【連載】新体制特集『To The TOP』 第3回 DL堤祥悟副将×LB功能誠也副将 | 早スポオフィシャルブログ

早スポオフィシャルブログ

早稲田大学でスポーツ新聞を製作する「早稲田スポーツ新聞会」、通称早スポの公式ブログです。創刊から64年を迎え、600号も発行。ブログでは取材の裏話、新聞制作の秘話、現役大学生記者の苦悩を掲載‥これを読めば早スポ通になれる!

 第3回には副将を務めるDL堤祥悟副将(教4=東京・早実)とLB功能誠也副将(教3=東京・西)が登場。関東大学秋季リーグ戦(リーグ戦)で4位となった昨シーズンの振り返りや、今シーズンにかける思いなどを伺った。

 

※この取材は4月20日に行われたものです。

 

ーーお互いの紹介をお願いします
功能 堤祥悟さんです。4年生のDLで、 早実の野球部出身です。 昨年は3年生ながらDLの主任でパートリーダーを務めていて、ユニットをまとめあげてきた統率力のあるあの方です。堤さんは、やはり未経験ながらすごく高いアサインメント能力と、やっぱりアメフトが好きということで、自分でいろいろな技術や、新しいアサインメントを取ってきているので、そういう意味でもBIG BEARSのディフェンスになくてはならないDLの4年生かなと思っています。

 3年生の功能誠也くんです。もうアメフト愛に溢れすぎていてびっくりするぐらいの子です。まず昨年から、2年生ながらリーダーシップを2年生内でも取っていましたし、チームの中でもリーダーシップを取る存在だったのが印象的でした。それを踏まえて、(部として)今まで3年生で副将を務めることはなかったのですが、今年副将をやっていて、 僕も結構先輩に対して物怖じせずにいけるタイプなのですが、僕以上に物怖じをせず先輩にいける子なので、そういうところはさすがだなと感じながら普段過ごしています。

ーー先輩、後輩としてはお互いをどのように見ていますか
功能 僕が1年生のときから堤さんは何事にも徹底的に取り組むという印象があり、特に昨年は主任としてまとめ上げていたという印象がすごく強いので、そういう上では上級生にもいくし、下級生にも波及できる力をすごく感じます。先輩としてとても勉強になっています。

 

 功能くんは、後輩とあまり感じさせない部分が多いです。先ほど言ったように先輩に対しては物怖じしないし、後輩との関わり方もすごく上手いし、チームとしても全体とコミュニケーションを取るのがとても上手い子だな、というのはすごく感じています。
 

ーーそれぞれのポジションの魅力を教えてください
功能 LBをやった人みんなが言うと思いますが、オフェンスの体系やオフェンスが考えているプレイコールの意図をしっかりその場で瞬間的に判断してアジャストの指示出すことはLBの醍醐味です。そういった上では、ディフェンスのアサインメントを自分で理解して考え、それで自分の指示で動かせるというのは結構LBとして 1番の醍醐味かなと思います。

 DLの醍醐味はやはりビッグプレーで1番目立つというところだと思っていて、始めた理由もDLがやはりかっこいいと思ったからです。ビッグプレーを起こした時に、やっぱLBなどとは違う歓声と言いますか、目立ち方をするのがDLの良さなのかなと思います。
 

ーー昨シーズンについて伺います。昨季の秋のリーグ戦4位という結果を振り返っていかがですか
功能 僕は昨年も絶対甲子園に行けると思って1年間ずっとやっていましたし、行ける自信もあった中でいざ戦ってみて、立教戦で負けたという部分がありました。僕は正直、立教戦の負けに関してチームで引きずっていたという感じはあまりなかったのですが、自分のディフェンスとしてとても満足していた部分があった反面、自分たちの取り組みを全体に波及できてなかったというか、オフェンス、ディフェンス、キッキング、スタッフを含め全部に波及できていなかったかなということはあったので、そういう意味では自分たちが作っていたものは間違っていなかったと思います。ただ、やはり全体になったときにあと一つ、歯車が噛み合わなかったかなと感じています。それが4位っていう結果になったのかなと思っています。


