奇 縁 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

日本時間・昨日朝まで4日間に渡り米ノースカロライナ州で開催されていた、世界№1のゴルファーを決める全米オープン。

ゴルフ好きの私は初日から連日午前1時前後から6時間前後のゴルフ専門チャンネルのライブ中継を観戦していました。

6人出場した日本人選手の応援もしましたが、結局予選を通過したのは松山英樹選手ただ一人。

その松山選手は他の日本人選手が全員撃沈した超難コース・パインハースト№2を粘りに粘って通算2アンダーで回り6位・・・図抜けた実力を見せつけてくれました。

そして優勝したのは、ゴルファーなら殆どの方がご存じであろうプロゴルフ界№1の飛ばし屋、アメリカのブライソン・デシャンボー選手でした。

最終ホールで見せたバンカーショットはお見事と言うしかありませんが、実は私は彼のプレーぶりだけでなく、あるアメリカ人プロゴルファーと彼の奇縁に驚かされたのです。

そのプロゴルファーとは、以前拙ブログでご紹介した、ペイン・スチュワート選手。(↓)

 

 
(↑)にも書きましたが、彼は今から25年前、今回と同じパインハースト№2コースで開催された全米オープンで優勝を飾ったものの、その僅か4ヶ月後に飛行機の墜落事故に遭遇し非業の死を遂げました。

彼を偲んで、(過去記事に添付した)優勝を決めた瞬間の有名なガッツボーズの写真を基に作られた銅像が同コースに置かれています。

      

実はデシャンボー選手、子供の頃このカッコいい銅像を見てプロゴルファーになると決心したそうな。

そして奨学金を得て南メゾジスト大学に進学したのですが、スチュワート選手も同大のOBだったのです。

デシャンボー選手が同大への進学を考えた時点ではその事実を知らなかったそうですが、これは偶然というよりスチュワート選手のお導きだったのかも。
 
その後デシャンボー選手はスチュワート先輩に敬意を表し、プロ入り後も彼が愛用していたハンチング帽をかぶってプレーを続けます。

※2年前にPGAツアーからLIVゴルフに移籍した後は、今大会を含め同団体の指定キャップをかぶっていますが。
 
そして2人のプロ初勝利が同じトーナメント、更に今回先輩が全米オープンを制した同じコースでデシャンボー選手が優勝、それも2人にとって共に同オープン2勝目・・・これって単なる偶然だったのでしょうか?

今大会中、選手全員が苦しめられたワイヤーグラスが生えるウェイストエリアにデシャンボー選手も何度か打ち込みましたが、悉くラッキーなライに恵まれていたのはスチュワート先輩のご加護があったようにしか思えませんでした。

   

また最後まで彼と競り合っていたマキロイ選手が最後に80cmのパーパットを外したのも、天国から試合を見つめていたスチュワート選手のイタズラだった?😅
 
デシャンボー選手自身、優勝を決めた直後に天を仰ぎ、スチュワート先輩に優勝の報告と感謝の気持ちを伝えていたように見えました。

   

こういう奇縁というか因縁を、皆さんは信じますか?

私は信じます。
だから人のご縁は大切にしたい、と・・・。
 
 
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