PFASが気になってウォーターサーバーを調べ始めたものの、「99.9%除去」「除去物質○種類」と数字が並ぶほど、結局どこを見ればいいのか分からなくなっていませんか。
たとえば家族が毎日飲む水だから念のため確認したい。でも、必要以上に不安をあおる情報に振り回されたくもない。そんなとき大切なのは、「PFAS対応」という言葉だけで選ばず、何を・どんな条件で・どこまで除去できると確認されているかを見ることです。
結論からいうと、PFAS除去を重視するなら「除去対象物質」「試験条件」「総ろ過水量」「カートリッジ交換条件」をセットで比較してください。 エブリィフレシャスも候補になりますが、すべての物質を除去できるわけではないため、硝酸態窒素やフッ素などまで気になる人は別途確認が必要です。
この記事の結論
・PFOS・PFOAは、2026年4月から水道水の水質基準項目
・基準値はPFOS・PFOAの合算で50ng/L以下
・エブリィフレシャスのmini/tall/tall+cafe向け現行ハイグレードカートリッジは、PFAS(PFOS・PFOA)の除去試験結果を公開
・ただし「完全除去」「絶対安全」と考えるのはNG
・硝酸態窒素やフッ素など、公式の除去対象一覧で確認できない物質まで除去できるとは判断しない
「PFASを確認できる浄水型を探していて、エブリィフレシャスが自分の条件に合うか知りたい」という人は、先に公式仕様を整理した確認ページを見ておくと判断しやすくなります。
逆に、硝酸態窒素やフッ素の除去を最優先している人、天然水そのものを飲みたい人は、まだ申込みを考える段階ではありません。
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PFAS除去ウォーターサーバーは「除去率」だけで選ばない
ウォーターサーバーの水質を比べるとき、つい「除去率99%以上」の数字に目が向きます。
しかし、本当に見るべきなのは数字だけではありません。
確認したい4項目
① 何が除去対象になっているか
② どの濃度・試験方法で確認されたか
③ 総ろ過水量はいくらか
④ 何L・何か月使ったら交換する設計か
同じ「PFAS対応」でも、試験した物質や原水濃度、カートリッジをどこまで使用した状態で測定したのかが違えば、数字をそのまま横並びにはできません。
2026年4月からPFOS・PFOAは水道水の水質基準に
PFASは有機フッ素化合物の総称です。そのうちPFOSとPFOAについて、日本では2026年4月1日から正式に水道水の水質基準項目となり、PFOSとPFOAの合算で50ng/L以下という基準が設定されています。
つまり、「水道水だから何も管理されていない」というわけではありません。現在は水道事業者にも基準の遵守と検査が求められています。
そのうえで、自宅でもPFASの低減性能が確認されたフィルターを使いたいかどうかを考えるのが、過度に不安にならず選ぶポイントです。
エブリィフレシャスのPFAS除去性能はどこまで確認されている?
現在のエブリィフレシャスでは、機種によってカートリッジ仕様が異なります。
| 確認項目 | mini/tall/tall+cafe ハイグレード |
lite |
|---|---|---|
| 除去対象物質数 | 50種類 | 32種類 |
| PFAS | PFOS・PFOAを対象に、公式試験で99.9%以上 | PFOS・PFOAを対象に、公式試験で99.7% |
| 総ろ過水量 | 1,200L | 1,200L |
| 交換目安 | 月約100L使用で約1年 | 月約100L使用で約1年 |
mini/tall/tall+cafe向けハイグレードカートリッジのPFAS試験は、原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200L、検出限界値0.1ng/Lという条件で行われ、99.9%以上という結果が公式に示されています。
liteは同じく原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200Lの条件で、PFAS除去率99.7%という試験結果が案内されています。
注意
これは指定された試験条件での結果です。「家庭のどんな水でもPFASを完全にゼロにする」「使い続けても常に同じ除去率になる」という意味ではありません。交換目安や使用水量を守ることまで含めて性能を考える必要があります。
カルキ・残留塩素は除去できる?
「ウォーターサーバーの水にカルキは入ってる?」「カルキ抜きできる?」と気になる人もいると思います。
水道水では衛生管理のため塩素消毒が行われており、給水栓では一定以上の残留塩素を保つことが求められています。
エブリィフレシャスの現行カートリッジでは、カルキ臭の原因のひとつとなる遊離残留塩素が除去対象として明記されています。
そのため、「水道水の塩素臭が気になるのでフィルター式ウォーターサーバーを検討している」という人とは相性のよい条件です。
ただし、味や臭いの感じ方には水道水の地域差、タンクの清掃状態、設置後の使い方なども関係します。塩素を除去できる=誰でも必ずおいしく感じるとは限りません。
硝酸態窒素・フッ素・マイクロプラスチックまで除去できる?
