『共通テスト完全攻略 現代文』の使い方

 

 

この本は2025年からの共通テストの最新の現代文の傾向に合わせて作られた1冊です。

現在、共通テスト国語は

 

解答時間:90分

 

1.評論45点(目安25分)

2.小説45点(目安20分)

3.図表分析20点(目安10分強)

4.古文45点(目安20分)

5.漢文45点(目安10分強)

 

上記の構成になっています。上記の1番~3番を練習します。

この2冊をやれば共通テストに関して「参考書で練習する」という事に関しては質・量ともに十分なものになります。あとは過去問や実戦問題集で本番形式での練習をという形でOKです。

 

 

(1)やり方

本書は①が評論8題(基礎編2題+発展編6題)、小説8題(基礎編2題+発展編6題)からなり、②も同じく図表分析8題(基礎編3題+発展編5題)からなります。

 

⓵②併せて計24題もの大問からなり、質はもちろん量の観点からいっても十分な共通テスト現代文へのトレーニングができます。

かねてから早稲田合格塾では数々の動画の中で「共通テストは国語力があればできる、英語力があればできるみたいな試験ではない。特殊な試験で、共通テストには共通テストの国語の力、共通テストの英語の力みたいなちょっと普通の大学入試の国語、英語の力とは異なるトレーニングが必要だ」という話を口うるさくしています。

 

その「共通テストの国語の力」をつけるにうってつけな解説の分かりやすさと量がここで完成します。他はもういらない。

 

 

[ペース]

⓵と②は同時進行でやっていきます。2か月弱で完成の計画です。

 

10日単位で

1~10日:評論2題+小説2題+図表2題

11~20日:評論2題+小説2題+図表2題

21~30日:評論2題+小説2題+図表2題

31~40日:評論2題+小説2題+図表2題

 

41~50日上記24題の間違えた問題のみを総復習。答えを覚えていても構わないので、解答の理屈、自分の間違い解答より模範解答の方がいい理屈などを解法再現復習して、解説もみかえし、思考・判断を整理しなおそう。これで完成。

 

 

[やり方]

解答時間は本記事の最初の方で示した目安でやるだけやってみましょう。ただ、この本では時間は気にしすぎなくてもいいです。目安時間+5分ほど見据えてやってくれていいです。自分の力で全部解ききることと、間違いに対して完成度が高い訂正・復習ができることが重要です。必ず全部解ききってください。

 

一生懸命解答後、マルバツだけつけましょう。

その後、すぐに解説を読むのではなく「なんで2番じゃなくて4番が正解なんだろう?」その理屈をもう1度リトライしてください。これを「自己訂正」といいます。

 

この自己訂正のひと手間で自分で正解の理屈をもう1度考え、結論付けてください。

そうすることで、解説を見て理解する精度もまた上がります。

間違いという現象は「出題者の正解の根拠」⇔「受験生の解答の根拠」の判断力の差から生まれる現象です。

その差を解説を見て理解することも大切なのですが、分かったつもりになってしまう事が少なからずあります。そういう分かったつもりにならないためにはちょっと負荷がかかりますが「自分でできるようになる」に勝るものはありません。その自力で「差」を埋めに行くリトライがこの自己訂正になります。

 

自己訂正はこちらの記事でも詳しく書いてありますので、良かったら見てください。

早稲田合格塾の最重要戦術の1つで、今後、過去問などでも同様に採用する勉強法です。

超重要戦術「自己訂正~パワーアップ版」 | 早稲田合格塾ブログ『読むだけ早大受験対策』

 

自己訂正のワンクッションを間違いの数にもよりますが5分~10分以内程度で終えましょう。

この自己訂正もダラダラやらない。集中しなさい。

 

自己訂正後に解説を見て間違えた問題に対して納得。自分の自己訂正時の理屈の見立てと比べてどうかななんてこともチェックしてみよう。

 

その日のリバウンド時に間違えた問題の解法再現復習と解説の再チェック。

 

翌日か翌々日に間違えた問題の解法再現復習と解説の再チェックを。これでいったんトドメとなります。

 

「ペース」で記したリズム感で10日単位で6題の消化。

40日間で全問題の解答を終えて、最後の10日間で一気に24題の大問の中で間違えた小問を全部もう1度最後に総復習。

忘れたころにもう1度復習すると人の理解や暗記は定着しやすくなります。仮に毎回2つ3つ間違いがあったとしたらば約50問~60問の間違えた問題の復習が完了します。

 

これだけやったらいやでも共通テストの現代文が得意になります。

 

 

 

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