ジムに来るのはBの様な堕落した男だけではない。
同じ学年のCくん、彼は推薦で大学を決めたので、ずっとジムに来ている。
Bとは違って、見上げたものだ。
大学生活には多くの誘惑があるだろうに・・・
それにしてもジムによく来てるな、と思い、私は、合コンとかやらないの?と聞いてみた。
彼の答は、
「それが・・・大学に女の子がいないんです・・・」
というものであった。
え~?女の子少ないってのはわかるけど、いないって訳ないだろ?と再び尋ねると、
「それが、ホントにいないんです。ウチの大学、女の子どこにいるんだろう・・・大学案内を見たら、写真に女の子がいっぱい写ってたのに・・・それで安心して推薦決めたんですけど・・・」
そうか、近くに女子大ないの?
「ないです」
ふ~ん。
私の長女、女子大行って、ほかの大学と合コンしてるよ(でも男子は話しかけてこないらしいけど・・・)。
「いいなぁ~女子大か~清楚な娘ばかりなんでしょうね・・・憧れちゃうな~」
完全に青春の妄想に入っている。
う~む。
Bとは真逆で、Cくんはあまりに気の毒である。
帰宅後、私は長女に事情を話し、Cくんと合コンやらない?と聞いてみた。
「え~でも結構(大学が)遠いよ~」
心配ない。
女子大と合コンとなれば、喜んでお前たちの指定した場所まで来るに決まってる。
店の予約も全部男子がやるだろう。
それにお前だって、男子が話しかけてくる健全な合コンに参加したっていいじゃん!?
「ふ~ん。そんなに女子がいないの~?」
長女はスマートフォンで何かを検索して言った。
「え!?この大学さ~男子の比率92%強だよ~」
なにっ!そんなに少ないの!?
「確かにこれじゃ女子いないわ~でも、そんなこと推薦貰う前にわかるじゃん!?」
写真は見ても、数字は見なかった、ということか・・・
騙された、な・・・
その後、長女から合コン開催についての回答は、無い・・・