「ブリタを使っているけれど、ニュースでPFASを見てから、このカートリッジで本当に大丈夫なのかな…」と気になっていませんか。

 

結論からいうと、ブリタにはPFASの一種であるPFOS・PFOAの除去試験が確認されているカートリッジがあります。ただし、「ブリタなら何でもPFASを除去できる」「PFASすべてを除去できる」という意味ではありません。

判断するときは、使っているカートリッジ名・試験対象物質・交換条件の3つを見るのがポイントです。

先に結論

・マクストラプロ ピュアパフォーマンス → PFOS・PFOAを80%以上除去した試験結果あり
・マイクロディスク → PFOS・PFOAを80%以上除去した試験結果あり
・PFAS全種類ではなく、公式表示で確認できるのはPFOS・PFOA
・塩素や総トリハロメタンも除去対象
・マイクロプラスチックは一定サイズ以上の微粒子をろ過する性能表示あり
・正しい対象カートリッジを交換目安どおり使えるなら、ブリタをそのまま続ける選択も十分あり
・より高い除去率の試験表示や大容量を重視するなら、マルチピュアも比較候補

「PFAS対策を優先したいので、ブリタ以外の浄水器ではどこまで試験結果が公開されているのかも確認したい」という方は、マルチピュアの条件を先に比較できます。

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ブリタでPFASは除去できる?公式試験の答え

BRITA公式では、PFASの一種であるPFOS・PFOAについて、日本国内の第三者機関で試験を行い、対象カートリッジで80%以上除去できることを確認したと案内しています。

試験は、一般社団法人浄水器協会の「JWPAS B.210」に基づくものです。

カートリッジ 主な対応製品 PFOS・PFOA 判断
マクストラプロ ピュアパフォーマンス ポット型・タンク型など 80%以上除去を確認 PFAS対策を意識するなら確認しやすい
マイクロディスク ボトル型・カラフェ型 80%以上除去を確認 外出用ブリタでも対象
マクストラプロ ホットドリンク ポット型・タンク型 現行公式の除去項目表示ではPFOS・PFOAを確認できない 同じマクストラプロでも混同しない

ここが一番重要です。

「ブリタ」というブランド名ではなく、実際に使うカートリッジ単位で確認してください。

たとえば「マクストラプロ」という名前だけを見て、ピュアパフォーマンスとホットドリンクを同じ除去性能だと考えるのは避けた方がよいでしょう。

「PFASを80%以上除去」の意味にも注意

PFASは多数の有機フッ素化合物の総称です。

ブリタの公式表示で確認されているのは、そのうちPFOSとPFOAです。

「PFASを除去できる=あらゆるPFASを完全に除去できる」と読み替えないことが大切です。

また、80%以上という数字は規定された試験条件で確認された性能です。自宅の水質、使用量、カートリッジの使用期間に関係なく、常に同じ割合になると保証する数字ではありません。

だからこそ、除去率だけを見るより、交換条件まで含めて判断する必要があります。

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2026年現在、水道水のPFOS・PFOAは水質基準の対象

PFASの情報を見ると、「水道水をそのまま飲んではいけないのでは」と不安になるかもしれません。

ただし、日本では2026年4月1日からPFOS・PFOAが正式に水道水の水質基準項目となり、合算で50ng/L以下という基準が設けられています。

水道事業者には、基準の遵守と水質検査が求められています。

必要以上に不安になる必要はありません。

水道水には公的な管理があります。
そのうえで「自宅でもPFOS・PFOAの低減性能が確認されたフィルターを使いたい」と考えるなら、ブリタなどの浄水器を追加する、という順番で考えると整理しやすくなります。

ブリタの除去物質|塩素・トリハロメタンはどう?

「PFASだけでなく、カルキやトリハロメタンも取れるの?」という疑問も多いところです。

マクストラプロ ピュアパフォーマンスでは、PFOS・PFOA以外にも複数の物質が除去対象として表示されています。

  • 遊離残留塩素
  • 溶解性鉛
  • 総トリハロメタン
  • 2-MIB(かび臭)
  • CAT
  • テトラクロロエチレン
  • トリクロロエチレン
  • クロロホルム
  • ブロモジクロロメタン
  • ジブロモクロロメタン
  • ブロモホルム
  • ジェオスミン
  • フェノール類
  • ベンゼン
  • シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
  • PFOS・PFOA

ブリタでカルキ抜き・塩素除去はできる?

できます。

遊離残留塩素は、マクストラプロ ピュアパフォーマンスの除去対象です。

水道水特有のカルキ臭が気になってブリタを使っている方なら、PFASだけではなく、この塩素除去もブリタを使う意味のひとつになります。

一方で、塩素を除去した水は保存性の考え方も変わります。

BRITA公式では、マクストラプロ ピュアパフォーマンスでろ過した水について、24時間以内に使い切るよう案内しています。

「浄水したから長く保存できる」わけではありません。

ブリタでトリハロメタンは除去できる?

