こんにちは。伏見美帆子です。
アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。
————————————————————
先日、
パートナーシップに関して
講座を受け、その時のブログでも書いたのだが
私たち夫婦は
仲が悪いということはなく
むしろ良いと思っている。
言いたいことは言うし、
コミニュケーションは取れている方だ。
「取れている方」というのは
お互いに
相手の話を聞いていないことが多々あり…www
よく、
うちのオットは話を聞いていないと
憤慨している奥様アルアルだが
我が家の場合、
ワタシも結構聞いてないので、
というか忘れることも多くて(^◇^;)
「この前言ったじゃん！」と、
お互いがお互いに言い合っているのは
日常茶飯事…
まあそれでも、
大事なことは覚えているんだけどね。
ホントはヲンナってちょっとしたことでも覚えていてもらいたいけど、なんせワタシが覚えてないから何も言えず…(^◇^;)
そんな夫婦生活も
もうすぐ31年を迎える。
なんやかんやと色々あったのに
なんだかうまく続いているのは
多分「これ」なんだろうなぁと
毎回そこを訪れるたびに思うのだ…
またここを訪れた。
大好きな場所、武相荘。
「冬」の企画展だったが、
「春」の企画展となり、いそいそと訪ねた。
大好きな白州次郎正子ご夫妻の、
終の住処であったこの場所は、
自然が残され、
未だここに住んでらっしゃるのではないかと
錯覚するほどの
お二人の息吹がそこかしこに残っている。
季節ごとに変わる展示は
正子の器のコレクションや着物などが並べられ
掛け軸も変わる。
正子は「コレクション」という言い方は好まず
実際にその高価な器を普段使いし、
仕舞い込んでおくことはなかったようだ。
そんな日常の風景が
少しずつ忘れられていく日本の四季を
垣間見させてくれるようで…
いつ行ってもホッとできる
荷物を下ろせる
そんな場所だったのだが
先日訪れたのが日曜日で
大きな声で
お話ししてらっしゃる方々もいらして
落ち着かず、
自分のココロの荷物を下せなかった気がして…
でも今日は
ゆったりのんびりと
武相荘の中も
お庭も散策できる。
春に訪れたのが初めてで、
桜はもう殆ど散ってしまっていたけれど、
そこかしこに
頭を出しているたけのこにも目を奪われる。
ここで、ご夫婦は
お互いを尊重しあい、
でもあの時代には珍しく
お互いを干渉することなく自由に
過ごしていたのだなぁと
未だ残されている正子の書斎にある
山のような書物を見て思う。
武相荘の中に、お二人の娘さんであり、
こちらを管理なさってらっしゃる、
牧山桂子さんの言葉が
展示の最後に掲げられてある。
その言葉を初めて読んだ時、
嗚呼、
我が夫婦もこうだなぁと、
だからうまく行ってるのだなぁと
腹落ちしたのだ。
家に居るよりも、それぞれ別々に外を駆け巡ることのほうが多かった父・次郎と母・正子ですが、晩年はこの「武相荘」で二人は静かに暮らしておりました。 父はガレージで大工仕事に励み、母は書斎で読書をする。ごく親しい人とだけ付き合い、静かで平和な暮らしを楽しんでおりました。
二人の趣味（ｈｏｂｂｙ）は異なっているように見えますが、趣味（ｔａｓｔｅ）は多分に共通していたと思います。二人のｈｏｂｂｙとｔａｓｔｅとを遺愛の品々から、見て取って頂ければ幸いです。
hobbyが異なっても
tasteは同じ。
tasteを、
嗜好、趣向、趣旨、と置き換えたら
わかりやすくなるだろうか…
我が家も、
釣りや映画、ドラマ、運動が趣味のオットに対し
ワタシはといえば、
神社仏閣、美術館巡り、読書、コージサマw
など
hobbyである趣味は全く異なる。
しかし、
好きな食べ物が同じだったり←これ大事よね
人混みが苦手だったり
四季折々の行事を大切にしたり
子供に対する姿勢など
tasteである、食べ物の嗜好や
物事の考え方などに
共通した部分があるのは確か。
天下の白州ご夫妻と
我が家を比べるのも烏滸がましいが
やはり、我が夫婦が
なんやかんやとうまく行っている秘訣って
hobbyとtasteにあるのではないかと思うのだ。
もしかしたら
あなたたちパートナーも♡。
前回入らなかった武相荘のレストラン
カフェの時間だったのでいつもは頼まないチョコフォンダンを。お腹いっぱい。
いつも外から見ている景色を、中から見ると新鮮♡