「猪木さん凄いね」
これが全文である。
簡明かつ彼女の聡明さを表している。
確かに猪木は凄い、しかし、凡庸な私には、彼女が何を凄いと言っているのかわからなかった。
そこで、「猪木、何やったの?」と聞いたところ、
「参院選出馬だよ」
との回答であった。
なにぃ~!?
すると、「スポーツ平和党」復活か?と思って調べたら、違った。
何だよ~
スポーツ平和党じゃないのか~
そこで思い出したのが、バンドのベースマンであった。
10年以上前だが、20年は経ってない。
成り行きは忘れたが、彼と当時の選挙の話になった。
「いやぁ~僕、選挙行ったことないんですよね。ずぅ~っと会社にいるので」
確かに彼は過酷な労働条件の会社にいた。
しかしながら、一度も行ったことないってことはないだろう?と聞くと、
「あ!行ったことありました!」
ふ~ん。で、いつ行ったの?
「猪木さんが出たとき」
その他には?
「ないです」
すると君は、今まで投票用氏に「スポーツ平和党」としか書いたことないわけ?
「あ~そういうことになりますね~」
呆れ果てた男だ・・・
いや、違うか…?
とにかく彼を選挙に行かせたのだ。
冒頭の彼女が言うとおり、やはり猪木さんが凄い、のか…
やはり彼女は聡明だ。

