きものコーディネート★長月(2019) | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

 

10月スタート きもの着付 基礎クラス

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もう10月ですね。

10年くらい前だったら「あ~単衣の時期が終わっちゃったわ。仕舞わなくちゃね」と思っていたと思います。

 

しかし、今日もまだまだ気温が高く単衣が続きそうです。

 

さて、今日は9月のきものコーディネートを振り返ります。

 

9月初旬の歌舞伎座へは絽の付下げに紗の袋帯で参りました。

私は、重陽の節句くらいまでは礼装でも絽を着用します。

20代で誂えた付下げの柄は菊のみで、上前の花芯に螺鈿細工が施されています。

お着物が絽ですので半衿や帯揚げも絽です。

帯締めはレース組はもうお仕舞いにして、この日は四分紐にしました。


 

長板染の綿絽に紗のような透け感のある染帯です。

九寸は透け感を感じないので9月中旬あたりまではよろしいのではと思います。

綿絽を着物として着用する際は盛夏よりも夏の前後の方が身体に合っています。

麻や絹に比べたら綿はやはり暑いですものね。

 

 

麻の着物に博多献上です。

総柄の後染めのため透け感が少なくて、この着物は5月の末頃から着ています。

単衣の博多帯は通年着用可能とおっしゃる方も多いですが、紗の献上を持っていたらなかなか盛夏には締めないと思います。

また、真冬のほっこりとした着物ともボリューム感が合わないように思います。

私は春と秋にじゃんじゃん締めたい博多献上です。

 

 

松煙染の奥州小紋は綿です。

透け感がなく、どっしり目の綿は盛夏よりも夏の前後の方が快適な着心地です。

帯は芯のない京袋と博多献上を合わせました。

 

 

格子柄の本塩沢に西陣の九寸名古屋帯。

単衣の季節らしい組み合わせです。

紬は裾さばきがよくないものが多いので単衣に向く紬は限られます。

本塩沢はその代表的な紬ですよね。

私と同じように単衣でお持ちの方、多いと思います。

 

 

単衣の紬に瓢箪柄の九寸名古屋帯です。
こちらの着物、「もしかしたら、あの方と同じ着物よね?」とお気づきの方は余程の着物オタクかも。
 
「花織」の着物に心がときめく着物好きは多いと思います。
沖縄の花織は高額なものが多いのですがこちらは違います。
 
若い頃に反物だけ購入し、後に母の知り合いに仕立てていただきました。
確か「米琉の花織よ」と呉服屋さんに言われた記憶があるのですが、本当は西陣で織られたものです。
 
なぜわかったかと申しますと、同じ着物をお持ちの友人から「きものカンタービレさんが色違いでたくさんお持ちで、この着物のことをについて書かれていますよ」と教えれくださいました。
 
この着物は着やすいので他の色もご縁があったら欲しいなぁと思います。
 

 

角通しの江戸小紋に紬の帯です。

この着物は東レのシルックです。

単衣の時期は雨の季節でもあるので1枚持っていると安心です。

紋は付けずに気軽に着ています。

 

 

単衣の小紋に源氏香の染帯です。

この帯は部分的に透けているところがあるのでこの季節にぴったり。

小紋は柄によって雰囲気が全く異なりますので上品な小紋も粋な小紋もあるとコーディネートの幅が広がりますね。

 

 

こちらは粋な小紋にバラの染帯です。

渋い色目ですが20代で誂えました。

最初の付下げと同じ呉服屋さんです。

目利きの番頭さんも母も「もっと若い色目の方が良いのに。40代くらいでいい感じだよ」と。

大人たちの言う通り、今が一番似合っていると思います。

 

 

秋の単衣はこっくりした色の小物が多くなります。

手持ちの着物が春のようなきれい目な場合は小物で秋を感じるようなコーディネートにするとお出掛けが楽しくなると思います。

 

今月は気温と風(湿気を含んでいるか、カラッとしているか)の様子を見ながら単衣と袷を選択して、身体に負担をかけないような装いでお出掛けしたいと思っています。

 

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