こんにちは!『プログレス学習教室』の坂田です。
定期テスト前や日々の勉強で、「英単語や理科の用語、昨日あれだけノートに書いて覚えたはずなのに、今日になったら綺麗さっぱり忘れてる……」なんて経験、ありませんか?
周りの友達がスラスラ答えているのを見ると、「自分って記憶力が悪いのかな……」って落ち込んじゃうこともありますよね。せっかく大切な時間を使ってがんばったのに、頭に残っていないのは本当にショックだし、やる気が折れちゃう気持ち、ものすごくよく分かります。
でもね、まずはこれだけは声を大にして言いたいです。 「何度も書いて練習したのに忘れちゃう」のは、あなたの頭が悪いからでは絶対にありません! むしろ、あなたの脳が正常に、めちゃくちゃ優秀に働いている何よりの証拠なんです。
人間の脳って、実はすごく省エネ。新しく入ってきた情報を、片っ端から「これはいらないもの」として片付けちゃう性質があるんですね。
たとえば、ノートに綺麗にまとめたり、教科書をじっと眺めたりしているとき。手は一生懸命動いていても、脳みそは受け身の「ただの作業モード」になりがちなんです。どれだけ時間をかけてノートを文字で埋め尽くしても、脳が「これは今すぐ生きるために必要ないな」って判断したら、記憶の引き出しのずーっと奥深くに隠されちゃう。だから、テスト本番の「いざ!」という時に取り出せなくなっちゃうんです。
じゃあ、どうすれば記憶をしっかり頭に定着させられるのか。 その秘密の鍵は、新しく覚えることじゃなくて、頭の中から「思い出す」という作業にあります。
脳が一番記憶を焼き付けるのって、実は「情報を新しく頭に入れたとき」じゃないんです。一度忘れかけたことを、「ええっと、何だっけ……?」と、必死に頭をひねって思い出そうとした、その瞬間なんです。
「思い出す」って、ちょっとめんどくさいし、脳に負荷がかかりますよね。でも、その“ちょっとした負荷”がかかることで、脳は「あ、この情報、何度も呼び出されるってことはめちゃくちゃ大事なやつだ!」って気がつくんですね。そして、いつでも取り出せる手前の特等席に移し替えてくれます。
今日からすぐにできる、おすすめの方法を紹介しますね。
ノートを開いて新しいことを覚えたら、すぐに次のページに行きたい気持ちをグッとこらえて、手や下敷きでパッと答えを隠してみてください。 そして、「さっき、ここに何て書いてあったっけ?」と、自分にミニクイズを出してみるんです。
覚えた直後はもちろん、勉強が終わる直前、あるいは次の日の朝など、あえて「忘れかけた絶妙なタイミング」で思い出すチャンスを作ってあげるのがコツです。
このとき、すんなり思い出せなくても1ミリも落ち込む必要はありません。 「あー!悔しい、出てこない!」と思ってから答えを確認する。この「悔しい!」という感情とセットになった瞬間、脳の記憶のルートはグッと太くなります。
勉強って、綺麗なノートを作る芸術作品集めじゃなくて、自分の頭の引き出しを整理していく「ゲーム」みたいなものです。
何度も忘れて、そのたびに「あ、これだった!」って思い出す足跡を重ねていく。そうしているうちに、特別なやる気に頼らなくても、テスト本番でスラスラとペンが動く本物の実力が身についていきます。
「忘れること」を失敗だなんて怖がらないでくださいね。 むしろ「引き出しを強くするボーナスタイムが来た!」くらいの軽い気持ちで、目の前のワークにワクワクしながら向き合ってみてください!
