礼装の着分け、どのように判断しますか? | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

 

今期のきもの着付エレガンスクラスは金曜1クラス、土曜日は2クラスです。

土曜の午前クラスの受講生の年齢はアラフィフ・アラカン。

共通点は、10月からスタート(エレガンスは4月スタートの方もいます)と既婚者。

 

また、お茶のお稽古をされていらっしゃる方や三味線をされていらっしゃる方も。

アラカンのお二人は譲り受けた素敵な着物や帯がたーくさんあり、今年は嬉しいお孫さんも

ご誕生され、家族が集まるお祝い事も多いようです。

 

せっかくのお祝いのお席はやはり着物で行きたいですよね!?もちろん礼装で。

お写真もたくさん撮られると思いますのでコーディネートは自信を持っていただきたい!!

 

そのために、紋の正しい知識と礼装の微妙な着分け方の理解は必須です。

 

金曜のクラスと同じく、

Aさんには、喪服・黒留袖・色留袖。

Bさんには、訪問着と付下げ。

Cさんには、色無地と江戸小紋。

これらについて、知っていることを話していただきました。

 

基礎クラスのときから伝えていますが、格式と着物の種類は決して「=」ではありません。

 

何でもかんでも付下げよりも訪問着の方が格が高く結婚式に相応しいという考えはNGです。

色無地に染日向の三つ紋が付いていたら訪問着の代わりに着ていけるものではありません。

江戸小紋の五役だからと言って全てに紋を付けた方がよいのでもありません。

五役なら無紋でも礼装と同じと某SNSでのコメントで見たことがありますが本当ですか!?

色留袖は紋入れやお仕立て方を決めるのは慎重に。

色無地は地紋・色・紋の種類はセットで考えないとちぐはぐな着物になるかも。

付下げの定番の柄位置は昔の話しです。仕立て上がったら華やかな付下げもありますし、

シックな訪問着もあります。紬地の訪問着はもはや珍しくありません。

 

では、どのように判断すればよいのでしょうかはてなマーク

 

これを知ることが出来るのがwayoriのエレガンスクラスのお稽古です照れ

 

判断する際に基準となるのは、柄の○○、色の○○、○○感、地〇、〇みなど。

これらのポイントを理解しておけば、ご自身でその都度判断が出来るようになり、

コーディネートが簡単になりますウインク

 

実技は袋帯の二重太鼓を確認してから、時間を見ながら礼装の着物と帯を着上げます。

 

先々月、「基礎のときは先生が怖くてどうしようかと思いましたが頑張ってよかったです」と

おっしゃっていた受講生。

 

私も自分で「怖い」「厳しいです」と言っております。

誰にでも厳しいのではなくて、きちんと準備をしていない方には厳しいです。

 

誰のためのお稽古ですかはてなマーク

毎回、持ち物はお知らせしています。

お稽古の内容を確認し、必要なものを揃えて来ることは当たり前です。

それが、基礎のときも出来ていない、4月のときもそうでした。

「先ずはきちんと確認して持って来て下さい。そうでないと、出来ません。

せっかくお稽古に来ているのにもったいないです。いつまでもきちんと覚えられません節分」と。

今回も名古屋帯を締めて来られて、袋帯をお持ちになっていない・・・ガーン

用意していたのにうっかり忘れてきてしまった…というなら致し方がないです。

そうではなくて私が「袋帯ははてなマーク」と聞き、「えはてなマークはてなマーク使うんですか!?持ってきてないです」

これでは、私は怒ります。

 

もちろんお貸ししますが、もう1年以上通ってくださり、何度も「確認して持って来て下さい」

と、お願いしています。

お稽古は私のために来ているのではなくて、ご自身のために頑張っているのです。

 

何ごとも「準備」は必須です!!

実技のお稽古はあと1回しかありません。

ですから「今回は申し訳ありませんが、強く言いますからねムキー」と。

 

このままでは私も心残りですショボーン

 

ブログに書くことではないかもしれませんが、このことはwayoriに通ってくださる全ての

受講生に意識して欲しいと思っています。

 

準備をすることは自分のためでもありますが、他の皆さんへの配慮でもあります。

グループレッスンでは、他の皆さんのことも考えてくださいと常にお伝えしています。

その結果、誰もが気持ちよく学べ、信頼関係が生まれ、よいご縁が続きます。

 

よいことしかありません。

良いご縁を引き寄せるか否かはご自身の日頃の心掛け次第だと思っています。

 

この日の装いです。

 

着付けをまだ習う前(30年以上)に、両親に誂えてもらった色無地です。

色無地ですが、辻が花の地紋に金通し、微妙に暈しも施されています。

 

染め替えの相談も受けることがよくあるのでこの着物で試してみようと思ったのですが

この着物を染めた職人さん(今はご子息がされています)は、個人からは受付けておらず、

呉服屋や問屋を通して欲しいと昔気質のご商売あせる

結局そのままです。

 

帯はシャリ感のある袋帯、小物は暈しでスッキリと。

 

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