空一面の雲のせいか、けっこう涼しいのはありがたいのですが
たまには、ぱあっと秋晴れの空も見たいものです
きのう「まほろばキッチン」に農産物を買いに行ったら、
(かつて、統廃合という名のもとに廃校になった耳成高校グラウンド跡のJAならけんの農産販売施設です)
梨が盛り、栗と柿が増え、無花果が少なくなり、ブルーベリーが姿を消した代わりに立派なあけびが出ていました
風の音にはちょっと鈍感でも、食欲は正直
季節が進んでいることを実感しました
さて、これまで数回にわたって、ふだん定期テスト30点以下の科目の2学期の受験勉強をお話ししてきたわけですが、
不得意な科目があって、それだけが30点以下というひとは、前回までの科目ごとの勉強方法でがんばってもらうとして、
30点を単純に合計すると、5教科で150点になりますから、
定期テストで、おおむね150点あたりか、それに届かないひとに、
ちょっと本音のお話をしたいと思います
それは、5教科全部をこれから勉強しはじめるのは、正直きつい、ということです
理科と社会を除いてしまえば、3教科の勉強ですむので、
①数学の教科書例題
②英語の教科書音読
③国語の教科書早口読みとなぞり書き
をひたすらくりかえして勉強すれば、これからでも効果が出ます
ここで、奈良県の公立高校入試について、もういちど見ておきましょう
入学試験学力考査には特色選抜と一般選抜がありました
特色選抜は、普通科以外の職業科に設定されていることが多く、
一般選抜よりも3週間ちかく早い、2月20日前後に試験が行われます
試験は2~3教科、そして、おおきなちがいですが
一般選抜と特色選抜の問題は、問題の量と難易度が、倍半分もちがいます
つまり、特色選抜を設定している高校は、すこし易しめの入試問題で、
勉強はあまり得意でないけれど、
農業や林業に興味があるとか(残念ながら、奈良県には水産高校がありません)、会計や経理、商業に興味があるとか、理科や工作は得意だとか、将来はパティシエになりたいな、とか、運動や体育にしか関心がない、とか・・・
そういった、進路をだいたい決めているひとを、募集しているのです
おおまかに言って、定期テストで5教科150点以下のひとたちは、勉強が苦手なタイプです
(そうでないひとも、もちろんいるでしょうが、多くのひとは苦手だと思います)
むりに普通科に行って、また勉強で苦労するよりも
(じっさい、ドロップアウトするひとがあとを絶ちません)、
興味や関心のある職業科に進学することをおすすめしたいと思います
そして、特色選抜入試にむけて(その前に受ける私学のためにも)
数学・英語・国語の3教科を、
入試に社会または理科が必要な高校を受けるなら(きっと、得意な科目だろうと思います)、その教科をさらに追加して、
しぼりこんで勉強するのが、得策でしょう
2学期の受験勉強
まだまだ続きます・・・
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