 4位に対して僕が真っ先に思いつくのは、 僕は3年生で主任を務めていたということもあり、お世話になった人たちを勝たせたいという気持ちが一番強かったのですが、勝てなかったということはとても悔いに残っています。結果に対しては、ただただ実力が足りなくて、詰めの甘さが出た結果が4位ということなので、本当に実力不足だったとしか思っていないです。


ーーディフェンス陣として、リーグ戦の出来はどうだったと感じていますか
功能 僕は2本目だったのでシーズン最初の方は試合に出ていましたが、なかなか最終盤になると出られなかったです。個々の能力が、全員がリーグ1位だったとは思わないですが、ディフェンスとしての完成度はディフェンス全体の記録で見たら圧倒的な数字を残していたので、そういう意味ではディフェンスのユニットとしての完成度はすごく高かったと感じています。

 

 僕も完成度は高かったと思います。ミーティングにかけた量だったり、合わせをした量だったり、 そういうのが結果に繋がっているので完成度としては高かったです。ですが、ビッグプレーを起こせないというのが昨年の課題で、コンスタントには止められるけど、ビッグプレーを起こせないところが昨年の弱さだったと感じています。

 

ーーご自身の成績・パフォーマンスを振り返っていかがですか
 自分の個人成績を振り返ると、昨年から1本目で出ていて、ずっと70点みたいな感覚が自分の中にあり、そこで100点、120点を出せるプレーは起こせませんでした。先ほど言ったディフェンスの課題、ビッグプレーを起こせなかったというのは自分にも当てはまっていて、 とにかく70点の成績をずっと出し続けていたシーズンだったかなと感じています。

功能 僕は1年生のときも2年生の春もケガをしていて、秋デプスに絡めるか正直結構不安な反面、すごくやる気を出してやってはいました。その結果、出してもらえる機会もあったという中で、今振り返るとアサインメントを遂行することにばかり注力しすぎて、自分の技術や持ち味みたいなものを磨くところまで全然いけなかったなと思っています。個人のアサインメントを遂行するのも大事なのですが、その人にしかできないプレーができるかどうかが1本目になることにも活躍することにも、関西に代わって日本一になるためにも必要だと思うので、個人の技術においてはまだまだ足りない部分があったかなと思っています。
 

 

ーーリーグ戦を通して、オフシーズンで強化してきたことについて教えてください
 オフシーズンはとにかくフィジカルアップだけを意識していました。体重とウエイトにだけ注力して、逆にアメフトのことはあまりしませんでした。


功能 ウエイトは規定回数も結構増えていたのでやってはいたのですが、僕はどちらかというとケガしないようにするためにはどうするか、ということをすごく考えてこの冬はやっていました。体を鍛えることもそうですし、体柔らかくするとか、いかに常に戦い続けられるかということを考えて、その体作りに臨んでいました。ただただウエイトや重量を上げるということではなく、自分に合うトレーニングをして体の使い方を身につけられるかなということを考えながらやっていました。

 

「BIG BEARSにとってすごく大事な年になってくる」(功能)

 

質問に答える功能副将

ーー副将に立候補した理由を教えてください
 僕はやろうかずっと迷っていた中でコーチや先輩と話していて、やはり自分はやるべきなのだなという風に感じました。本当は、個人としてまだまだ物足りないものが多く個人にフォーカスしたかったので、副将はやらずに自分の能力を上げようかなと思っていました。しかしコーチとかと話していて、4年生ということでそうは言っていられないと感じて、副将をやろうと思ったのがきっかけです。でもそこで主将とかあまり考えていませんでした。副将をやろうと思っていました。それがきっかけです。


功能 僕は1年生、2年生のときに学年幹部という各学年のリーダーをやっていて、その中で3年生になるタイミングで2024年シーズンが自分にとっては大きなキーポイントになると思いました。新4年生の先輩方はすごく経験豊富なメンバーが多い半面、下級生は試合に出ているメンバーも少ないですし未経験の子もすごく多いので、そういった中では4年生と下級生との間に差が生まれやすいかなと。そこをどう繋げるかというのが今年日本一になるために1番重要な僕の命題だと考えています。その中で学年幹部という枠だと、自分の学年からどうやってチームにコミットするかということを基本的に考えているのですが、それよりもやはり幹部としてチーム全体含めていろいろな人がいるので、それをどのようにして繋げるかということが自分にできることかなと思い、立候補しました。

