休校中の家庭学習|理科② | プログレス学習教室 橿原市

プログレス学習教室 橿原市

近鉄南大阪線、橿原神宮西口駅南出口から西へ徒歩2分のプログレス学習教室は、たのしく勉強できる小さな学習塾です

 

4月22日

 

とうとうというか、ようやくというか、

奈良県から休業要請が発表されました

学習塾も入っていますが、対象は延床合計1,000㎡以上

体育館並みの広さです

それだけ広いと、生徒も講師もたくさんいそうだな・・・

 

 

4月7日の緊急事態宣言以降、牛乳の消費が減り、

農水省が、牛乳需要拡大のプロジェクトを始めたそうです

牛乳たくさん飲めと言われても、そんなに飲めるものではない、

体質的にラクトースの消化不良でお腹をこわす者だって、

現にここにいるのだし・・・

 

そこで、以前「蘇」づくりが流行ったことを思い出しました

 

理科や家庭科の学習を兼ねて、

モッツァレラチーズをつくってみるのはどうでしょう?

 

必要な材料は、

大量の低温殺菌牛乳と、無糖ヨーグルトと、「レンネット」

 

レンネットは、通販サイト「アマゾン」で探すと手に入ります

(「楽天」では見当たりませんでした)

What's レンネット?

仔ウシの胃袋(第4胃)に含まれている消化酵素です

はじめてこの言葉を目にしたのは、小学生のときに読んだ

ローラ=インガルス=ワイルダー作「大草原の小さな家」シリーズ

(「大きな森の小さな家」だったと思います)

名前のみ知る存在だったのですが、通販で手に入るようになったのですね

 

レンネットは、ほんの0.5gで5リットル(牛乳パック5個)もの牛乳を固めることができます

酵素は、ほんのわずかの量で働くことができるのですが、それが実感できるでしょう

 

チーズづくりの手順は、ネットにいくらでも載っています

比較して、作りやすそうなものを選んでください

 

材料を正確に測り取ったり、用具を殺菌したり、温度をキープしたり、

いろいろとしなければならないことがありますが、

どれも理科の実験と同じです

 

1パックの牛乳からできるチーズの量は、ほんのわずかで、

つぎにチーズを買うときには、すごーくありがたく思うかもしれません

モッツァレラチーズからは、みんなの大好きな「さけるチーズ」をつくることができます

 

チーズをつくりながら、

消化、消化酵素、酵素、低温殺菌(パスチャライズ)、たんぱく質の凝固、などについて、ネットをつかって調べてみましょう

じっさいに目に触れ手にしたことに関連することばは、理解しやすく、すぐに覚えられるものです

 

「蘇」づくりよりも、若干ハードルが高いですが、

チーズづくり、やってみたら楽しいと思いますよ

失敗しても、それはそれで、勉強になりますしね

 

さて、それでは、みなさんに問題です

さきほど、1リットルの牛乳からできるチーズの量はほんのわずかと書いたのですが、

牛乳100gに含まれるたんぱく質の量を3.3g、

モッツァレラチーズ100gに含まれるたんぱく質の量を18.4g

とすると、

牛乳1リットルから何gのモッツァレラチーズができるでしょう

ただし、牛乳1ml=1gとし、

牛乳に含まれるたんぱく質は、すべてチーズになるものとします