9月7日
本日、ブラジル独立記念日
1822年9月7日、ポルトガルからの独立を宣言しました
そういえば、南米諸国の公用語がスペイン語の中、ブラジルはポルトガル語ですもんね
こういった記念日などをきっかけに、スペイン・ポルトガルの位置や大航海時代のお話…
に、つなげていくのが社会科の手法ですので、
ちょっとここで展開してみることにいたしましょう
内容は、中学校の教科書に載っているレベル
詳しいことは、じつは、あまり知りませんので、トリビアにはなりません。。。
申し訳ございませんが、お踏みおきくださいm(_ _)m
スペインやポルトガルは、ヨーロッパの西部に突き出した半島、イベリア半島にあります
イベリア半島の付け根にあって、スペインとフランスの国境を成すのは、ピレネー山脈です
犬好きの人なら、ピレネー犬(グレート=ピレニーズ)を思い浮かべるかもしれませんね
大きくて白くてもふもふの勇敢な山岳犬で、とってもかわいいのですが、
きっと、室内で飼うのには向いていないでしょう
ピレネー山脈は、アルプス=ヒマラヤ造山帯に属する山脈(日本は環太平洋造山帯でしたね)で、
3000mを超える頂が30峰以上もあるそうですから、日本アルプスなんて目じゃないぐらい険しいです
イベリア半島は、ヨーロッパの辺境で、
古くは、ヨーロッパじゃなくてアフリカ扱いされるほど、田舎だったようです
というのが、地理的にも地中海をはさんで最狭部14kmというアフリカ大陸との近さに加えて、
8世紀にイスラム教の国が建国され、それ以降、国土回復運動(レコンキスタ)が最終的に完成したのが15世紀後半
それほど長い期間、イスラム教の支配や影響を受けたから、ということもありそうです
イスラムの支配の跡は、アルハンブラ宮殿(世界遺産)に見ることができます
(「アルハンブラの思い出」というギター曲が中学校の音楽の教科書に載っています、たしか)
レコンキスタ完成のころ、大航海時代が始まります
コロンブスがイスパニア(カスティーリャ王国)のイサベラ女王の資金援助でアメリカ大陸に到達(1492年・レコンキスタ完成の年)、
ポルトガルのバスコ=ダ=ガマがインド航路を開き(1498年)、
スペインのマゼラン一行が、世界一周を果たしました(1522年)
(毎日つけていた航海日誌が1日分遅れていた!なんで?日付変更線を東から西へ超えたから)
インド航路が開かれてたったの45年で、日本に鉄砲とキリスト教がもたらされる(1543年)のですから、
大航海時代おそるべしですよね
大航海時代を経て世界中に植民地を設けた(元祖「太陽の沈まない国」)スペインですが、
無敵艦隊がイギリスに敗れたあたりから雲行きがあやしくなります
商業を卑下したり商人に偏見を持ったりしないプロテスタントがいきわたったこともあり
(ルターの宗教改革は1517年)、
キリスト教移植&植民地支配の時代から、貿易商人を中心としたオランダやイギリスの時代へ、
さらに、市民革命と産業革命を経て、帝国主義の時代へと、時代は移っていくのです
こんなふうに社会科の話は次々に展開していきます
大風呂敷を広げるみたい
いや、それは、意味が違うだろう