 

 僕が副将をやろうと思った目的は、本当に日本一になりたいという思いがものすごく強くて。僕の性格的に先頭切って引っ張るタイプなので、それを活かせるのは主将でも副将でも関係なく幹部かなと思い、副将をやろうと思いました。
 

ーー功能選手は幹部の中で唯一の3年生ですが、そこに関してはいかがですか
功能 正直、立候補する前はとても悩みました。昨年卒業した先輩に話したり、同期にも話したりして、本当にどうしようかなと悩んでいました。3年で副将をやるというのは、僕もまだまだ選手として一級品なわけではないですし、まだまだ未熟な部分がある中で、副将という立場としてそれだけリーダーシップを発揮できるのかということはものすごく不安な部分でした。ですが、やはり最終的に決め手になったのは、今年のシーズンが本当に自分たちにとってもターニングポイントになるし、今後のそのBIG BEARSにとってすごく大事な年になってくると思ったので、自分にできることが何かなと考えた時に、最上級生じゃない人間もチームの先頭を切ってしっかりやって、全員で日本一をつかみとるような1年間にしたいなと思っているので、副将として頑張りたいです。
 

ーーチーム内での副将としての役割教えてください

功能 僕は監督(髙岡勝監督、平4人卒=静岡・聖光学院)から副将の役割を明確に与えてもらっています。自分たちがこれをやりたいと言ったことに結構沿っていることではあるのですが、僕の場合は今言わせていただいた通り、1、2、3、4年の全員で日本一になるためにどうすればいいかということを考えられる、そしてそれを考えて実際行動できるチームにするために、副将として行動するということが自分の役割だと思っています。今の自分が中心となって取り組んでいることはこれがメインで、4年生のミーティングや下級生のミーティングにも参加することによって、誰がどういう風に考えているかなど、そういうことを1つ1つ拾っていってチームを良くしていくっていうのが僕の役割かなと思っています。ユナイトという、まとめる、1つになろうという委員長の役割もあります。
 

 僕も功能くんたちと一緒で役割を与えられていて、僕は凡事徹底委員長なのですが、凡事を徹底するっていうのは僕自身も本当に大切にしていることでもあります。僕が自分にも他人にも厳しい性格だったこともあり、監督は(その役割が)自分に合っていると思って、チームの細かいところをきちんと徹底させるということを僕の役割としてやっています。
 

 

ーー副将として心がけていることを教えてください
功能 常に意識しているのは、副将として気張りすぎないことです。各学年を繋ぐ役割が自分にはあるので、トップダウンに落としたり、俺はこういう風に思っているからついてこいと言ったりするのではなく、みんながどういう風に思っているのか、意見をどのようにして1つにまとめていくのか、みたいなことを常に考えています。各学年によって特色もあるので、それぞれの意見を拾っていって、その1つ1つをどう繋げればいいかということを考えると、下級生だけど副将でもあり、でも上級生ともしっかり繋がっているというのが大事だと思うので、結構意識しています。

 僕は功能くんと逆で、これは副将としてでなくてもやっていることですが、結構優しい人がチームに多く優しい声掛けをする人が多いので、逆に僕はすごく厳しく言ったりミスに対しても強く言ったりとか、そういうところは自分の役割だと思って今やっています。功能くんたちがいるからこそ僕の役割は成り立つので、僕はその先頭に立って、ついてこいぐらいの気持ちで副将として、チームの部員としてやっています。
 

ーー小林亮生主将(先理4=埼玉・早大本庄)にはどのような印象がありますか

功能 こばりょうさんは主将として適任だと思っています。1番いいところは、言わなきゃいけない場で全体を集めて言える力がすごくあるなと思います。先ほど堤さんが仰っていた通り優しい人が多いので、今のBIG BEARSには言わなきゃいけないことを言わなきゃいけないタイミングで言える人が主将として必要なので、適任だと思っています。


