こんにちは!プログレス学習教室の坂田です。
テスト前になると、学校や塾の先生から「ワークを3周やりなさい!」と、耳がタコになるくらい言われますよね。
その言葉を信じて、睡魔と戦いながら夜遅くまで机に向かって、必死にページを埋めている。それなのに、いざテスト本番になると「あれ、これどうやるんだっけ……」と手が止まってしまう。そんな苦い経験は、ありませんか?
せっかくゲームやスマホを我慢して、貴重な時間を使ってがんばったのに、それが結果に繋がらないのは本当に悔しいですし、「自分は勉強に向いていないのかな……」と落ち込んでしまう気持ちもよく分かります。
でも、原因はみなさんの頭の良し悪しではありません。がんばっているのに思うように点数が上がらないとき、ワークを解くこと自体が「目的」になってしまっていることが多いのです 。
ぶっちゃけ、「ワークを3周」で満足していませんか?
きれいな文字でノートを埋めたり、2周目、3周目とページをめくって丸付けをしたりすると、ものすごい達成感がありますよね。「よっしゃ、こんなにやったぞ!」と。
でも、ちょっと厳しい現実をお伝えすると、それって脳にとっては「すでに解ける問題を何度もやり直しているだけ」や「答えをただ写しているだけ」の時間になりがちなのです。
これでは、頭をフル回転させる「勉強」ではなく、ただ手を動かしているだけの『作業(手の運動)』になってしまいます。これが、時間をかけたのに点数が伸びない最大の罠なのです。
本当の勉強は「丸付けが終わった瞬間」から
じゃあ、どうすればいいのでしょうか。 まず知ってほしいのは、問題を解いて答え合わせをするまでの時間は、テスト勉強の「準備」にすぎないということです。
丸付けをして「合っていた問題」と「間違っていた問題」に仕分けるのは、いわば自分の実力が今どこにあるかを確かめるだけの作業です。
脳が本当に汗をかいて賢くなるのは、実はそのあとの時間です。 本当の勉強が始まるのは、まさに「丸付けが終わったその瞬間」からなのです!
2周も3周も、ただ機械的にページをめくるのは一度やめてみましょう。それよりも、間違えてしまった問題、つまり「バツ」がついた問題を「マル」に変えていく「解き直し」に、みなさんのエネルギーをすべて注いでみてほしいのです。
10回書き写すより、1回「隠して自力で解く」
具体的なやり方は、驚くほどシンプルですよ。
ワークを解いて丸付けをしたとき、間違えた問題があったら、まずは解説をじっくり読みます。「あ、ここで計算を間違えていたんだ」「こういう意味だったのか」と納得できたら、その解説や答えを、手や下敷きでパッと隠してしまいましょう。
そして、真っ白なノートの新しい場所に、もう一度自分の力だけで、最初から最後まで解き直してみるのです。
解説を読んで「分かった」と思うことと、何も見ずに自分の力で「できる」ことの間には、めちゃくちゃ高い壁があります。めんどくさそうに感じるかもしれませんが、何も見ずに自力でスラスラと式が書けたり、言葉が出てきたりして初めて、その問題はみなさんの本当の実力(=テストで点数が取れる武器)になります。
勉強は「できない」をクリアしていくゲーム
たくさんのページをただこなす必要なんてありません。1周目でバツがついた問題だけを集めて、何も見ずに自力で解けるようになるまで、その日のうち、あるいは次の日にピンポイントで解き直す。
これだけで、3周をダラダラと回すよりもはるかに短い時間で、確実な実力がついていきます。圧倒的にタイパ(タイムパフォーマンス)がいいのです。
勉強って、ただたくさんの量をこなさなきゃいけない苦行ではありません。自分が「できないこと」を一つずつ「できること」に変えていく、パズルやゲームのレベル上げと同じです。
自分で自分の苦手(ボス)を見つけて、それを自分の手でクリアしていく楽しさを知ると、勉強は誰かに「やりなさい」と強制されるものから、自分でコントロールできるおもしろいものに変わっていきますよ!
