春季関東大学リーグ戦(春季リーグ)開幕まで約2週間となった3月20日、新入生部員も含めた現役部員激励のため、ユニホーム贈呈式が開かれた。女子部、男子部の選手一人一人の名前が呼ばれ、稲門バレーボール倶楽部会長の吉井勝彦氏により、新たな背番号のユニホームが手渡された。式の後半では秋重若菜女子部主将(スポ新4=大阪・金蘭会)と浅野翼男子部主将(スポ新4=宮城・東北)が今年のスローガンとともに抱負を述べた。
女子は昨年、春リーグと秋リーグともに思い通りの結果が残せず悔しい1年となった。秋重主将は、「その結果をバネに全員で華を咲かせられるように頑張る」という意味で『進華』というスローガンを掲げ、「一丸となって覚悟を持って全員で戦っていく」と決意を語った。例年に比べても人数が少ない女子部だが、部員それぞれが華を咲かせ、1部昇格、そして日本一を目指す。
抱負を語る秋重
昨年度、大学バレー四冠を果たした男子。浅野主将は、「多方面で支えてくださっている一人一人の役割があってこそのチーム」と述べ、『彩』というスローガンを掲げた。主力であった4年生が卒業したが、「日頃の練習から自分たちの良さを出し、1カ月後の春リーグで、今年の早稲田らしいバレ―ボールを見せたい」と決意を語った。
抱負を語る浅野
新しいスローガンに新しい部員、新しい背番号。春の訪れとともに、いよいよ新体制が始動した。男女ともにこの日に述べた決意を胸に、新たな挑戦の幕を切る。今年はどのような早大のバレーが見られるのだろうか。春季リーグ開幕が待ち遠しい。
OBらを含めた集合写真
(記事 芦刈れい、写真 町田知穂)
コメント
秋重若菜主将(スポ新4=大阪・金蘭会)
――実際にユニホームを手にした感想は
去年もキャプテンだったのですが、1番になってキャプテンになったと実感しました。
――新入生も入った、新チーム体制はどうですか
新チームの体制は、新1年生が2人入ったのでそのままコートに入ってもらおうと考えています。下級生が多くはなってしまうのですが、昨年とあまりメンバーが変わっていない分、その強みを生かしてフレッシュさがあるチームにしたいなと思っています。
――個人として、またチーム全体としての今年の抱負を教えてください
個人としては、去年はエースとして自分と向き合っていたのですが、今年はキャプテン、早稲田の主将としてどういう姿を見せ、立ち振る舞いをしたらいいかを考えて頑張りたいと思います。結果は絶対出したいなと思っているので個人としてはキャプテン、エースとしてしっかりチームを優勝に導きたいです。チームとしては、今年は日本一のチームになるという目標を掲げていて、2部では日本一になれないので、いろいろな部分を極めていって、日本一に近づいていけるように頑張っていきたいと思います。