こんにちは、プログレス学習教室の坂田です。
「国語の文章題になると、何が書いてあるのかさっぱりわからない」
「教科書を読んでいるはずなのに、文字が右から左へ通り過ぎていくだけで、全然頭に残らない……」
そんな風に悩んでいませんか?
数学や理科の計算はスラスラ解けるのに、文章題になった途端にピタッと手が止まってしまう。そんな生徒の姿を、私も教室で本当によく見かけます。せっかく机に向かってがんばっているのに、内容が頭に入ってこないのは本当にもどかしいですし、勉強そのものが嫌になってしまいますよね。
文字を追うだけの「作業」になっていませんか?
「読解力を一瞬で身につける魔法」のようなものはありません。ただ、文章が苦手な原因のほとんどは、頭の良さや才能ではなく、読み方が「作業」になってしまっていることにあります。
学校の宿題だからと、ただ文字を目で追ってノートに書き写す。きれいにマーカーで線を引いているけれど、頭の中では「早く終わらないかな」と考えている……。
これでは、脳は文字という「記号」を眺めているだけで、その奥にある景色や意味を思い描くのをサボってしまいます。ワークをただこなすのが作業になってしまうのと同じで、教科書を読むことも「時間をやり過ごすだけの作業」になってしまうと、どれだけ時間をかけても読解力は育ちません。
脳を味方につける「隠して思い出す」ゲーム
読解力とは、書かれている文章を頭の中で「自分の言葉」に翻訳する力のことです。誰かにやらされる受け身の読書から、自分で主導権を握るおもしろい読書へと変えていくために、今日からできる簡単なコツを紹介します。
新しく本を読んだり、教科書を開いたりしたとき、1つの段落や、短い区切りまで読んだところで、「一度パッと手を置いて文章を隠してみてほしい」のです。
そして、「今、ここには何が書いてあったっけ?」と、自分に向けて小さなクイズを出してみます。
「つまり、こういうことだったな」
「主人公は今、こんな気持ちなんだな」
と、自分の言葉で短くつぶやけたら大正解!
もし何も思い出せなかったら、それは脳が「作業モード」になっていた証拠。そこだけをもう一度読み直せばいいだけです。
勉強は、まだ見ぬ世界を見つける冒険
長い文章を最初から最後まで一気に読もうとするから、途中で迷子になってしまいます。でも、細かく区切って「隠して思い出す」というゲームを繰り返していくと、脳は自然と「次は何が書いてあるんだろう」と、謎解きをするように積極的に文章を追いかけるようになります。この「次はどうなる?」という小さなワクワク感こそが、文章を深く読み解くためのエンジンになります。
勉強は、ただ文字を詰め込む苦行ではありません。書かれている言葉をヒントに、新しい考え方や世界を自分で発見していく、まるで宝探しのようなものです。
次に教科書を開くときは、「よし、どんなおもしろいことが書いてあるか探してみよう」と、冒険に出かけるような気持ちで最初の一文字に目を向けてみませんか。自分で意味を見つけ出せたときの「すっきりした感覚」が、これからの勉強をきっともっと自由で、楽しいものに変えてくれます。