 主将として、やはり最終的ににこばりょうになってよかったなと思っています。功能が言う通り、言うところで言うというのは本当に大事だし、普段話していてもチームを良くしたいという思いをすごく感じます。本当にまっすぐな性格なので、主将としてこばりょうでよかったなと思います。あと、僕自身が結構仲がいいので私生活と部活とのギャップは感じます。私生活だとぽわんとしている感じなのですが、グラウンドに立つとスイッチがしっかり入って、そこはすごく頼れると思います。
 

ーー新チームになってからの練習の雰囲気はいかがですか

功能 練習は今年に入って、スタートの部分をこだわろうという話をよくしています。スロースターターとよく言われているので、それは第1クォーター(Q)に点数が入らないとか、逆にやられてしまう部分も昨年まではありましたし、第1Qの1プレー目から全力で、エンジンをしっかりかけて取り組むという上では、自分たちはアップの部分からすごく声を出す、爆発的にアクションしようということをずっとやっています。ただ、まだまだ足りない部分もあるし、結構日によってムラがある部分もあるので、もっと改善が必要だと思っています。

 本当にチームを変えようとしている人が増えたっていう印象があるのですが、まだまだそういう細かい取り組みの部分でできてないところや、このまま行って本当に関西に勝てるのかというのを考えると、少し足りない部分の方が多いのかなと感じています。
 

ーー今後はどのようなチームにしていきたいですか
功能 僕はユナイト委員長としての役割の延長ではないですが、今年の4年生は自分たちが日本一になるためにどう動けばいいのかということをミーティングで重ねて、全員が考えを持って主体的に行動する人たちの集まりです。4年生が引っ張ろうと思えば引っ張れるチームですが、その反面2、3年生は結構おとなしいというか従っている感じの要素が結構強いので、それを続けていると取り組みにも表れますし、試合に勝つためのデプスにも関わります。下級生はもちろん、もう1年生も含めて自分たちの行動がどのようにして結果に、そして日本一に繋がっていくのかということを常に考えて、全力で取り組めるようなチームにしたいと思っています。
 

 細かいことをしっかりやることを今後チームには徹底していきたいですし、最初こばりょうが主将になる時もそういうところを徹底させたいという思いが1番強かったので、支えあっていきながら細かいところに徹底できるチーム作りをしたいです。また、僕がアメフトを未経験から始めて1番大事だと思ったのは、闘志などの精神的なところがすごく左右するスポーツなので、そこをもっと下級生とか未経験だった子には理解をしてもらって闘志を持って1プレー1プレーに臨めるチームにしたいです。

 

「日本一にこだわってやっていきたい」(堤)

 

質問に答える堤副将
 

ーー今後の試合についてお話伺っていきたいと思います。今月末には5年ぶりに早慶戦が開催されますが、 現在の心境はいかがですか
功能 自分は、早慶戦ということは正直あまり意識しないようにしています。たくさんの観客が入って、いろいろ部としてPRもしてやる試合ですが、まずは自分たちがオフシーズンにかけてやってきたファンダメンタルの部分やアサインメントの部分が、まず秋に当たる関東の相手にしっかり通用するか、どれだけ自分たちにできるか、というのが1番重要なポイントだと思います。もちろん慶應に勝ちたい思いもありますが、まずは自分たちがどれだけできるかというところに注力していきたいです。

 僕はすごく楽しみです。僕は観客が多ければ多いほど、気分が上がるので、そういう楽しみという面が50%です。もう半分は少し功能と似ているところがあって、僕たちが目標にしている日本一に対して考えたときに、やはりここは通過点というか、越えていかなければならないと思っています。そういう面では勝つことしか考えていないですし、ここで止まっているようでは今後日本一になれないと思っているので、そこに対する思いが50%という感じです。

 

ーー早慶戦の意気込みをお願いします

功能 早慶戦は、実は高校の同期が慶大UNICORNSにいて、対戦するということはとても楽しみです。先ほど冷めたことを言ったとはいえ、やはり慶應には絶対勝ちたいという思いもあります。勝って紺碧の空をスタンドと一緒に全員で歌うっていうのはここまでできてないことなので、しっかりBIG BEARS一丸となって、まず慶應は絶対に倒しにいきたいです。


 慶應は野球をやっていたときからなんとなく意識させられてきました。僕はずっと早稲田系列の学校に通っていることもあって意識する相手ではあるので、そこは絶対勝ちたいということと、個人的なことになってしまうのですが大観衆の前で活躍したい、歓声を浴びたいです。

