渡邊頼純研究会~Financial Times~ -8ページ目

中東 11月20日~11月26日

月曜

Saudi crown prince could turn to Credit Suisse next
For those who had not been paying attention to the rise of Saudi Arabia’s Crown Prince Mohammed bin Salman, his recent dramatic detention of fellow princes and other senior figures over corruption allegations came out of the blue.(油山)
 
火曜
Prosecutor seeks probe of US personnel in Afghanistan
THE HAGUE, Netherlands — The International Criminal Court prosecutor asked for authorization Monday to investigate reported human rights abuses in Afghanistan, including allegations of rape and torture by U.S. military and the CIA, crimes against humanity by the Taliban and war crimes by Afghan security forces.(油山)
 
水曜

Turkish central bank acts as lira hits low

トルコリラが歴史的低水準にまで暴落する中でトルコ中央銀行はこれ以上のトルコリラの下落を支えるべく行動した。しかし金融政策に対する度重なるトルコ政府の介入と悪化する一方の対米関係のもと、投資家の信頼を得ることは容易なことではない。(池)

 
木曜
Saad al-Hariri reverses resignation as Lebanon prime minister
レバノンのハリーリ首相がサウジアラビア訪問中に突然辞任発言をして衝撃が広がった2週間後の水曜日(11/22)、一転、辞任を一時凍結することを発表した。アウン大統領は、彼がレバノンに帰国するまで辞任は受け付けないとし、彼の帰国を引き止めているサウジや、サウジとともに彼を辞任に追い込もうとしているイランを強く非難している。(天野)
 
金曜
Deadly attack in Egypt adds to pressure on Sisi regime
エジプト捜査当局は25日、東部シナイ半島のモスク(イスラム教礼拝所)が襲われたテロの死者数が少なくとも305人、負傷者数が128人に拡大したと発表した。シシ政権は「対テロ戦」の強化を宣言。過激派組織「イスラム国」(IS)がエジプトでの標的を治安当局やキリスト教徒だけでなく、イスラム教徒にも広げた可能性がある。(横町)
 
週末
Saudi elite start handing over funds in graft crackdown
サウジアラビアで王族ら200人以上が汚職の疑いで拘束された事件について、ほとんどの拘束者が容疑を認め、合わせて11兆円に上るとみられる財産の没収に応じる意向を示していることが明らかになった。この件に関して、ムハンマド皇太子は、汚職を根絶した上で、経済の透明性を高める改革に取り組む考えを示したが、事件の捜査がどこまでの広がりを見せるかは明らかではなく、金融関係者からは、当面サウジアラビアへの投資や企業の進出は慎重にならざるを得ないとの声も上がっている。(照井)
 

貿易関連 11月21日~11月27日

月曜

US trade problems begin at home not abroad( 27th Nov. 2017 Monday).          Only 1 per cent of US companies export. US trade problems begin at home, not abroad. There are three crucial mistakes that have been made at home--- First was to starve manufacturing of investment. The , the current zero-sum game global trade debate hardly applies to them at all. Finally, the US desperately needs to connect Silicon Valley and the rust belt.( Manda)

 

火曜

 

水曜

Japan, EU request third-party status in U.S.-China NME fight at WTO
日本、EUをはじめとする国々は、米中間協議の行方に注目している。なぜなら、米商務省は205ページにわたるメモを提示するなど、中国を市場経済国に認定することに消極的であるが、中国側はWTO加盟議定書の期限が2016年12月に切れたため、WTO加盟国は中国を非市場経済国と認定することができないと主張しているからだ。(平木)

 

木曜

NAFTA negotiators move forward on biotech; Canada tables indigenous rights chapter
第五回NAFTA交渉で、アメリカ、カナダ、メキシコの交渉官達はバイオテクノロジーに関して、TPPを上回る大きな進歩を遂げたと発表した。しかしながら、知的財産権など他の章に関するギャップや自動車の原産地規制や紛争解決、貿易救済などの政治レベルでの問題等のギャップを埋めることはできなかった。(平木)

 