ここは特に誤解しやすいところです。
エブリィフレシャスの現行ハイグレードカートリッジは50種類の除去対象を公開していますが、その一覧で「硝酸態窒素」「フッ素」を除去対象として確認することはできません。
したがって、「硝酸態窒素ゼロのウォーターサーバーを探している」「フッ素除去が最優先」という人に対して、エブリィフレシャスなら除去できると断定することはできません。
マイクロプラスチックについても、公開されている除去対象一覧に基づかず「除去できるはず」と推測して選ばない方が安全です。
水質重視ならこの考え方でOKです
PFASが最優先 → PFASの試験結果を確認
塩素臭が最優先 → 遊離残留塩素が対象か確認
硝酸態窒素が最優先 → 硝酸態窒素の試験表示がある製品を確認
フッ素が最優先 → フッ素の除去性能が明記された製品を確認
水の安全性はフィルター性能だけでは決まらない
ウォーターサーバーの安全性ランキングを見る前に、もうひとつ知っておきたいことがあります。
浄水性能が高くても、交換期限を大幅に超えたり、給水タンクを清掃しなかったりすれば、本来想定された条件から外れます。
① 原水
浄水型ウォーターサーバーは、基本的に指定された原水条件で使うものです。エブリィフレシャスも水道水水質基準に適合した水を使うことを前提としています。
② カートリッジの総ろ過水量
「1年交換」とだけ覚えるのではなく、月約100L使用という前提も見てください。
毎日料理にも大量に使い、想定を大きく超える場合は、期間だけではなく使用量も考える必要があります。
③ タンク・出水口の清掃
給水型はボトル交換がない一方で、自分で給水タンクを扱います。
エブリィフレシャスでは、上部タンクを3日に1度を目安に洗うよう案内されています。ここを「面倒だからほとんど洗いたくない」と感じる人には、給水型自体が向かない可能性があります。
④ 古いカートリッジと現行品を混同しない
tallなどを以前から使っている人は注意が必要です。
現行ハイグレードタイプは月約100L使用で1年交換ですが、公式FAQには紺色ラベルの旧仕様カートリッジは総ろ過水量750L、月約100L使用で7か月半という案内もあります。
「tallのウォーターサーバーフィルター交換は1年」と一律に考えず、現在手元にあるカートリッジの種類を確認してください。
給水型・宅配水・浄水器、どれを選ぶべき?
PFAS対策だけを考えても、必ずウォーターサーバーが正解とは限りません。
| 方式 | 向いている人 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 給水型 ウォーターサーバー |
PFASなどの除去性能を確認しつつ、冷水・温水をすぐ使いたい人 | 給水・タンク洗浄・カートリッジ条件・契約期間 |
| 宅配水 | 水の産地や天然水そのものを重視したい人 | 配送、ボトル交換、保管スペース、注文量 |
| 浄水器 | 冷温水機能が不要で、浄水だけできればよい人 | 製品ごとの除去対象、総ろ過水量、交換頻度 |
毎回ペットボトルを買ったり、宅配ボトルの受取・交換・保管をしたくない。そして冷水や温水もすぐ使いたい。そんな人なら、給水型ウォーターサーバーを選ぶ意味が出てきます。
逆に、冷水・温水機能がいらないなら、ウォーターサーバーに月額料金を払わず、目的の物質に対応した浄水器を選ぶ方が合理的な場合があります。
エブリィフレシャスで解消できること・できないこと
解消しやすいこと
PFAS(PFOS・PFOA)や遊離残留塩素など、公式に除去対象・試験結果が確認できる物質を意識しながら、日常的に浄水を使いたい人には検討しやすい方式です。
水道水を上部タンクへ補充する方式なので、宅配水のように重いボトルを受け取って保管し、空ボトルを処理する必要もありません。
朝に冷たい水を飲む、料理中に浄水を使う、帰宅後すぐ温水を使う――といった場面で、「水を買いに行く」「冷蔵庫に入れる」「お湯を沸かす」といった小さな作業を減らしやすくなります。
解消できないこと
一方、給水そのものは必要です。タンクの洗浄も必要です。
また、天然水ではないため、採水地や天然水そのものの味を重視する人の希望には合いません。
さらに、公式に除去対象として確認できない硝酸態窒素やフッ素などを最優先する場合は、「除去物質数が多いから大丈夫だろう」と判断せず、別の製品も含めて検討した方が安心です。
ここまで読んで、「PFASと塩素の確認が主目的」「給水と清掃は許容できる」「冷水・温水を日常的に使いたい」という条件がそろう人は、エブリィフレシャスの水質条件をもう一段詳しく確認する価値があります。
硝酸態窒素・フッ素の除去が最優先の人や、給水・清掃そのものを避けたい人は、このリンクを押さず別方式を比較してください。
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料金と契約条件も水質と一緒に確認
水質条件が合っていても、毎月の固定費や契約期間が生活に合わなければ後悔につながります。
| 機種 | 月額料金(税込) | 主な位置づけ |
|---|---|---|
| lite | 2,750円/月 | 機能を絞った床置き型 |
| tall | 3,300円/月 | 常温水などにも対応する床置き型 |
| mini | 3,300円/月 | 卓上型 |
| tall+cafe | 3,850円/月 | カフェ機能付き |
