ご縁は天国の大切な方からの誘導? | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

 

昨日はきもの着付基礎 土曜Aクラスのお稽古でした。

12回のカリキュラムの7・8回目です。

中盤あたりから個人差が如実に表れてきます。

12回目に帳尻が合えばよいので焦らずにくじけずに得意なところをブラッシュアップし、

苦手なところは丁寧に正しく理解できるまで根気よくお稽古して欲しいなと思います。

 

前半(7回目)は着物を中心に繰返しました。

その前の準備から長襦袢までは本当に手早くなり、後半に向けてスピードアップ出来ますOK

そろそろ鏡も使って着つけます。衿元や裾の長さは正面から確認します。

私の誘導があればサクサク手が動いて着られるようになってきました合格

ここまでは順調です・・・この先、ハイ、帯です上差し

背中側になった途端、??でいっぱいあせるあせるあせるここが正念場です。

 

昨日は再受講生もご参加くださったのでところどころお手伝いしていただいたり、背中をお借り

したりしました。

基礎クラスに再受講の方がお越しくださるととても助かります。

休憩や帰り道で基礎生に経験談や着付以外に知るべき着物道の楽しさなどを話してくださ

ったり、初対面同士の基礎生に話しかけてくださり、皆さんが仲良くなるきっかけを作ってくだ

さったりすることもありますハート

 

wayoriを選んでくださる方の半分くらいは親御さんから譲り受けた着物や帯をたくさんお持ち

の方や20代やご結婚の際に誂えていただいたものがあり、そのまま数十年経過してしまった

方などがいらっしゃいます。

 

この日の受講生や再受講生もそのような方がいらっしゃいました。

既にお母さまは他界されていて、存命中は着物に特別な関心がなくて、今になって勿体なか

った・・・もっと母に聞いておけば、着付を習っておけばよかったと思っていますショボーンという

会話が聞こえてきました。

 

私は子供の頃から母に洋服を作ってもらうことがよくあり、手芸屋さんで生地、ボタン、毛糸、

ジッパー、レースの飾りなどを一緒に選ぶことが楽しくて、呉服屋さんも実は同じ感覚です。

生地は洋服用から反物に変わり、ボタンやレースの飾りなどは和装小物に変わっただけです。

呉服屋さんの1階は洋品店になっていて中学の指定の制服やジャージの取り扱いもあり、

その頃から少しずつ呉服屋通いが始まりました。母の後をくっついて。

 

二十歳の頃には着物問屋の催事のお手伝いにも行き、大会場の端から端まで飽きずに反物を

見て回り、触って、身体に当ててみる変わったバイトの子でした。

(なぜか毎回売上トップなので担当業務(受付とかお茶出しとか)なしでフリーチョキ

 

一期一会の着付師ではなくて、成長過程をお手伝いできる着付講師になったのも着物は着せ

てもらうものではなくて自分で着るから楽しいこと、着物は着るだけではなくて知識があれば

何百倍も楽しいこと、しかし、知識を得る手段は簡単ではないことを二十歳のころに気づき、

着付講師が私の使命と思いました。(←着付はまだ習っていないのに・・・)

 

着付講師になるためには着付師の経験も必要です。知識を得るためには呉服屋さんで誂える

たびに番頭さんから貴重なお話しを伺い、反物や帯に触れる機会を得て、着付講師の先輩方

から可愛がっていただき雑談さえも宝物と思い、産地見学や物づくりの体験をさせていただい

たりしながら20年は修行と思い、40歳を過ぎて、環境的に許されるのであれば後は教室を開講

する勇気あるのみアップ(←二十歳の頃にこのように思い、着付教室探しをはじめました)

 

wayoriは10年が経ち、ありがたいことに遠方からも毎回定員以上にお申込みをいただきます。

受講生達の会話を聞いていて思ったことは、皆さんの大切な方が天国からwayoriを誘導して

下さっているのでははてなマーク

もしかして、天国で母と仲良くなって、着物談議に花が咲き、母が娘の着付教室を勧めている

のでははてなマーク

だって、数ある着付教室の中、wayoriを知り、wayoriを選ぶ理由って何でしょうはてなマーク

 

実家や手元に着物や帯はずっと前からあったのに、自分で着られないし、どういうものかも

わからない。でも、今さらかもしれないけど「着たい!!」と思ったところにwayoriが・・・。

 

手持ちはほとんどないけど急に着物に目覚めて習いに来られる方もいらっしゃいます。

最初は反物からの誂えは大変です。素敵なリサイクル着物もたくさんあるのでそちらから

スタートしてもOK。何となく洋服のように気軽に選んでしまうと思います。もし、その着物や

帯のことがいろいろわかったらどうでしょうかはてなマーク愛着が倍増すると思います。

私はそれをお話ししたいといつも思ってしまいます。

そのような方も天国の大切な方がwayoriへ誘導されたのでははてなマークと思います。

 

wayoriは技術だけではなくて、着物の文様の意味、合わせ方、TPO、立場にあった装いなど

着物初心者には難しいことばかりでもコツコツ伝え続けます。

しかし、それだけではありません。

 

30年以上業界を見ていますのでいつ頃に流行ったもの、人気があったもの、廃れたものなどを

リアルに見てきていますので、皆さんがお持ちになる20年30年前の着物や帯の物語を話すこ

とが出来ます。

 

昨日の休憩時間のお話しも皆さんがちょっとウルっとされていました。

きっと、大切な方を想い、感謝していたのだと思います。

もしかしたら、会いたくなっちゃったかなハート。(内容を書くと長くなるので割愛お願い

 

「これは母の着物だったのです」とお持ちになる方は多いです。

よく考えるとその時のお母さまの年齢を超えていらっしゃったりしませんかはてなマーク

譲り受けた着物や帯がたくさんある方は文様や格などは後々知れば良いと思います。

今は1枚1枚広げて見て、お母様がどのようなときにお召しになり、それは何才頃だったのか

思い出してみてください。

 

「お母さんの色無地」とかだけではなくて、「私の小学校の入学式で着てたわ。あ、そう言えば

妹の七五三でも着ていて家族写真撮ったときも着てたわ」とか思い出すことがあると思います。

 

私は母から譲り受けた着物や帯がたくさんあります。

結婚して間もなく帰省したときに母の着物や帯を二人で整理しました。

1枚ずつ保管場所がわかる一覧表を作り、母と私が1枚ずつ持ち、母が着物で出掛ける際に

電話でコーディネートを一緒に考え、「何段目の引き出しにある着物がいいんじゃない。あと、

帯はね・・・」とやりとりをしていました。

 

一覧表を作るときはとにかく時間がかかりました。1枚1枚、思い出話しが止まらなくって爆  笑

そのときの話しは私の宝物です。大切なお守りのような存在です。

 

だから今でも母の着物や帯を纏うと母のきれいな声が聞こえてくるようで頑張れるアップ

皆さんにも着物や帯にある物語や想いを感じ、身に纏ったときの安心感を知って欲しいと

思っています。

 

今すぐにでも箪笥を開けて、着物や帯の思い出を思い出してください。

親御さんがご健在でしたら、たくさんお話しを聞いてください。

お子さんがいらっしゃる方はお子さんにお話ししてください。

 

この日のご挨拶の装いです。

藤のようでもあり、孔雀や不死鳥の羽のような優雅な文様の小紋に

花びら重ね文の名古屋帯です。

 

4月スタートの基礎クラスは1/22(日)より募集を開始する予定です。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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