マクストラプロ ピュアパフォーマンスでは、総トリハロメタンが除去対象として明記されています。

ボトル・カラフェ用のマイクロディスクでも、総トリハロメタンが除去対象に含まれています。

そのため、「トリハロメタンも気になるからブリタをやめるべき」と一律に考える必要はありません。

ブリタはマイクロプラスチックも除去できる?

マイクロプラスチックについても、サイズ条件を確認して判断する必要があります。

カートリッジ 公式の微粒子ろ過表示
マクストラプロ ピュアパフォーマンス 30μm以上のマイクロプラスチックなどの微粒子をキャッチ
マイクロディスク 15μm以上のマイクロプラスチックなどの微粒子をろ過

ここでも、「マイクロプラスチックを除去」とだけ覚えない方が安全です。

ブリタが公式に確認している粒子サイズの条件までセットで見るのがポイントです。

すべての大きさのマイクロプラスチックを完全除去すると解釈しないようにしましょう。

PFAS対策で重要なのは「交換時期を守れるか」

性能の数字ばかり見ていると忘れやすいのですが、実生活ではカートリッジ交換の方が重要になることがあります。

マクストラプロ ピュアパフォーマンスは、総ろ過水量150L、交換目安は4週間に1回です。1日5.3L使用した場合が目安として案内されています。

マイクロディスクも総ろ過水量150L、交換目安は4週間です。

こんな使い方は注意

・交換時期を大幅に過ぎてもそのまま使う
・家族で大量に使っているのに日数だけで判断する
・PFAS試験対象ではないカートリッジを同じ性能だと思う
・互換品を純正カートリッジと同じ試験結果だと考える

たとえば家族4人が飲み水だけでなく、炊飯・料理・コーヒー・水筒にもブリタの水を使うなら、150Lへ到達するスピードは早くなります。

「交換を気にせず、もっと多くの浄水を使いたい」という不満が出てきたときが、別方式を比較するタイミングです。

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ブリタを続ける?マルチピュアへ替える?

ここまで確認して、「ブリタでもPFOS・PFOAを除去できるなら、そのままでいいのでは?」と思った方もいるでしょう。

その判断で問題ない人もいます。

判断軸 ブリタ マルチピュア
PFOS・PFOA 対象カートリッジで80%以上除去を確認 公式FAQで95.5%以上の試験結果を案内
主な試験条件 JWPAS B.210 試験水濃度0.0015mg/L・通水量2,500Lなどの表示あり
交換管理 マクストラプロは150L・約4週間 レンタルモデルは基本1年ごとに交換カートリッジ配送
使い方 ポットへ給水してろ過 キッチン水栓から浄水を使う方式
向く人 費用と手軽さを優先したい 性能表示・大容量・料理利用まで重視したい

ただし、この除去率だけを見て「95.5%だから80%より絶対に優秀」と単純比較するのは適切ではありません。

試験基準、原水濃度、通水量などの条件が異なるためです。

マルチピュアへ替える意味が出やすいのは、数字の大小よりも、より詳しい試験条件を確認して選びたい、料理まで大量に浄水を使いたい、4週間ごとのポット用カートリッジ管理を減らしたいという人です。

ブリタをそのまま続けやすい人

  • マクストラプロ ピュアパフォーマンスなどPFOS・PFOA試験済みの対象品を使っている
  • 4週間・150Lを目安に交換できる
  • 飲み水中心で、現在の浄水量に不満がない
  • 冷水・温水機能は必要ない
  • 毎月の固定費を増やしたくない

この条件なら、PFASが気になったという理由だけで急いでブリタをやめる必要はありません。

マルチピュアを比較しやすい人

  • PFOS・PFOAについて、より詳しい試験表示を確認して決めたい
  • 飲み水だけでなく料理にもたっぷり浄水を使う
  • 毎回ポットへ給水して待つ作業を減らしたい
  • 4週間ごとのカートリッジ購入・交換が負担
  • 冷温水サーバーは必要なく、キッチンで高性能な浄水を使いたい

マルチピュアの現行レンタルモデル「Aquaperform」は、公式で月額3,300円(税込)、基本契約期間1年、交換カートリッジは1年ごとの配送と案内されています。

ブリタより固定費は増えるため、PFASが不安というだけで全員が乗り換える必要はありません。浄水量や交換管理まで含めて、今の不満を解消できる人が比較するのがよいでしょう。

