのです

現地のミャンマー人パートナーも「本格的な日本料理店
が出れば必ず行くよ」と太鼓判を押してくれました
海外出張の多いエグゼクティブたちの舌は、今の
ミャンマーの日本料理店では満足させられません

「日本人なら美味しい店を持ってきてくれよ」
ミャンマーでそう言われ私共も確信しました
そして何より自分たちの満足のいく食事のためにも
ニコニコ

ということで、出店事情を現地で調べてまいりました
ので、これから飲食店やショップのミャンマー進出を
積極的にお手伝いしますパンチ!

11月頃に視察ツアーを企画します
ご興味のある方はご連絡ください


ちなみにミャンマーは軍事政権の国であり
シンガポールのように透明な国ではないので、
いろいろなテクニックが必要ですしょぼん
それらもお教えいたします


おまけ
ショッピングセンター内に
$シンガポール~熱帯先進国から見る世界
太鼓の達人、中国語版を発見

ミャンマーの片隅でミャンマー人が太鼓の達人を
ドンドンビックリマークとやっている姿を想像すると、
胸が熱いですねメラメラ
人は何のために働き、また稼ごうとするのか…。
シンガポールという富裕層の多い環境にいると
そのことを考えさせられる機会は数多くあります。
一生食うには困らない資産を手にしているような、
羨ましい方々は周りに何人もいますので、彼らを
お手本に自分の生き方を見つめ直すのです。

私も以前はシリコンバレーのアメリカンドリームや、
会社を上場させてキャピタルゲインで
アーリーリタイヤメント…、というストーリーに
憧れたものでした。
しかし最近、自分の中ではその志向は減りつつ
あります。

その理由の1つとしてあげられるのは、まず実際に
稼いできた方はほとんどリタイヤしていない、
という事実です。もちろん、リタイヤしている方とは
仕事で出会う機会がないという事情もあるでしょう。
しかし人間、「ある程度稼いだら働くのはやめて
のんびりしよう」、とは必ずしもならないようです。
ステージが経営者から投資家に進むことは多いですが、
挑戦者であり続けるということが成功者にとっても
生きる証ということなのでしょう。
こうなるとお金の為ではなく好きなことに全力で
取り組めるようになるので、一段上に立って社会にも
貢献できる活動が中心になるようです。
それはそれで羨ましい環境です。

またもう1つの理由、私にとってはこれが主ですが、
毎日の仕事が非常に充実しているということです。
特に「知的好奇心を満たす」という意味で今自分が
おこなっている事業は、
天職と言えるほど充実しています。
リタイヤしてしまうとその充実感がなくなってしまい
ますので、仮に一生困らないほどの資産を手に入れた
としても、今の仕事を辞める気にはならないと思います。

そして事業を始めた頃はそこまで気にならなかった
ことですが、時間の経過とともに自分の事業の社会性が
気になってきます。単純な言い方をすれば、
興味の中心が「いくら儲かるか」から
「どれだけの人を幸せにするか」に移ってくると
いうことです。

考えてみればこれは当然のことで、初めはハングリーに
自分の成功のみを追求していれば良かったのですが、
お客様やスタッフなど関わる人間が増えるに
したがって、自分一人で仕事している訳ではなく
多くの人の協力で成り立っていることに気づきます。
そうなると、自分以外の人の幸福に目を向けるように
なってきます。

世の中にはいろいろなビジネスがあります。
ITや金融システム等を駆使して最少人数で多くの利益を
得られる事業も少なくありません。
自分の頭1つ・腕1つで稼げる機会が増えました。
そのような稼ぎ方をすると、人と関わらずとも安定した
収益を得ることも夢ではありません。

しかしそれだけでは何か虚しさを感じます。
お金を稼ぐというのは大なり小なり社会から利益を
得ている訳ですから、もっと何か社会に貢献したい。
実際にアーリーリタイヤメントを実現した成功者でも、
何人も戻ってきている人を知っていますが、お金だけでは
なかなか人間の幸福を埋めることはできないのかも
しれません。

