関東学生ホッケー春季リーグ 4月29日 東京・大井ホッケー場メインピッチ
ここまでのリーグ戦未勝利が続く早大は、最終戦で明大と対戦。序盤こそ強豪明大を相手に0-0とロースコアのゲーム展開に持ち込むことに成功したが、1Q終盤に先制点を許すと、続けざまに失点。最終的に0-7で敗戦となった。
この日、早大は集中した守備をベースに試合に入った。1Q1分、相手に中盤でポゼッションを握られるが、集中した守備で中央にパスを通させない。すると、5分にはボール奪取から岩本捷太副主将(スポ4=大阪星光)がエリア内に侵入。シュートに繋げることこそ出来なかったものの、この日の狙いが明確に出たシーンとなった。11分、13分にも続けざまにシュートチャンスを作るが、ここでもゴールは奪えず。すると、15分。攻め手を欠く展開に終始し、やや集中力が切れたか、寄せが甘くなったところで相手選手にシュートを放たれ、ラストプレーで先制を許した。
敵陣内にボールを運ぶ保坂航希主将(政経4=東京・早大学院)
2Qに入っても、早大は相手陣内に侵入こそするものの、決め手を欠く展開に。8分には、三浦康太郎(政経1=東京・早大学院)のロストからカウンターを許し、失点。失点後の再開直後にも、相手にボールを奪われ自陣に押し込まれると、シュートを被弾。GK飯島圭祐(スポ3=栃木・今市)が1度はセーブしたボールを、相手選手に押し込まれ、前半で0-3の大差をつけられる展開となった。
出し所を探す三ツ川慶(人間4=大阪星光)
3Qに入ると、試合のペースは一気に明大に。開始1分で追加点を許すと、3分にも失点。その後は押し込まれる展開が続いたが、後半から投入されたGK永田蓮(スポ2=愛知・向陽)を中心にDF陣が必死の守りを見せ、これ以上の失点を許すまいと奮闘。13分にはペナルティコーナーを与えたものの、DF陣が体を張って守り切り、0-5で最終Qに突入した。
4Qに入っても、早大は反撃の糸口を掴めない。2分には、左サイドから展開を作られると、ギャップを作られてポケットに侵入を許し、相手のシュート性のクロスにダイレクトで合わされ、失点。7分にも同様の形から得点を許し、7点差とされると、最終盤には攻勢を強めたもののシュートまでは持ち込めず。最終的に0-7での敗戦となった。
リーグ戦を0勝1分2敗で終え、5~8位決定戦に回ることとなった早大。ここからは、降格回避が至上命題の絶対に負けられない戦いとなる。中断期間を経て、より強くなった早大の姿を見せてくれることを期待したい。
試合後厳しい表情を見せる早大の選手たち
結果
早大0-7明大
1Q
早大0-1明大
2Q
早大0-2明大
3Q
早大0-2明大
4Q
早大0-2明大
(記事 林田怜空、写真 西本和宏)
コメント
原聡監督(昭 59理工卒)
ーー今日の試合を振り返って一言お願いいたします
ちょっとね、点差も見るからに完敗ですね。
ーーリーグ戦がこれで一区切りついたかと思います。リーグ戦を通じての総括をお願いいたします
そうですね、 ちょっと1つずつ足らなかったかなと。今日の点数見ると1つじゃないと思われちゃうかもしれませんけども、 やりたいことを試合で実現しかけているんだけど、何かこう、ちょっと1つ足らないところがあって、そこがちょっと、例えば1戦目は失点繋がっちゃったし、得点できなかったし。2試合目も先手取られちゃったのはね。そういうところがあるし、今日も 1Q最後に取られちゃって、タラレバで。それだけが要因では決してないし、実力差はあったと思うけど、やっぱりあそこでああいう形で失点しちゃうとね。やってたことがちょっと崩れちゃうんで、そういうところを、現状の力だとやっぱそういったちょっとしたミスが 許されないんで、そこで失点しないで、チームがやろうとしていることを試合通じて継続するというところに持っていかないといけないかなと思いますね。
ーーリーグ戦を通じて見えてきた改善点があるかと思います。順位決定リーグまで2週間程度ありますが、その間の練習では、どこいった点に注力していきたいでしょうか
まずはやっぱり得点を取るゲームなんでね。やっぱりホッケーは点を取り合うゲームですから。いくら守備固めても点を取らないことには きついだけなんで。得点力で、じゃあどういう形でやっぱり点を取るのかっていう自分たちの形をもうちょっと作らないといけないかな。
ーー順位決定リーグに向けて意気込みをお願いいたします
うん、 ちょっとこう、下位に回らざるを得ないんでね。ただ、やっぱここでちょっと下向いても仕方ないんで、 まずは、下の中でも1番上を目指していかないと。さらに、まだ春リーグですから、 先を考えると、そこで順位を取るということは大事なことだと思ってるんで、そこを目指して頑張りたいと思います。