おはようございます。
『プログレス学習教室』の坂田です。
国語のテストや教科書で長い文章を読んでいるとき、
「あれ、いま何の話を読んでたんだっけ……?」
と、途中で頭が真っ白になっちゃうこと、ありませんか?
文字は一生懸命追っているはずなのに、段落を読み終わるころには内容がどこかへこぼれ落ちてしまう。
「自分って読解力がないのかな」「国語のセンスがないんだ」と落ち込みそうになりますよね。
でも、全然落ち込む必要はありません!
文章が頭に入ってこないのは、頭の良さの問題ではなくて、文の中で一番大事な「骨組み」を途中で見失っちゃっているだけなんです。
なぜ長い文章はごちゃごちゃするの?
日本語の文章って、言葉と言葉のあいだに詳しい説明や飾りの言葉がこれでもかと挟まりがちです。
文が長くなればなるほどいろんな情報が割り込んでくるので、「誰が」「どうした」という一番大事な芯が見えなくなってしまうんですよね。
まるで、飾りをたくさん付けすぎて「クリスマスツリーの幹がどこにあるか分からなくなっちゃった」ような状態です。
中心の芯が見えないまま文字だけを追っていったら、そりゃあ頭の中もごちゃごちゃになってしまいます。
この長くてややこしい文章の迷路からすっきり抜け出すために、今日から意識してみてほしいことがあります。
それが、「主語」と「述語」をしっかり見つけることです。
秘訣は「最初」ではなく「一番うしろ」!
ただ、ここで多くの人がやってしまいがちなのが、文の頭から「だれが?」を探そうとすること。
実は、日本語の文章をパッと読み解く一番のコツは、最初ではなく
「一番うしろ」に目を向けることなんです。
日本語は、一番言いたい結論である「どうした・どんなだ」が必ず文の最後にきます。
だからこそ、文末にある述語を先にパッとつかんでしまうのが一番の近道なんです。
たとえば、こんな文があるとします。
「放課後の薄暗い理科室で、窓の外に広がる夕焼けをぼんやりと眺めていた拓海は、机の上のノートを静かに閉じた。」
最初から一言ずつ真面目に追っていくと、理科室がどうとか夕焼けがどうとか、いろんな情報が入ってきてちょっと疲れてしまいますよね。
そんなときは、思い切って文の一番おしりを見てみます。
最後にある言葉は……「閉じた」。
これを見つけたら、心の中で軽くツッコミを入れてみます。
「……で、だれが閉じたの?」
すると、「拓海は」という主語がすんなり浮かび上がってきませんか?
途中の詳しい飾りをいったん横に置いておけば、この文が言いたかった骨組みは、
「拓海は、閉じた」。
たったこれだけのことなんです。
この骨組みが一度カチッと頭に入ってしまえば、あとから「どこで?」「何を?」と周りの言葉を付け足していっても、話の流れを見失うことはまずありません。
✏️ 今日からできる実践ステップ
- 長くてややこしい文に出会ったら、まず文の最後(述語)を鉛筆で丸で囲む
- 「だれが?」「なにが?」と矢印を引っ張るように主語を見つける
それだけで、目の前に立ちはだかっていた複雑な文章が、びっくりするくらいすっきりと整理されて頭に入ってくるようになりますよ。
今夜、教科書やワークを開いたときに長そうな文を見かけたら、ぜひその文の「おしり」から見る練習をしてみてください。
だまされたと思って試してみると、案外すんなり読めて面白いですよ!
