予 報 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

毎朝お出かけ前に殆どの方がTVやPCで確認する情報・・・といえば、

 天気予報

 

これが日本で初めて発表されたのが、今からちょうど140年前の今日でした。

 

東京府内の測量をするため、当時の明治政府がイギリス人技師を招聘しましたが、その技師の一人・ジョイネルが気象観測の重要性を政府に提案。

 

政府はそれを受け入れ、気象台の建設を決定。 

 

もう一人の技師・マクビーンが一旦イギリスに帰国、15ヶ月かけて観測機器やイタリア製地震計を入手し日本に持ち帰ります。

 

そして1875(明治8)年5月、内務省地理寮構内(※現在の港区虎ノ門、ホテルオークラ付近)に観測機器を設置して気象台とし、翌6月1日から観測を開始。

 

(これを記念して今日は『気象記念日』に制定されています。)

 

当初はイギリス人技師が地震観測と1日3回の気象観測を行い、やがて日本人が彼の伝習生となって技術を習得。

   

          明治初期の気象台

 

そして気象台設置から9年後の1884(明治17)年6月1日、日本初の天気予報が発表されたのです。

 

同日午前6時に発表された記念すべき初予報は、こちら。

 

〝全国一般風ノ向キ定リナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ〟

 

全国一律の天気予報ですから致し方ないでしょうが、何というアバウトな予報・・・というか、これならハズレなさそう。😅

 

その後の気象観測技術は日進月歩。


私はゴルフに出かける際ネットで天候をチェックしますが、今は気象衛星の利用等によりゴルフ場毎に細かい予報が出されます。

 

しかしその陰には、1895(明治28)年の野中夫妻による命がけの富士山頂気象観測(↓)や、1964年の富士山レーダー設置など、数多くの人々の血が滲むような努力がありました。

 

 

私たちは普段、予報が外れると「雨が降るなんて言わなかったのに。」なんてついつい腹が立ったりしますが、先人の努力と犠牲を思えば決して口にできない台詞だと思います。

 

さて、普段何気なく見聞きしている天気予報ですが、意外と知らないのが用語の厳密な意味。

 

例えば、晴れ・曇り・雨の定義をご存知ですか?

 

正解は以下の通り。

 

◇晴 れ・・・空全体に対して、雲の占める面積が2割以上9割

       未満の状態。

◇曇 り ・・・空の9割以上が雲に覆われている状態。

◇ 雨  ・・・直径0.5mm以上の水滴が降っている状態。

 

意外と晴れの範囲って広いんてすねェ。

 

それから、これも普段あまり意識せず聞き流してしまうのが、時々と一時の違い。 これは、

 

◆時々雨・・・雨が断続的に降り、その降雨時間が予報期間の

                   1/2未満。

◆一時雨・・・雨が連続的に降り、その降雨時間が予報期間の

                   1/4未満。

なんですって。

 

あっ、そうそう・・・天気予報に関して、私には昔から気になる言い伝え(?)があるんです。

 

〝猫が顔を洗うと、雨が降る〟

 

猫を飼っているブロガーの皆さん、コレ当たってますか?銀ネコ


 

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