私の部には、「ここは研究所なのに・・・・」と思ってしまうような大先輩がいる。
パソコンはダメ、疑問が沸いたら昔のツテを頼ってすぐ聞きまわって解を得る。レポートはゼロ。報告書を書いたこともあるけれど、読めたもんじゃない。もちろん、ワープロも使えないので手書きで書いたレポートを誰かに打ち込んでもらったものだが、レポートと言われた瞬間に、難しい言葉を使わなくちゃ、と思ったらしく句読点のない古文みたいになっちゃった。
実務家として、お客様対応する分には、とても常識的な、「いいおじさん」ではある。性格も明るくてヨシ。
ただ、一緒に仕事をしていると、ちょっと考えが古いんでは?と思うこともあり、私は勉強させてもらえるけれど、お客様には出せないな、、という案もしばしば。先輩に嫌な思いをさせずに、現代的なやり口に摩り替える点にこの3年間とても苦労した。
団塊第1弾。あと半年ほどで定年を迎える。
その先輩の営業力もあり、一つ、大きなプロジェクトが始まったが、このプロジェクトが終了するころにはもう退職しちゃっている。
そんなことを友人と話ていたら、とてもとても寂しく悲しくなってしまった。
その先輩には「人間くささ」がある。
「いざと言うとき、一番に相談できる」何より、「何かあったら、絶対前に立って私を守ってくれる」
だから、私は安心して働ける。
そして、その考えは、別のプロジェクトで一緒に仕事をしたその友人も感じていた。
先日、「馴れ合い先生の教室と、先生が君臨している教室とでの、いじめ」が話題になっていましたが、その先輩は、仕事面では???と思うことが多かったが、確実に先輩としての役割を果たしているのだ、、と感じた。