「未来への挑戦状」兵庫県立豊岡高校1年生への特別課外授業の講師をさせていただきました | オーストラリアで夢を叶える女性起業家の話

オーストラリアで夢を叶える女性起業家の話

2歳児の母、マーケティング会社経営10年目、オーストラリア国立工科大学(UTS)大学院で移民法を学ぶ1年目の三足の草鞋を履いています。
2024年「修練の年」

日々感じることをゆるやかに更新しています。

兵庫県豊岡市、美しい自然に恵まれた心の故郷であるこの都市に

未来への希望に満ち溢れた高校生が通う高校があります。兵庫県立豊岡高校です。

 

コウノトリ育むお米のオーストラリア市場展開を協働させていただくご縁からJAの塩見さんよりご依頼いただき

「未来への挑戦状」というお題目でオンライン授業の講師をさせていただきました。

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コロナ禍によってオンラインでミーティングすることが常識となっていることはビジネスの場面だけではありません。

教育の場においても、今まで起こり得なかった日本とオーストラリアが繋がって情報を共有できるようになりました。

オンライン授業という形でなければ、きっとこんな機会もなかったように思います。

 

授業では、まず簡単な自己紹介と併せて弊社のビジョンについてお話させていただきました。

その後、コウノトリ育むお米がオーストラリアに輸入されることになった経緯と、現在オーストラリアでお取り扱いいただいているお店のご紹介をしました。タイミング良くRaita Noda Chef's KitchenがTBSの朝ちゃんやTBSニュースに取り上げていただいたおかげで、このような素晴らしいお店でコウノトリ育むお米が使われていることを皆さんにご紹介することができました。

 

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その後、質疑応答へ。

高校一年生の皆さんが、一生懸命考えてきてくれた質問にひとつひとつお答えさせていただきました。

彼らが生まれ育った町では、世界に誇る素晴らしいお米を生産していることをまずは知ってほしくて様々な事例を用いてお伝えしていきました。そして、豊岡市の枠を超えて、日本の自給率のお話や、比較してオーストラリアの食料自給率のお話、そして、日本食がオーストラリアでどのように受け入れられ、料理人の方々が日本食を普及するために毎日頑張っているのかも出来る限りお伝えさせていただきました。

皆さんとてもお行儀よく、大変熱心に授業を受けてくれました。どうもありがとうございます😊

 

私が高校一年生の時、漠然と海外は違う世界の出来事として切り離して考えていたように思います。

こちらに移住してとても強く思うのが、日本の外に出てみると、自国と世界を繋げてみている人たちが大変多いことです。

オーストラリア人は特に、世界で何が起こっているのかを我が事のように捉えています。他国の歴史を知る、他国との繋がりを知る、そして他国の文化を知ることも然りです。だからこそ、多文化がこれだけ受け入れられているのだと思います。

私が豊岡高校の一年生の皆さんにお伝えしたかったことは、3点です。

 

世界に目を向ける

世界では自分たちが想像できないようなことが、良い意味でも悪い意味でも、毎日起こっています。それを貪欲に知ろうとすることは、自分たちの世界観を広げることでもあります。インターネットが当たり前な時代に生まれたアドバンテージを利用して、世界を見てほしいと思います。皆さんの世界基準の視点が、これからの日本の価値を高める可能性に繋がると信じています。

 

英語を勉強する/使う

そのために、英語を勉強することはとても大切だと思います。日本人は比較的しっかりと文法を勉強しているので、彼らの高校一年生のレベルでも十分コミュニケーションをとれます。自分の町に来てくれている外国人に積極的に話しかけてあげてください。彼らは日本語がわからないのに日本に来てくれています。たどたどしくても英語で話しかけてあげてください。感謝されるだけではなく、きっと英語を使える自信に繋がります。

そしてニュースは、日本語でだけではなく英語で世界の発信を収集することがとても大切です。日本語でニュースを読むことがどれだけ偏った内容の理解になっていたのか、実際に英語でニュースを読むようになればすぐにわかります。繋がりを作ること、情報を収集すること、世界基準で行うためにも英語はとても役に立ちます。

 

人のご縁は何よりも大切で、無限の可能性に繋がる

コウノトリ育むお米がオーストラリアで食べられるようになったことも、豊岡市の家元さんとJAの塩見さんとのご縁が実現させてくれました。人とのご縁には私達の顕在意識では余地できない、素晴らしい可能性を秘めていると日々感じます。

私がこうしてオーストラリアに移民として受け入れてもらい、日本の食文化を世界へ広げるために自身で起業できているのも、今までお会いした様々な人とのご縁なしでは実現できなかったことです。逆に言えば、こうしたご縁に恵まれる強運を備え持っているからこそ、これだけ未熟な私でも自分の夢を実現できているのです。ご縁とは、自分の捉え方一つで可能性を広げられるものです。

袖振り合うも多生の縁という先人が残してくれた素晴らしい言葉を胸に、この世を生きることに感謝して、一生懸命に生きることがとても大切だと思います。

 

 

コロナ禍で考える時間とオンライン環境に恵まれたおかげで、教育の大切さと喜びを感じるようになりました。

自分が少し人とは違う人生を生きているから、この人生を通して経験して学んできたことをこれからも機会があれば人に伝えていきたいと思います。

 

授業を受けてくださった豊岡高校一年生の皆さん、ブログの紹介をしたので読んでくれてたら嬉しいです。

今後、将来を考える帰路に辿り着いた時、悩める日々に苛まれた時、いつでも気軽にメッセージください。私でお答えできることは何でもお役に立ててほしいです😊

 

JAの塩見さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。また豊岡でお会いできるのを楽しみにしています😊