感性や美意識の磨き方って? | きもの着付とお料理教室 wayori @港区白金

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母の影響で子供の頃から日本の伝統衣裳「きもの」をこよなく愛し、日本の伝統食をベースとしたマクロビオティック、
母から受継いだ手作り発酵食品・保存食を日々の暮らしに取り入れています。
お教室やブログを通して、みなさんの暮らしのお役にたてるとうれしいな♪

きもの着付とお料理教室wayori順子です。

 

梅酵素と梅干し作の詳細はこちらです。

https://ameblo.jp/wayori/entry-12365773567.html

どうぞよろしくお願いいたします。


着付の受講生から質問されることが大好物の私にひひ


だって、着物を着はじめた皆さんに「質問ありますか」と聞いても

シーン」となるだけで淋しいしょぼん

でも、これは仕方がありません。


質問が思いつくということは、それだけ着物に興味を持ったり、

学んだり、余裕が出来たりした証なので、例えそれが突拍子もないことでも

嬉しくてにんまりしてしまいますドキドキ


基礎クラスでは、復習や持ち物についての質問はあります。

しかし、エレガンス生になると、「感性」から質問が涌いてきますビックリマーク


もうこれが楽しくて、嬉しくて、「どんどんお願いしまーす」と

両手を広げてお待ちしちゃいます。


個々に気になる視点が違うのも楽しいです。

「そーきたかぁーアップ」とワクワクしちゃいます。


所属講師時代は、まだ20代。

知識面では足りない部分が多く、年長の生徒さんからは

少し意地悪気味な質問もありました。


でも、これをどう受取るかは自分次第です。

私はとても有り難かったです。


知るきっかけを作っていただいたからです。

知らないことは恥じることではありません。


それよりも、知ったかぶって本当は知らないのにうんちく語ることは

とてもみっともない。


知らないことは上の先生に聞いて、次回のお稽古で答えるようにしていました。

wayoriでは教えてくださる上の先生がいません。


長いスパンで充分に技術や知識を先生や呉服屋さんから学び、

たくさんの着付小物を試し、準備をしたつもりでも知らないことがあります。


そうです。まだまだたくさんあるのです!!

それに気付かせてくれる受講生からの質問はやはり有難いキラキラ


そんな中で改めて考えることができたことがあります。

感性や美意識の磨き方です。


お稽古ではよく「文様の意味を知ってください」と伝えます。


格調高い文様と言えば「正倉院文様」「有職文様」」「名物裂」などがあります。


それぞれの文様をひとつひとつ覚えるのは大変ですし、

その必要もありません。

(でも、覚えると楽しいこともたくさんありますよ~)


それよりも、たくさん見て、感じて欲しいと思います。


「着物について学ぶ」ことをわざわざしなくても、

日常の中に文様がたくさんありますのでどんどん気付いてください。


例えば海外旅行に行った際には、素晴らしい美術館へ寄り、

建物の内装を見てください。


もちろん、展示物も。

画をじーっと見るのではなく、感じてください。

感じたものは、春の訪れかもしれないし、悲しみかもしれない。

その時に感じたことはどこから来たのか、色合いなのか物なのか。


高級ホテルやレストランへ行った時も同じです。

インテリアやお皿の柄などにも注目です。

盛り付けからも感じてください。


劇場も同じです。

華やかな劇場は劇場だけでも見る価値があります。


高貴な方の持ち物に施された装飾も見落としてはいけません。

手ぬぐいや浴衣に描かれる日常にある文様と違います。


不思議と世界共通、そして時代を超え相通じるものがたくさんあります。


たくさん見て、感じて、聞いていくうちに自然と感性が豊かに、

美意識も変わっていくと思います。


正倉院文様や有職文様が具体的にわからなくても、

着物や帯を見たときやコーディネートをするときに、

「格調が高く感じる」、「時代が合ってる」、「場の雰囲気に合う」とか、

感性で理解出来るようになります。(たぶん)


私の話で恐縮ですが、20代の若いころは海外旅行好き、ブランド好き。

美術館や教会巡りが好き、ラグジュアリーなホテルに泊まり、

かしこまったレストラン・料亭が好きでした。


見るもの触るものが上品で、華やかでときめきました。


「若い娘」を武器(?)に、気になることは何でも聞きました。


そうなのです、分かっていましたひらめき電球

若いということは、知らないことを堂々と「知らない」と言え、

「教えてください」と言えるのです。


私が好きだったものは若い娘には贅沢なことばかりです。

その分、そういった場にはライバルの若い娘は少ないのです。

だから、こちらから行かなくても向うから来てくれるにひひ

何でも教えていただけるアップ(確信犯叫びいえいえ。。。)


睡眠不足でも元気、たくさん食べても直ぐにお腹が空くから、

いろいろなレストランにも行ける。


空っぽの脳みそと心には、何でも素直に入っていくのです。

まるでスポンジのように。


今では、旅行もかしこまったところもちょっと億劫です。

ランチもディナーもコース料理なんて同じ日に食べられません。

ブランド物の重いバッグも箪笥の肥やしです。

(早く姪達に渡したいビックリマーク


これらは「着物でのおしゃれ」を楽しむのに本当に糧になっています。


着物は何歳になってもどのようなお席でも同じ形のものを纏います。


だからこそ、ほんの僅かなことで違いが表れます。


セオリーばかりの組合せでもつまらないし、

奇抜な格好は万人が似合うとも限りません。


極端なことはしなくても、同じ着物でも、同じ帯でも

組み合わせや着方で違う表現はいくらでも出来ます。


着物はおしゃれ心を刺激する究極のアイテムだと思います。 


美意識

整理整頓も大切です。

整っている様は美しいと思います。


 

身の回りが整っていると自分の気持ちも整い、

よい氣やよいご縁と巡り合います。(と信じています)


写真の左は帯用の箪笥です。

ちょっと重ねすぎですが、1本1本畳紙に仕舞います。


梅の天日干しもお料理教室の洗い物も無意識に整列あせる


「性分なので」と言ってますが、

本当は美しいものを意識的に見てきた結果がこれです。


きっと着姿にも表れていると思いますにひひ

学院で学んでいた頃の「実技テスト」は好きでした。


色無地の振袖を使って着せつける。

誤魔化しのきかない無地の着物でテスト。

燃えますメラメラべーっだ!


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■6月8日(金)13:00-15:00 梅酵素作り 満席

■6月8日(金)19:00-21:00 梅酵素作り 残席あります(4/23現在)

■6月9日(土)13:00-15:00 梅酵素作り 満席

■6月9日(土)17:00-19:00 梅酵素作り 満席

■6月22日(金)14:0016:00 秘伝の梅干し作り 満席

■6月23日(土)14:00-16:00 秘伝の梅干し作り 満席

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