 

ーーその後も春期オープン戦が続きますが、意識している大学はありますか
 僕は関大一択です。やはり関西の強いチームであり、昨年関西学院に勝ったチームでもあります。そこに勝てるか勝てないかが今後日本一になってく上で、どういう道になっていくのかというのが分かる試合だと思うので、関西大学は1番意識して今は練習に取り組んでいます。

 

功能 チームとしてもやはり関西に勝つためにはまず1つ通らなきゃいけない道なので、そこはもちろん関大という部分はすごくあります。僕の個人的な話で言うと、昨秋に立教と明治に負けてしまって、それで今年の春も秋も対戦があるので、そういう上ではやり返したい気持ちがすごくあります。春に負けているようでは秋の結果にも響いてくるので、そこは圧倒して勝ちたいです。
 

ーー今季の期待しているチームメイトはいますか
 2人います。1人目は同期で主将の小林です。1番練習も一緒にしていて、ビフォーアフターも1番一緒にしています。今年から1本目ですが、本当に日本一のセンターになってほしいと思って一緒に練習しているし、僕もそれに負けないぐらい練習しています。やはりそこは2人で切磋琢磨して、日本一のノーズと日本一のセンターとして今後やっていきたいので、1番期待しています。後輩だと3年生の丸山(皓士朗、法3=東京・早実)です。元々DLで後輩だったもののケガとかいろいろあってポジションを変えたのですが、DLのときから本当に期待していて、ずっと活躍してほしいと思っていた選手です。OLに転向してからも動きがすごくよくて、1番センスを感じる後輩なので、期待しています。


功能 僕は後輩を挙げるとすれば、LBの江森(壮汰、商2=東京・早実)くんと太田善也(法2=東京・早大学院)くんは結構期待しているし、いつも仲良くやっています。なんといっても僕らLBは同期が5人いるのですが、例えば原(康介、法3=東京・早大学院)や龍生(安藤龍生、法3=東京・早大学院)とか試合出たメンバーを見ていても、昨年の僕らの2年生の時よりも断然思い切り動けているしセンスあるなと思います。成長してくれるのをすごく期待していますし、ファンダメンタルのレベルも頑張って上げている部分もあるので、活躍してくれると思います。考えれば考えるだけどんどん話したい子がでてきます。
 

ーー今季の個人的な目標を教えてください

功能 まず個人のスキルを磨いて、まず1本目になるというのは大きく掲げていることです。1本目としてゲームチェンジャーになるという意味でも、副将として自分の実力も含めながら引っ張っていくという意味でも、結構そこはキーポイントにしています。

 自分の個人的な目標は日本一のノーズになることです。結果、記録としても記憶としても印象に残るノーズになりたいです。昨年を考えると、関東では戦えるけど目立たない、関東で目立てるような選手でないから関西では戦えないというのが僕自身感じていることで、それを乗り越えるにはやはり日本一のノーズになるしかないと思い、1番こだわってやっていきたいと考えています。


ーー今シーズンの意気込みをお願いします

 ラストシーズンになるので日本一になるということだけを考えて、本当に結果至上主義というか、どれだけ頑張ろうと日本一になれなかったらそれは全部一緒だと思うので、日本一にこだわってやっていきたいと思っています。
 

功能 僕は、今年のBIG BEARSもそうですが将来的な意味でも、今年日本一になるのが1番重要なポイントで、いかに全員で日本一をつかみ取れるかというのが大事かなと思っています。今年は絶対それができるし、4年生もやってくれるし、下級生もしっかりどんどんできると思うので、本気で日本一を頑張ってつかみ取りたいです。

 

ーーありがとうございました!

(取材 沼澤泰平、編集 富澤奈央)

 

◆堤祥悟(つつみ・しょうご)(※写真左)

東京・早実高出身。171センチ。93キロ。教育学部。DL。持ち味はランストップという堤選手。その力強いヒットに期待です!

 

◆功能誠也(こうの・まさや)(※写真右)

東京・西高出身。174センチ。81キロ。教育学部。LB。持ち味はパスカバーだという功能選手。DBの経験も生かした視野の広さに注目です!