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冷水・温水も欲しいならエブリィフレシャスという別ルート

PFAS対策だけなら、ウォーターサーバーへ替える必要はありません。

ただ、「ブリタの性能より、毎回水を入れてろ過する・冷蔵庫へ入れる・お湯は別で沸かすことの方が面倒」という人は話が変わります。

その場合は、水道水を浄水しながら冷水・温水を使えるエブリィフレシャスも候補です。

現行のmini・tall・tall+cafe向けハイグレードカートリッジでは、PFOS・PFOAについて原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200Lなどの試験条件で99.9%以上という結果が公式に公開されています。

ただし、こちらもブリタとは試験条件が違うため、除去率の数字だけで優劣を決めるものではありません。

ブリタとエブリィフレシャスの違いは、PFAS性能だけではなく、毎日の「冷やす・沸かす」という作業まで含めて考えると分かりやすくなります。

→ エブリィフレシャスとブリタを料金・冷温水・手入れまで比較する

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なお、「ブリタとの比較ではなく、PFAS対応のウォーターサーバー自体をどう見ればよいか知りたい」という場合は、こちらの記事で試験条件の読み方を分けて解説しています。

→ PFAS除去できるウォーターサーバーの試験条件・フィルターの見方を確認する

ブリタのPFAS除去についてよくある質問

Q. ブリタの浄水ポットでPFASは除去できますか?

マクストラプロ ピュアパフォーマンスを使う対象製品では、PFASの一種であるPFOS・PFOAを80%以上除去した試験結果が公式に確認されています。

ただし、すべてのPFASを除去するという意味ではありません。

Q. ブリタの浄水ボトルでもPFASを除去できますか?

マイクロディスクを使用する対象のボトル型浄水器では、PFOS・PFOAを80%以上除去した試験結果が案内されています。

Q. ブリタは塩素除去・カルキ抜きができますか?

はい。遊離残留塩素は除去対象として表示されています。

ただし、塩素を除去したろ過水は長期保存向きではありません。マクストラプロ ピュアパフォーマンスでは、ろ過水を24時間以内に使い切るよう公式に案内されています。

Q. ブリタでトリハロメタンも除去できますか?

マクストラプロ ピュアパフォーマンスでは、総トリハロメタンが除去対象です。マイクロディスクでも総トリハロメタンが除去対象として案内されています。

Q. ブリタはマイクロプラスチックも除去できますか?

一定サイズ以上について、ろ過性能が表示されています。

マクストラプロ ピュアパフォーマンスは30μm以上、マイクロディスクは15μm以上のマイクロプラスチックなどの微粒子について公式表示があります。

すべてのサイズを完全に除去するという意味ではありません。

Q. マクストラプロ ホットドリンクもPFASを除去できますか?

現在のBRITA公式の商品ページでは、マクストラプロ ホットドリンクは8項目の浄水能力が案内されており、その一覧でPFOS・PFOAは確認できません。

PFAS対策を購入条件にするなら、「マクストラプロ」という共通名称だけではなく、ピュアパフォーマンスかどうかまで確認してください。

まとめ|ブリタはPFOS・PFOA除去を確認済み。ただしカートリッジ名まで見る

ブリタでPFASを除去できるか不安になったときは、「ブリタだから大丈夫」「ポット型だから不十分」とブランドや方式だけで決めないことが大切です。

最終判断

・マクストラプロ ピュアパフォーマンス → PFOS・PFOAを80%以上除去した試験結果あり
・マイクロディスク → PFOS・PFOAを80%以上除去した試験結果あり
・PFASすべてではなくPFOS・PFOAの試験結果として理解する
・塩素、総トリハロメタンなども除去対象
・マイクロプラスチックは粒子サイズ条件を確認する
・150L・約4週間という交換条件を守れるならブリタ継続も合理的
・より詳しい試験条件や大容量を重視するならマルチピュアを比較
・冷水・温水まで欲しいならエブリィフレシャスを別条件で比較

今のブリタで不便がなく、対象カートリッジを正しく交換できているなら、PFASが気になったという理由だけで慌てて買い替える必要はありません。

一方で、「80%以上という表示だけでなく、より詳しい試験条件まで確認して選びたい」「飲み水だけでなく料理にも大量に使いたい」「4週間ごとの交換管理を減らしたい」と感じたなら、次にマルチピュアとの違いを確認すると判断しやすくなります。

最後は除去率の数字だけでなく、自分がそのカートリッジを適切な条件で使い続けられるかまで含めて選ぶこと。

そこまで確認できれば、「なんとなく不安だから替える」のではなく、自分の家庭に必要な性能を理解したうえで納得して選べます。

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※PFAS・PFOS・PFOAの除去性能は、各メーカーが公表する対象物質・試験条件の範囲で記載しています。すべてのPFASや、あらゆる使用環境での完全除去を保証するものではありません。カートリッジ仕様・料金・契約条件等は変更される場合があるため、購入・申込み前に最新の公式表示をご確認ください。