こんにちは!
「プログレス学習教室」の坂田です。
テストが返ってきたとき、こんな経験はありませんか?
「解き方は分かっていたのに、また計算ミスをしちゃった……」
「問題の文字を読み間違えて、点数を落としてしまった」
問題用紙を前にして、思わずため息をついてしまうこと、ありますよね。
がんばって勉強して、せっかく解き方まで身につけたからこそ、本番のちょっとしたミスで点数がズレてしまうのは本当にもどかしいものです。
こうしたミスをしたとき、多くの人が
「次は気をつけよう」と思いながら、
間違えた場所に正しい答えを赤ペンできれいに書き写して、そのまま次の問題へ進んでしまいます。
実は、ここに何度も同じミスを繰り返してしまう
「落とし穴」が隠されているのです。

◆ なぜ「赤ペンで答えを書くだけ」ではダメなのか?
赤ペンで答えを書き写す瞬間、ノートが丸や赤字できれいに埋まるため、脳は「勉強が終わった!」と大きな達成感を感じて満足してしまいます。
しかし、これは手が動いているだけの「作業」になりがちで、頭の中ではミスの原因を深く考えていません。
脳にとってケアレスミスが「ただの不運な事故」として処理されてしまうため、テスト本番の緊張感の中に入ると、
また同じ罠にすっぽりとはまってしまうのです。
せっかく時間をかけて解き直しをしたのに、これではとてももったいないですよね。
ミスをなくし、テストで確実に実力を点数に結びつけるための1番の近道。
それは、
「ミスした原因を自分の言葉でハッキリと言語化して、ノートに残しておくこと」です。
◆ 今日からできる!「ミスの正体」を暴く探偵ノート
今日からワークの丸付けをするとき、バツがついた問題に出会ったら、
まずは赤ペンを一度机の上に置いてみてください。
そして、解説を読みながら
「自分はどこで、どうして間違えたんだろう?」と、
探偵のように原因を突き止めてみます。
原因がわかったら、その問題のすぐ隣の空いているスペースに、小さなメモ書きで理由を書き残すのです。
例えば、こんな風に書いてみてください。
🎯 「プラスとマイナスの符号を変え忘れた!」
🎯 「問題文の『正しくないものを選べ』の『ない』を見落とした……」
🎯 「繰り下がりの引き算で、1を引くのを忘れた!」
自分が引っかかった罠の正体を、誰かに説明するような優しい言葉で書いておくのがコツです。
頭の中だけで「気をつけよう」と思うだけでは、人間はすぐに忘れてしまいます。
しかし、自分の手で言葉にして書き出すことで、脳の中に
「次はこの罠に気をつけろ!」という強力な警告タグが作られます。
◆ 警告タグを貼ったら、最後は「自力」で解き直す
ミスの原因を言葉にできたら、仕上げのステップです。
そのメモや解説をパッと手や下敷きで隠して、
真っ白なノートに最初から最後まで、自分の力だけで解き直してみましょう。
自分が作った警告タグを頭に浮かべながら、何も見ずに正解までたどり着けたとき、そのミスは二度と繰り返さない「あなたの本当の実力」へと変わります。
ケアレスミスは、あなたの実力が足りないから起きるのではありません。
ただ、脳が問題の罠にほんの少し油断してしまっただけなのです。
◆ 世界に一つだけの「自分専用の最高の参考書」
自分のミスの癖を言葉にして集めていくと、それは世界に一つだけの
「自分専用の最高の参考書」になります。
テストの直前にそのメモをパラパラと見返すだけで、
「あ、自分はここでミスしやすいから、今回は見直しを丁寧にやろう」と、自分で自分の点数を守ることができるようになっていきます。
今夜、問題集の丸付けをするときは、すぐに赤ペンで答えを書くのを一歩踏みとどまってみませんか。
「よし、今回の罠の正体を暴いてみよう」
そう心の中でニヤリと笑って、自分の言葉をノートに書き添えてみてください。
自分でミスをコントロールする楽しさを掴むことで、日々の勉強はもっと確実で、ワクワクするものへと進化していきますよ!