さあさあ~いよいよウォーターカラー・スタジオさんで、
すばらしいこのせかいのミックス・ダウンでござるよ
ミックスを受け持っていただけますエンジニアさんは、
飯高正年 さんで、ございます。
飯高さんとはあらかじめミックスのイメージを、次の
3曲を通しながら打合せさせていただいています。
〝クラウドバスティング〟ケイト・ブッシュ 1985年
〝原子のかけら〟デッド・エンド 1990年
〝Gee〟少女時代 2010年
どれも音楽的にすばせかとは、掛け離れている様に
感じるかな。音の鳴らし方の参考提示ですからねっ。
トータルとして、リズム隊は、飛び道具的にと、
楽曲の構造を段階的に伝えているんですね。
そう云えば‥そもそもすばせかの曲作りって、
〝クラウドバスティング〟をモチーフにして書き始めてるんだよ
この歌は、疑似科学者として社会から追放され、
獄中で命を引き取る運命となったヴィルヘルム・ライヒ博士の
息子さんの心情を綴ったものです。
ケイト・ブッシュさんご自身は、このPV撮影のために
バッサーリ髪を切り息子さん役を熱演されていますね
息子さんの心の内を察しますと胸が苦しくなりますが、
父であるライヒ博士も、壮絶な少年期を過ごしていました。
13歳の頃‥母親と家庭教師の不倫関係を、父親に
告げてしまったことを機に、母が自害をしてしまいます。
その後、妻を死へ追い詰めた呵責の念から…父は真冬
の池に毎日立ち続け、やがて肺を患い亡くなってしまう。
多感な思春期に、心にとても大きな痛手を受けてしまった
ライヒ青年は、精神分析を学ぶようになり、性科学の研究を
深め、いつしか、この自然界すべてには〝オルゴン〟という
生命エネルギーが遍在しているとする仮説に至り、この理論
を原理とした超科学的な装置を発明してゆきますが、、、
ライヒ博士は、はたして変わり者だったのでしょうか
『人は、なぜ生まれ…死んで逝くのか…』という哲学的な
問題を科学的に解明したかっただけじゃないかな。。。
雨乞い
訳 小田桐光数
今でもオルゴン研究所の夢を見ると、
僕は泣きながら目を醒ましてしまう
パパはもうすぐで雨を降らすことができそうなんだけど
眠りとともにパパは消えてゆく
パパは暗闇の中で光り輝く僕のヨーヨーみたいに、
何でも特別なものに、そして、危険なものにしてしまう
だから、僕はヨーヨーを土に埋めて忘れてしまうんだ
それでも、雨が降るたびにいつもパパを思い出すんだよ
まるで太陽が顔を出すように
きっと何かいいことが起こりそうな気がするんだ
いつかきっとすごいことが起こるって予言だよ
世界の果てまで見渡せる丘の上で、
パパはあの人たちが来るのがわかっていたんだね
あの人たちの大きくて黒い車の中でのパパは、
権力者たちの脅威になるには、なんだかとっても小さく見えた
僕はヨーヨーを庭に隠したけど、
あの人たちからパパを隠すことはできないんだ
ああ神様、僕はパパのこと忘れないよ
なぜって、雨が降るたびにいつもパパを思い出すんだよ
まるで太陽が顔を出すように
きっと何かいいことが起こりそうな気がするんだ
いつかきっとすごいことが起こるって予言だよ
それは、パパと僕のことさ
こんどは僕が、雨を降らせるんだよ
パパの子どもが、きっと雨を降らせるんだ。
訳 小田桐光数
今でもオルゴン研究所の夢を見ると、
僕は泣きながら目を醒ましてしまう
パパはもうすぐで雨を降らすことができそうなんだけど
眠りとともにパパは消えてゆく
パパは暗闇の中で光り輝く僕のヨーヨーみたいに、
何でも特別なものに、そして、危険なものにしてしまう
だから、僕はヨーヨーを土に埋めて忘れてしまうんだ
それでも、雨が降るたびにいつもパパを思い出すんだよ
まるで太陽が顔を出すように
きっと何かいいことが起こりそうな気がするんだ
いつかきっとすごいことが起こるって予言だよ
世界の果てまで見渡せる丘の上で、
パパはあの人たちが来るのがわかっていたんだね
あの人たちの大きくて黒い車の中でのパパは、
権力者たちの脅威になるには、なんだかとっても小さく見えた
僕はヨーヨーを庭に隠したけど、
あの人たちからパパを隠すことはできないんだ
ああ神様、僕はパパのこと忘れないよ
なぜって、雨が降るたびにいつもパパを思い出すんだよ
まるで太陽が顔を出すように
きっと何かいいことが起こりそうな気がするんだ
いつかきっとすごいことが起こるって予言だよ
それは、パパと僕のことさ
こんどは僕が、雨を降らせるんだよ
パパの子どもが、きっと雨を降らせるんだ。
すばせかのミックスのお話しは、また次回にねっ
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