数学の「苦手」はここから始まる?小学校の「分数」を無意識レベルにする方法 | プログレス学習教室 橿原市

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こんにちは、『プログレス学習教室』の坂田です。

中学校に入って数学の授業が始まってから、「計算ミスがどうしても減らない」「テストの時間がいつも足りなくなってしまう」と困っていませんか?

「方程式や文字のルールは分かっているはずなのに、なぜか最後の答えがズレてしまう」という声を、中学生のみなさんから本当によく聞きます。

がんばってやり方を覚えたのに、テストの点数に結びつかないのは本当にもどかしいですし、数学そのものが嫌いになってしまいそうになりますよね。

実は、中学校の数学でつまずいてしまう原因の多くは、新しく習った文字や符号のルールではなく、小学校5、6年生のときに習った「分数の計算」にあることがとても多いのです。


中学数学の合否を分ける?見落としがちな「小学生の分数」

小5で習う通分や、小6で習う分数のかけ算・割り算。そしてそれらが混ざった四則計算は、中学数学のすべての土台となる、いわば「基本中の基本」です。

中学校の数学では、xy といった文字や、マイナスの符号が新しく登場します。これだけでも、脳は新しいルールを処理するのに一生懸命になります。

そんなときに分数の計算に出会って、「ええっと、通分だから分母をそろえるために、こっちには何をかけて……」と頭でいちいち考えていると、脳のエネルギーがそこで使い果たされてしまいます。

その結果、新しい文字のルールにまで気が回らなくなり、脳の中で処理が大渋滞を起こして、もったいないミスを連発してしまうのです。


計算はスポーツの「素振り」と同じ!目指すは手が勝手に動く状態

この計算の壁を突破して、数学の点数を一気に安定させるための1番の近道は、分数の計算を「頭で考えなくても、手が勝手に動くレベル(無意識にできる状態)」まで、徹底的に練習しておくことです。

これは、スポーツの素振りや、自転車の運転とまったく同じです。

初めて自転車に乗ったときは、「右足を前に出して、ハンドルをまっすぐ支えて……」と頭で考えているうちは、うまくバランスが取れずに倒れてしまいますよね。

何度も練習して、体が勝手に動くようになって初めて、周りの景色を見る余裕が生まれます。

数学の計算も、これと同じ状態を目指していきます。分数の通分や約分、かけ算・割り算を、頭のエネルギーを全く使わずに「無意識に」処理できるようになれば、脳は新しく習った難しい応用問題や文字のルールだけに、100%の力を集中させることができるようになります。


脳に「本物の計算回路」を作る、具体的な2ステップ練習法

今日からできる具体的な練習のやり方は、とてもシンプルです。新しく難しい応用問題集を解く必要はありません。手元にある一番シンプルな計算ワークや、小学校の復習プリントを使いましょう。

①「25分集中+5分休憩」のメリハリで毎日触れる

ダラダラと長くやる必要はありません。タイマーを25分にセットして「この時間は計算の素振りに集中する!」と決めて取り組むのがおすすめです。

25分集中して、終わったら5分休む。このメリハリを作ることで、脳の吸収率がグッと上がります。1日5問や10問といった短い時間で構いませんので、毎日計算に触れる回数(頻度)を重ねてみてください。

② 目で「わかった」を、手で「できた」に変える解き直し

丸付けをしてバツがついた問題を見つけたら、ここからが一番大切なステップです。

赤ペンで答えを書き写して終わりにするのではなく、解説を読んだあとにその答えをパッと手や下敷きで隠してしまいます。

そして、真っ白なノートに、何も見ずに自分の力だけで最初から最後まで途中式を丁寧に書いて解き直してみるのです。

目で見て「わかった」状態から、自分の手でスムーズに「できた」という状態へ。この丁寧な解き直しを繰り返していくことで、脳の中にどんなテストでも迷わずに動く本物の計算回路ができあがります。


自分で自分の土台を強くしていく楽しさを掴もう

数学は、ただたくさんの公式を詰め込むだけの退屈な暗記科目ではありません。土台となる計算の力を自分の体にしっかりと染み込ませることで、新しく出会うパズルや謎解きを、自分の力でスラスラとクリアしていけるようになる、とてもエキサイティングな教科です。

今夜、数学の勉強を始めるときは、少しだけ小学校の分数のページを振り返って、「よし、この計算を体が覚えるまで素振りをしてみよう」と、ゲームの基礎トレをするような気持ちでペンを握ってみませんか。

25分間の集中と5分の休憩を上手に使いながら、自分で自分の土台を強くしていく楽しさを掴むことで、これからの数学の世界は驚くほど自由で明るいものに変わっていきます。