定額料金には交換用カートリッジや配送料が含まれますが、水道代と電気代は別です。
短期利用予定の人は特に確認
公式FAQでは、レンタルプランを契約またはサーバー交換後3年未満で解約した場合、40,000円(不課税)が発生すると案内されています。契約時期によって解約金が異なる場合があるため、実際の契約書面を必ず確認してください。
「とりあえず数か月使ってみたい」という人には、この契約条件は軽くありません。
エブリィフレシャスが向いている人
・PFAS(PFOS・PFOA)の除去試験を確認できる製品を選びたい人
「PFAS対応らしい」という曖昧な情報ではなく、試験条件まで確認して選びたい人なら比較しやすいです。
・カルキ臭が気になり、遊離残留塩素が除去対象のフィルターを使いたい人
水道水をそのまま飲むと臭いが気になる一方、毎回ペットボトルを買い続けたくない人には候補になります。
・飲み水だけでなく料理などにも浄水を使う人
使用量が多いほど、ボトルの注文・受取・保管を考えず水道水から補充できる給水型の利便性を感じやすくなります。
・冷水・温水をすぐ使えることにも価値を感じる人
浄水だけなら浄水器でも対応できます。ウォーターサーバーを選ぶなら、温度機能まで使うかを考えると無駄がありません。
逆に、向いていない人
・硝酸態窒素やフッ素の除去を最優先する人
現行の公式除去対象一覧だけでは確認できないため、その物質を明確に試験している製品を探す方が合理的です。
・天然水の産地や味そのものを最優先する人
エブリィフレシャスは水道水をろ過して使う方式なので、天然水宅配型とは目的が違います。
・給水やタンク清掃をしたくない人
ボトル交換は不要でも、給水型ならではの手入れは残ります。
・数か月程度の短期利用になる可能性が高い人
解約条件を考えると、短期利用前提で安易に契約するサービスではありません。
・水をほとんど使わない人
月額固定費を払うより、ペットボトルや目的に合う浄水器で十分な場合があります。
PFAS除去ウォーターサーバーのよくある質問
Q. PFAS除去ウォーターサーバーなら水は100%安全ですか?
いいえ。「100%安全」「絶対安全」とは判断できません。
確認できるのは、メーカーが公表している対象物質と試験条件の範囲です。原水、使用量、カートリッジ交換、清掃なども含めて判断してください。
Q. ウォーターサーバーの安全ランキング1位を選べばいい?
ランキング順位だけで決めるのはおすすめしません。
PFASを重視する人と、硝酸態窒素を重視する人、塩素臭を減らしたい人では必要なフィルター条件が違うからです。自分が除去したい物質を明確にして、その物質の試験結果を確認する方が判断しやすくなります。
Q. エブリィフレシャス tall のフィルター交換時期は?
現行ハイグレードタイプでは、月約100L使用の場合、1年に1回が交換目安です。
ただし、旧仕様の紺色ラベルカートリッジは月約100L使用で7か月半が目安です。既契約者は手元のカートリッジ種類を確認してください。
Q. ウォーターサーバーでカルキ抜きできますか?
製品によります。エブリィフレシャスでは遊離残留塩素が除去対象として明記されています。
ただし「カルキ臭が気にならなくなるか」という味・臭いの感じ方には個人差があります。
Q. 硝酸態窒素ゼロのウォーターサーバーですか?
エブリィフレシャスについて「硝酸態窒素ゼロ」と断定できる公式根拠は、現行の除去対象一覧では確認できません。
硝酸態窒素の除去が購入条件なら、その物質について試験・表示している製品を選んでください。
Q. Solemoodや楽水のカートリッジ交換頻度も同じですか?
同じとは限りません。ウォーターサーバーのフィルターカートリッジはメーカー・機種ごとに、除去対象物質、総ろ過水量、交換時期が異なります。
Solemoodのウォーターサーバーのカートリッジ交換や、楽水ウォーターサーバーのカートリッジ交換を確認したい場合も、その機種の現行公式資料を基準にしてください。
まとめ|PFAS対策は「対応」の一言より試験条件を見る
PFAS除去ウォーターサーバーを選ぶときは、「PFAS対応」「除去率が高い」という一言だけで決めないことが大切です。
除去対象物質・試験条件・総ろ過水量・交換時期まで確認する。 これだけで、広告の数字だけに振り回されにくくなります。
エブリィフレシャスのmini/tall/tall+cafe向け現行ハイグレードカートリッジでは、PFAS(PFOS・PFOA)や遊離残留塩素を含む50種類が除去対象となり、PFASについては条件を明示した除去試験結果が公開されています。
一方で、硝酸態窒素やフッ素まで除去できるとは公式一覧から確認できません。また、給水やタンク洗浄、契約期間も無視できません。
だから、「PFASと塩素を重視する」「給水型の手入れを続けられる」「冷温水機能も使う」「短期解約の予定がない」という人なら、エブリィフレシャスを候補に残しやすいでしょう。
この条件に当てはまる人は、最後に水質・除去物質・フィルター条件を整理して、自分が納得できるか確認してみてください。
逆に、天然水が最優先、硝酸態窒素やフッ素の除去が最優先、給水・清掃をしたくない、短期利用予定という人は、無理に進まず別方式を比較する方が後悔を減らせます。
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