早稲田合格塾での英検の過去問演習に対するスタンスをお話しします。

早稲田合格塾での英検合格ルートとして、受講生各位はおそらく森田先生の『英検ワークブック(KADOKAWA)』など何らかのバイブル系の本を勉強させられた後に実戦演習という事で過去問に突入させられると思います。

 

早稲田合格塾では英検の過去問は基本的に教学社のものを採用しております。

 

 

理由としましては過去問収録が計9回分と英検過去問集の中では最多となっているからです。

解説の丁寧度合いであれば旺文社など他社の物と比較しても言語化できるほどの差はありません。

これは英検という試験が基本的には大学入試のように人を選定にかけて人数を絞る「落とすことが主目的の試験」ではなく「一定基準をクリアしたらば全員合格で可」の試験だからです。ですからある程度の試験としての引っ掛けはありますが、難関大学の入試ほど判断力・精査の必要な問題は出ないことから英検の過去問集ではそこまで解説に力量の差は生まれません。となりますと、練習の量が勝負となり、それならこちらの英検の赤本が良かろうとなるわけです。

 

 

 早稲田合格塾・慶應合格塾の生徒ではCBTスタイルよりは通常スタイルで受験される方が多いので、今回はこちらに焦点を合わせた話を。ただ、CBTへの練習にもちゃんとなっています。

 

 勉強の仕方としては1次試験(R,W,L)と2次試験(S)を分けて勉強します。 まずは1次試験に向けて集中します

 戦術方針は2つで、1次試験終わってから2次試験までは20日前後~30日前後の期間があります。コレだけの時間があればスピーキングのみに集中すればいいわけですから集中してやり込めば普段の英語学習とも相まって考えると十分すぎる時間は確保されていること。

 第2に既に普段の学習とバイブル本の段階で最低限のスピーキングに対する成長と対策の方針は踏まえている点。スピーキングに必要な土台もそろっている。英語4技能はそれぞれに力が相乗します。

 

 

リズム

理系の生徒:1週間単位

文系の生徒:10日単位

 

上記の期間のリズムで過去問をテスト1回分~2回分/単位やる。

 

やりかた

 

1次試験分野のみ。本番スタイルで時間も計って思いっきり挑戦。

終えたら採点。マルバツをつけ終えて、バツの問題には赤ペンで正答も書き込む。

 すぐ解説観るのではなく「自己訂正」のワンクッション。自力で理屈を探すことに挑戦。ただし、語彙問題に関しては知らなければ分からない物なので、程々に。他の記事で自己訂正の説明を見たことが無い方は自己訂正に関しては詳しくはこちら。

 

超重要戦術「自己訂正~パワーアップ版」 | 早稲田合格塾ブログ『読むだけ早大受験対策』 (ameblo.jp)

 

 それともう一つ大事なのはリスニング! リスニングは自己訂正は間違えた問題だけでいいから、ちゃんと聞き返して再チャレンジする事。リスニングの問題なのに、文字で解説観てそれだけで納得・満足するのはすごく愚かな勉強法です。 

 

 ライティングは自己訂正は必要ありません。マルバツもちょっと自分だけでは厳しいやもしれませんので、添削ご希望の場合、担任までお申し付けください。早稲田合格塾では2級⇒3,300円/1回 準1級⇒5,500円/1回で受け付けています。 早稲田合格塾の添削は赤ペン入れる採点・修正に加えてさらに5分~10分のミニ講義もつけて理解・定着度合いの高い添削を実現しています。「今後、答案を作るうえで君の場合どうしたら1番、点数があがるのか」にこだわっていますので、1回2回でも添削受けるだけでだいぶ違った自分になれることはお約束できるクオリティだと思います。

 

自己訂正が終わったらば各分野しっかり解説みて理解、納得。

 

その日のリバウンド時に間違いはもう1度やり直す。

・R⇒間違いの解きなおし

・L⇒問題見ながらその問題の音声を聞き返して解きなおす。

・W⇒解説を見返すのと模範解答を2,3回音読。

 

練磨

 

ここからが1番成績が上がる「練磨」のフェーズです。ココが1番力が上がります。

3日後~4日後にもう1度間違えた問題だけ復習。分野で日を分けてやるも良し。

 

・R⇒間違いを解きなおして解説を再チェック。

・L⇒間違いを解きなおして解説を再チェック。

・W⇒模範解答を1回書き写して音読5回。解説を再チェック。

 

*リスニングへの苦手意識が強い人はこの復習のタイミングを待たずに翌日から1日5,6題~MAXでも10題程だけリラックスしてベッドに寝転がりながら聞き返すのもアリ。問題を眺めて音声聞いて楽にやってみる。毎日5,6題くらいなら気楽にやれるのでは。

 

総復習

 

以上です。このリズム感とやり方で進めていき、テスト4,5回分終えたら、いったん「総復習」してあげてください。このタイミングでダメ押しの復習を入れます。「練磨」と同じやり方で毎日テスト1回分ずつやり返してあげる。コレで完璧になります。このコンディションでまた次の新しい問題へ進んでみる。この要領でテスト6回分目以降からラストまでも同じく。

 

スピーキングに向けて

 

 

 二次試験に向けてはこちらがオススメです。1次試験が終わって合格の目途がたちそうでしたらたら翌日から始めていきましょう。こちらでガシガシ練習していってください。

やり方もこの本の中に書いてある通りで大丈夫です。

 

 この本のいい所はズバリ、面接の練習を1人でできるという事です。

 面接は本来、相手がいてこその物なのですが、この本では人間の実体こそないものの音声でそこにいるかのように質問が流れてきてそれに対して自分は解答する。CBTに近い形かもしれないです。 英検の面接試験は1日の中で膨大な人数を消化していかないといけないので、1人頭、数分です。そして採点されるものである以上、出来る限りの公平性・客観性を確保するため、質問内容のレベル感やボリューム感、それに伴う受験生の解答レベル・ボリュームともにある程度、決まっています。それを全10回以上にもわたって一人で練習できるように作られており、かつ、得点のポイントからアレコレと丁寧な解説で盛り込まれています。

 

 また、初めて英検面接を受験する人にもイメージがわくように動画もついており、面接の間の数分間をしっかり完全無欠な準備で迎えることができます。

 

 ①まずは動画でスタイルを再確認⇒②本書で練習。やり方は書籍内の掲載内容通りで大丈夫です。

 

スピーキング対策の最後に

 

スピーキングは緊張もあるかと思います。しかし、本番では多少の回答に詰まる様子や発音の違和感などは大きな減点にはなりません。 カルタ取りやってるわけではありませんから、聞かれたことに即座に回答することがすべてではなく、むしろ、聞かれたことに対してちょっと数秒考えてちゃんと回答するのは普通のコミュニケーションの範疇です。頭の中でちょっと英作文してみたくらいの感覚で笑顔で明るく回答してあげてください。人対人の試験ですから、笑顔でハキハキこそ最高のコミュニケーションです。

 

 

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