ルート166を通って | プログレス学習教室 橿原市

プログレス学習教室 橿原市

近鉄南大阪線、橿原神宮西口駅南出口から西へ徒歩2分のプログレス学習教室は、たのしく勉強できる小さな学習塾です

きょうは薄曇り曇り

蒸し暑くなりました

今夜は、蛍狩りに行こうかな。。。キラキラ

 

きのう、時間があったので、高見峠を越えて三重県へニコニコ

月出の中央構造線」というものを見てみたかったのですグッ

調べたところ、日本最大級の活断層の露頭ということはわかったのですが、

それがどんなものなのか、よくわからないまま、とりあえず現地へGO!

橿原市からは、桜井を大宇陀に抜け、国道166号線をひたすら東へ走ります

高見トンネルを過ぎると、三重県ちゃちゃも

ここは、紀伊山地の入り口というかんじで、

高い山がそそり立っていて、高低差をカバーするために、道がループになっています

奈良県側からは、わかりにくいのですが、東から西へ下から見ると、かなりの迫力です

空に向かって突き出した部分の手前(奈良から松阪に向かって)にちょっとした駐車スペースが設けられていて、見晴らし最高ですグッニコニコ

櫛田川沿いに下っていくと、初めて見える集落が、波瀬(はぜ)星

中央構造線は、波瀬の月出地区にあるということなので、道の駅「波瀬駅」に立ち寄りました

ここには、レストランもあって、朝7:30から開いているそうですグッ

となりの建物(松阪市役所飯高地区振興局波瀬出張所)には「ハゼユリで町おこし」とスローガン

このあたりには、ハゼユリと呼ばれるヤマユリの群生地があるようなのです

見ごろは、7月中旬から下旬

これからですねキラキラ

でも、地域振興を1年にたった数週間咲く花に頼るのは、どうよ?キョロキョロ

さらに、このあたりは、クレソンが名産らしいですグッ

クレソン・・・肉料理には欠かせませんウインク

おお!ここは、松阪(平成の大合併)びっくりハッ

松阪牛にクレソン!!うまそう口笛

道の駅には、ジビエの鹿、冬には猪鍋もあるそうなので、

肉とクレソンで、「焙り肉のクレソン巻き・イノシカギュウ」などいかがでしょうか??

話題がそれました。。。

 

駅の地図を見ると、月出の中央構造線は近いようです星

ただ、対向車に注意!獣害防止の柵があるので、開けたら必ず閉めること!!と書いてあったのが気になりますタラー

166から月出の集落方面へ折れて、しばらく月出川沿いに進みます

清流をせき止めてつくられた天然のプールがありましたウインク

夏には気持ちよさそうグッ

川床にもよさそうニヤリ

集落を抜けると小さな浄水場、そしてそのそばに、ありました!獣害防止用フェンス!!

急坂の途中にあるので、けっこう重いアセアセ

そして、その奥は。。。

道は舗装されています、が、小さな落石ごろごろの、けっこうワイルドな坂道びっくり

とちゅうで、選択肢があります

A:車を、落石注意な感じのその場所に停めて、900m歩いて登る

B:さらに落石ゴロゴロの道を3.8km進み、(そこに車を停めて500m歩いて下る)

( )内は、そこには書かれていませんでしたので、当然、Bを選択ウインク

対向車が来たらたいへんだー注意

開けたところに出ると、林道はさらに続いていますが、さきほどと同様の分岐道があります

広めの駐車スペースがあって、「月出の中央構造線500m」の案内が。。。キョロキョロ

「道が急なので車通行不可」ともタラー

うーん、けっきょく坂を歩くんだねショボーン

お天気が悪かったら、ぜーったいに行けません注意

道の横にはさらさらと水音。。。なのですが、大きな石がゴロゴロしていて、水はさっぱり見えずガーン

落石と獣害防止のネットに囲まれた所に出ると、中央構造線が見えてきました

。。。

左側の赤土(さっき落石ゴロゴロしていた壊れやすい地層)は、

領家変成帯という高温低圧変成岩(マイロナイト)、

右側の黒い岩石は、三波川変成帯という低温高圧変成岩(黒色変岩)

左が日本のインナーゾーン(内帯)、右が日本のアウターゾーン(外帯)

たしかに、ちがうのですが、で?

案内板を見ても、なにがどうなってすごいのか、いまひとつわからないのですショボーンタラー

(これまでの道のりを考えたら、観光客は来ないだろうし、ここまで研究に来る専門家さんたちには案内板は不要ですもんね)

なんで、地層が縦になってるの???そこからわからないんですけど

 

調べてみると、

どうやら、いまは存在しないイザナギプレートというプレートが関わっているようですキョロキョロ

1億3000万年~1億年ほど前(ジュラ紀末から白亜紀初め)に年20~30cmというハイスピードびっくりで移動していたプレートで、

ユーラシアプレートに対して、ほぼ平行に(横ずれですね)北上して、アウターゾーンを運んできたということらしい。。。

赤い線が中央構造線:線の北側がインナーゾーン南側がアウターゾーン

 

中央構造線がつくられた1億年前ごろには、日本列島はまだ島ではなくて、大陸の端に位置するアンデス山脈みたいな形だったのではないかといいます

それが、プレートの動きにともなって、大陸から裂けて離れたアセアセ

えーと。。。

紙粘土の大きな塊(インナーゾーン)に、油粘土(アウターゾーン)をペタッとくっつけて、紙粘土の部分をとちゅうからビリビリっと裂いてできたような日本列島ウインク

その、紙粘土と油粘土の境界面が、中央構造線なわけで

フォッサマグナから西は全体としては、ユーラシア大陸に乗っているけれど、中央構造線の南は、血筋もタイプもぜんぜんちがうやつなわけですねニコニコ

うん、恐ろしい活断層だ!!

それが見えていたのかーびっくりハッ

すごいな、月出の中央構造線星星星