こんにちは、プログレス学習教室の坂田です。
中学校に入ってから、急に数学の授業が難しく感じられたり、テストの点数が思うように伸びなかったりして、悩んでいませんか? 「小学生のときは算数が得意だったはずなのに、どうしてだろう……」と、机の前でため息をついているお子さんの姿、実は塾の現場でも本当によく目にします。がんばって机に向かっているのに結果に繋がらないのは、本当に悔しいですし、やる気も途切れてしまいそうになりますよね。
中学数学の波にのまれてしまわないために、どこでボタンの掛け違いが起きていたのか、一緒に紐解いていきましょう。
中学数学のつまずきは「小5の算数」に隠れている?
中学の数学で苦戦している原因を突き詰めていくと、実は小学5年生の算数にたどり着くことが非常に多いのです。
小学校の6年間の中で、5年生の算数は一番の「山場」と言われています。なぜなら、それまでの「目に見える具体的な計算」から、「目に見えない抽象的な考え方」へと、学習の中身がガラリと変わる時期だからです。
具体的には、以下のような単元に心当たりはありませんか?
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割合(%や〇割)
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速さ(時速・分速など)
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分数の通分・約分
どれも5年生で習う内容ですが、これらはすべて、中学校で習う「方程式の文章題」や「関数」の土台となる超重要テーマばかりです。ここで少しでも「なんとなく分かった気がする」という状態のまま進んでしまうと、中学校の教科書を開いたときに、目の前に突然高い壁が現れたように感じてしまいます。
恥ずかしがらずに、思い切って「巻き戻す」勇気を
では、今数学に苦手意識を持っている中学生が、ここから自信を取り戻していくためにはどうすればいいのでしょうか。
一番効果的なのは、過去の教科書やドリルに戻ることを恥ずかしがらずに、つまずきの根本まで時間を巻き戻してみることです。
もし今、方程式の文章題や計算に手こずっているなら、あえて小5の「割合」や「分数」のページまで戻ってみてください。新しく高い問題集を買い直す必要はありません。家に保管してある教科書の例題や、インターネットで見つかる無料の簡単なプリントで十分です。
今日からできる、絡まった糸をほぐす2つのステップ
復習をするときは、次の2つのステップを意識してみてください。
1. 「言葉の意味」を自分の言葉で説明してみる
まずは公式の丸暗記に頼らず、その数字が何を意味しているのかをゆっくり紐解いてみましょう。 たとえば、「2割引きってどういうこと?」と聞かれたときに、「元の数字を10個に分けたうちの、2個分を引くことだよ」と、頭の中に図やイメージが浮かぶかどうかが大切です。
2. バツのついた基本問題を「自力で」解き直す
丸付けをしてバツがついた小5の基本問題を、答えを隠してもう一度自分の力だけで解き直してみます。
このような丁寧な復習を、日々の勉強の中に15分だけでも組み込んでみてください。過去の自分が置き忘れてきた大切なポイントを回収していくうちに、今の数学の教科書が驚くほどスラスラと読めるようになっていきます。
気づけた今こそが、最高のスタートライン
勉強の遅れを取り戻すのに、遅すぎるということは絶対にありません。
むしろ、「自分の弱点がどこにあるのか」に気づけたその瞬間こそが、これから実力を一気に伸ばしていける最高のスタートラインです。焦らず、まずは足元を固めることから始めてみませんか?
