きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。
今週火曜は、きもの着付基礎クラスの5回目のお稽古でした。
前半1時間は実技です。
長襦袢まで着ていただき、着物と帯を通しで着ました。
着物は細かいところはまだ我流ですが全体の流れは大丈夫そうです。
最初は流れが何となくわかってくれば大丈夫。
次第に細かいところに、目も手も耳も注意深く、集中できるようになります。
帯は目視出来ないところが難しいですよね・・・。
wayoriではお太鼓の下線を決めるときのみ仮紐を使います。
たったそれだけです。1本です。
手とたれを交差したり、仮紐を2本以上使うことはしません。
お太鼓結びはいろいろな手順があり、どれが正しいとか誤りとかはありません。
私は出来る限り手数を少なくしたいし、道具を使いたくありません。
本当は仮紐もクリップも使わずに同じような手順で出来ますが流石に初心者さんには
大変なので仮紐1本とクリップ1個のみ使用しています。
帯結びは2回やりたかったのですが着物に少し時間がかかってしまいました。
お稽古の時に私がよく話すことは「説明しているときは聞いて下さい」です。
子供の場合は真剣に見つめて聞いてくれますが大人は案外聞いていないようです。
違っているのでもう一度説明をしているのに、ご自身の手を動かす方が多い・・・。
大抵、聞いて欲しい方が手を動かしています。
「聞きながら自分もやってみる」ことは同時に二つのことをしなくてはいけません。
この場合、手元の方が優先度が高くなる方が多いので聞き洩らしがあります。
最初の頃は「今は聞いてくださいね」と言いますが、
「今は説明をしています」と強めになり、
「説明をしているときは手を動かさずに聞いてください」とピシャリ。
それでも動かすと、
「説明しているのに手を動かしていると聞き洩らしますよ」と。
でも、習性なのでしょうか「聞く」ことに集中することが難しい方が多いなと思います。
出来ていれば説明はしないのですが、違っているので繰り返し説明をしているのです。
それでも素直に聞く耳がないと、「聞かないなら説明しません」と進化していきます。
本当は言いたくありません。「先生、怖~い」って思われちゃうし・・・。
そうなる前に我流や思い込みの手順が直りますように。
説明中に手を動かしてしまう方(本当に多い)は、聞いていないわけでも集中して
いないわけでもないと思っています。
真剣に受講してくださっているし、ちゃんと聞いているつもりなの
だと思っています。
無意識に身体が反応してしまうのでしょう。
これって、その方の習性なの。だから意識しないとね。
聞きながら覚えるのは最初は難しいです。
この癖は直した方が他の習い事をする上でもプラスになると思います。
後半は普段着と名古屋帯についての講義です。
今までの基礎クラスでは私物はお見せしませんでしたが今期からは少しお見せします。
名古屋帯と一口に言っても八寸、九寸があり、染帯、織帯もありますので実際に見比べます。
九寸よりも八寸の方がカジュアルなわけでもなく、染帯よりも織帯の方が格が高いわけでも
ありません。
1本1本異なります。
2本の染帯を見比べてみて、カジュアルな紬に合いそう、きれい目な小紋に合いそうとか
2本の織帯を見比べてみて、どちらが格が高いかなどまずは見て、違いがあることを
知っていただきたいと思っています。
この日の装いです。
格子柄の真綿の紬に雪の結晶柄の縮緬地の染帯です。
お稽古の後はエレガンスクラス生と帯締めのお買い物へ。
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