金曜

The latest on the negotiating front – NAFTA, KORUS, TPP-11 (inside)
アメリカがNAFTAの要求を加減することを期待し、カナダとメキシコは反対案を控える。彼らは、米国が最終的に議会や民間セクターの圧力に屈し、最も論争の的になるNAFTAの姿勢を修正すると信じている(少なくとも望んでいる)。メキシコシティーでの第5回会合では、特に電子商取引、衛生植物検疫措置、電気通信などの分野で重要な進展が報告されたが締結された章は無かった。(尾内)

 

週末

France and Germany face off over EU’s South America trade deal (20171113)   

欧州委員会は、もし来年に実施されるブラジルの総選挙が始まる前に、メルコスールとの貿易協定を妥結することができなければ、1999年に開始した協議における貴重な絶好のチャンスを逃すことになるだろうと警告する。しかし、欧州委員会はEU加盟国政府からの相反するな圧力にさらされている。24日のブリュッセルでの非公式会合で、ブリュッセルは、フランス、アイルランドやポーランドをなどの加盟国から、EUによる農産品のオファーを抑制するようにと要求された。一方ドイツなどは、自動車などの工業製品の(メルコスール域内の)市場アクセスを改善するようにとブリュッセルに求めている。20年近い協議の間で、メルコスール加盟国が協定の締結に熱心であることは稀である。EU当局は、協定の妥結は、メルコスールの最大の貿易パートナーとしてEUの地位を高めるだろうと述べる。(本田)

中東 11月6日~10月12日

月曜

Princes  and tycoons arrested in Saudi crackdown on corruption

新しく制定された腐敗防止法により11人の王子と何十人もの公務員やサウジアラビアビジネスマンが逮捕された。逮捕されたビジネスマンの中には、アラビアンウォーレンバフェットと呼ばれている世界でもっとも金持ちの一人と言われている王子、アルワリードビンタラール王子も含まれている。(池)
 

火曜

Saudi Arabia purge aims to consolidate power

汚職容疑の名のもとにムハンマド皇太子は次々と王子を含む多数の人を逮捕している。改革思考のムハンマド皇太子は息苦しいサウジアラビアに新たな希望の風を吹き込んでいる。しかし、ムハンマド皇太子の野心的な投資誘致計画が成功するかどうかは、海外の投資家がサウジアラビアにおける法の支配に信頼をおくかどうかにかかっている。(池)

 

水曜

Saudi Arabia claims Iran behind ‘act of war’
サウジアラビアは、イランがイエメン紛争にミサイル供給を行っていたとして非難した。アメリカもなんらかの措置をイランに対してするように国連に要請した。
一方、イランの外務大臣は、逆にサウジアラビアを非難し、ミサイル供給への責任を否定していて、慎重に措置をすることが求められている。(天野)

木曜

UK set to agree $2bn loan guarantee for Saudi Aramco
英国政府はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコに対し、20億ドル(約2270億円)の融資保証を提供することで合意した。史上最大規模になる見通しのアラムコの新規株式公開(IPO)を巡り、英国と米国は誘致合戦を繰り広げている。(横町)

金曜

Riyadh calls on Saudi citizens to leave Lebanon
サウジアラビアは自国民に対してレバノンへの渡航自粛を勧告し、すでに入国している場合はできるだけ早期に出国するように呼びかけた。これは、サウジアラビアとイランの緊張激化によってレバノンが微妙な立場に立たされ、レバノンの安定をめぐる懸念が高まっているためである。サウジアラビアとイランの対立は、シリア、イエメンなどに飛び火して来たが、レバノンは「次の戦場」の最有力候補とさえ報道されているという。(照井)

週末

Hizbollah claims Riyadh has declared war on Lebanon
レバノンのイスラム教シーア派の武装組織ヒズボラの指導者ナスララ氏は10日、サウジアラビアがヒズボラに宣戦布告していると主張した。先週、自分の命が狙われているとして辞任を表明したレバノンのハリリ首相をサウジアラビアが、本人の意思に反して拘束を続けている。サウジアラビアはハリリ氏の辞任表明後、イランの後ろ盾を受けているヒズボラの動きを留任レバノンに宣戦布告したと批判した。ヒズボラの指導者がサウジアラビアはレバノンに戦争を仕掛けたと応酬するなど、レバノンはサウジアラビアとイランの最前線と化している。(黒谷)