秋分の日から勤労感謝の日までのだいたい2か月は、なによりの行楽シーズンで、
文化、芸術、スポーツ、読書・・・と、
秋の短日と夜長を存分に楽しむ日々が続く予定・・・
なのですが、
どうやらお天気に水を差されそうですね
近畿地方の週間天気予報は、雲と傘が並んでいました
列島の北と南で地震が相次いだのも、ちょっと不安です
もうすぐ新月なので、ますます心配です
さて、2学期の受験勉強のしかたについて、これまでずっと取り上げてきたのですが、
最後に、
定期テストで5科目合計がだいたいいつも400点以上あるみなさんについて、
ちょっと触れておきたいと思います
定期テストの点がよくて、通知表にも5が並んでときどき4が顔を出しているひとは、
自分の勉強方法をよく知っているひとですから、いまさら申し上げることは何もないのですが、
なかには、成績はいいんだけど、実力点が・・・と悩んでいるひとがいます
ふだんの勉強はできていても、校内実力診断テストがそれほどできない、というひとです
もしかしたら、勉強方法に問題アリかもしれません
実力テストの範囲を、定期テストの精度で勉強しようとしていませんか
定期テストは、範囲が狭いので、とにかくひたすらぜんぶ覚えていけば、正解できますから、目の前にあるものを、なにも考えずに詰め込んでいく方法で大丈夫です
消化できなくても、すんだ範囲を忘れて新しく詰め込めばいいのです
ただ、このやりかたは実力テストでは通用しません
大切なところとそうでないところの区別なしに覚えようとするのは、馬鹿げた話
とくに、これまでの範囲ぜんぶという受験勉強には、詰め込みはとうてい間に合いません
大切なところを、まず、勉強するようにしましょう
教科書には、まとめのページがありますよね
章ごとにまとめのページや問題、
英語ならば、巻末に近いところにも、課のまとめや基本文のまとめ
(国語は、巻末は文法や文章の書きかたなどの説明になっています)
数学のまとめの問題は解いたことがあっても、ほかの教科のまとめページはあまり利用したことがないのではないでしょうか
教科書は、あんがい、ていねいで親切で、社会などは、キーワードまで載せてくれています
まとめのページには、すぐには答えがありませんから、
教科書の本文に戻って調べたり、考えたり、主体的な勉強が必要で、
丸暗記のようにはいきません
それが、実力を養うもとになるのです
成績が上位のひとたちは、内申点の持ち点があるので(2学期の成績を落とさないことが条件になりますが)、
遠回りに見える試行錯誤を2学期じゅうしても、じゅうぶん間に合いますから、
まとめのページを見て、重要なことがらをしっかりまとめておきましょう