あ、これを読んでいただいている方の中に「教師」を職業にしている方もいらっしゃると思うので、念のため記すが、私はあなたが嫌いなのではない。
私にも学校の先生をやっている友人はいる。
私は、そいつらのことは好きである。
しかし、彼等の職業は好きではない、ということだ。
と、こんなこと言っても、私にも『僕の好きな先生』はいる。
中学から高校までお世話になった近所の補習塾のN先生である。
戦争(湾岸戦争じゃないですよ)も体験されている方で、既に亡くなっている。
確か私が大学生に入って、N先生に挨拶に行った時だったか、私はN先生に質問した。
「先生の一番好きな映画は何ですか」と。
答えは「ゲイリー・クーパーの『悪の花園』です」というものだった。
私は聞いたこともない題名だったが、題名自体は『愛と誠』世代にとっては非常に親しみやすい題名だったので、記憶するのは簡単であった。
それから現在に至るまで、N先生の言葉を思い出す度にその映画を探したが、ない。
テレビでは、『high noon』とか『誰ために…』とか『オペラハット』とか『遠い太鼓』とかはやっていたのに。
30年さがしてもないんだから、もう無理かな、と思っていたところ、先日、ネットで検索したら、あっさり、あった。
何だよ~そりゃあ、毎日探してたわけじゃないけどさ…
翌日、別件で近所のCD屋に行っても、あった。ったく…
というわけで、N先生、30年ちょっとかかってしまったけど、先生の一番好きな映画、観ましたよ。