そして人生でその境地に立つことができた人は
幸福であると思います。
クローバー
この度、WCC Solution Pte Ltdは
ルクセンブルク大公国(ルクセンブルク)の
プライベート・バンクである
Banque Internationale à Luxembourg
(BIL-バンク・インターナショナル・ルクセンブルク)
のシンガポール支店と正式に紹介業務契約を結び、
同行のウェルス・バンキング口座開設の取り扱いを
行うことになりました。

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界


BILのウェルス・バンキングの主な特長は
・最低預金金額の設定がなく、多額の預入が不要です
・世界中のファンドが購入できます
・日本人担当者による個別対応を行っております
・他のプライベートバンクのように商品の売込等が
ありません


西ヨーロッパに位置するルクセンブルクは
「世界最高水準の豊かさを持つ国」
として知られており、金融機関も信頼できます
参考: wikipedia-ルクセンブルク

Banque Internationale à Luxembourg
(バンク・インターナショナル・ルクセンブルク)
は1856年設立。ユーロ誕生までルクセンブルクの紙幣を印刷していた由緒ある銀行です
website: https://www.bil.com/

$シンガポール~熱帯先進国から見る世界

このような方に最適です
・プライベートバンクに資産を預けたいが多額の
 現金を入れない方法を考えている
・安心できる銀行に長期的に預けたい
・日本人担当者のいるヨーロッパの銀行に相談したい

ご興味のある方はお問い合わせください
コワーキングオフィス「SQEA@ORCHARD」を
立ち上げて4か月、オフィスの運営だけでなく
他社と一緒に働く=コワークを推し進めてきて、
我が社の業務は格段にレベルが上がったと
思っています。

おつきあいする他社の方々と、クライアントと
下請け、発注者と受注者のような上下でなく、
パートナーとしていかに組んでいくか。
そして互いに感謝しながら仕事を進められるか
これは私にとって「深い」取組みです。

コネもノウハウもないところから一人で事業を
立ち上げて、クライアントを得て
「いいお客さんを得た」とか
「自分が皆様を手伝えるんだ」など、
初期はそこまで到達するのも大事ではありました

しかしさらに一歩進めて、互いに摩擦しながら
でも協力し合っていく。そこまで関係を昇華
させるのは、我々ベテランの社会人でも簡単な
ことではないでしょう。むしろ、下手に人と
組んだら揉めるのが世の常。
実績のある経営者とであればなおさらです。
でもあえてそこに突っ込んで世界を広げたいと
思い、コワーキングオフィスを立ち上げました

もし他社とのコワークを考えずに自社だけで
仕事をしていたら、いまだに前オフィスで
細々やっていたでしょう。今一緒にやって
くれているパートナーさんは、目先の損得
考えずに、私と死ぬまで一緒に仕事したいと
言ってくれています。完全アウェイの外国で、
嬉しい限りです。

シンガポールで事業をやっている性格上、
クレームを付けたり交渉することもありますが、
私がここで学んだのは、決して心の中で他人を
切るということはしないということ。
他人を切る人間は自分も切られる。
その人の世界は広がりません。

だから、もっと多くの方と一緒にやっていき
たいと強く願っています。
その甲斐あって、最近は大きな実績のある
経営者の方々とも、共に働きましょうという
お声掛けを頂くことが増えてまいりました。

オフィスに入居頂いている方々も互いに交流が
増え、コミュニティが出来つつあります。
協業の話も出ておりこれからが楽しみです。

思い起こせば、元々起業して1人を謳歌して
いた私のところに、去年社員が飛び込んできて、
クライアントも増えてきて、責任が増えるに
したがって真剣に事業の成長を考えるように
なりました。

外国では信頼できる人を見つけるのは難しく、
ビザの関係もあり信頼できる社員を増やす
ことも大変です。そんな中で、他社と本当の
意味での信頼関係を築いて事業を進めることは、
事業拡大に不可欠、かつ示唆に富んだ
取り組みとなっています。