こんにちは『プログレス学習教室』の坂田です。
朝晩の空気がぐっと冷え込んできて、橿原の街にも秋の気配がすっかり濃くなりましたね。 見上げる空もいつの間にか高くなり、吹く風に、季節が大きく移り変わっていくのを感じるこの頃です。 日々の慌ただしさの中で、皆さんは少し、深呼吸する時間を持てていますでしょうか。
先日、少しだけ足を伸ばして、藤原宮跡まで散歩に行ってきました。
毎年この季節になると楽しみにしているのですが、広大なコスモス畑が、ちょうどいま見頃を迎えてつつあります。 写真にあるように、見渡す限りのピンクや白、そして鮮やかな赤や可憐な薄紫の花々が、澄んだ秋空の下で波のように優しく揺れていました。 その数、何百万本とも言われる色彩の海が目の前いっぱいに広がる光景は、何度見ても、ふっと心が軽くなるような感動があります。
この場所の素晴らしいところは、歴史ある大和三山にぐるりと囲まれた、この土地ならではの、おだやかな空気感です。 遠くに見える山々の優しい稜線と、目の前に咲き誇るコスモスのコントラストを眺めていると、まるで時がゆっくりと流れているような不思議な感覚になります。地元の方々が大切に、そして丁寧に育ててこられたこの景色は、いつ訪れても、私たちをあたたかく迎え入れてくれるような安心感がありますね。
中学生の皆さんも、部活や学校生活、日々のあれこれ。 おうちの方も、毎日の家事やお仕事、家族を支えるための細々とした出来事。 私たちは普段、どうしても「次にやること」に追われがちで、頭も心もいっぱいになってしまうことがあります。
だからこそ、たまには何も考えず、ただこの「秋の特等席」に身を置いてみるのもいいかもしれません。風が通り抜けるたびに聞こえる葉のささやき、花のほのかな香り、そして足元で一生懸命に咲く一輪一輪の表情。 携帯電話を少しだけポケットにしまって、ただ目の前の自然に目を向け、ゆっくりと歩みを進めてみる。 それだけで、知らず知らずのうちに縮こまっていた肩の力が、すーっと抜けていくのが分かります。
西日に照らされたコスモスがキラキラと輝く夕暮れ時も、また格別の美しさです。 今しか出会えない、奈良の豊かな秋の贈りもの。 今週末や、ちょっとした放課後の合間に、ご家族やご友人と、あるいはふらりと一人で、藤原宮跡の風に吹かれに出かけてみてはいかがでしょうか。
