また逢う日まで | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

私のような昭和世代の方なら、タイトルだけで今日の主役が誰かはお分かりでしょう。
 

そう、1972(昭和47)年に日本レコード大賞を受賞した実力派歌手
 

   尾崎 紀世彦 さん

 今日は、彼の命日・十三回忌にあたります。         

 

      

 

映画 『ウルブァリン』 の主役ヒュー・ジャックマンばりのもみあげがトレード・マークだった尾崎(本名同じ)さんは、父方の祖父がイギリス人というクォーター。

1943(昭和18)年、父親がクラシック・ダンサーで母親が日劇ダンシング・チームの一期生という家庭に3人兄弟の次男として生まれました。

子供の頃からFENでジャズやカントリー・ミュージックに慣れ親しんでいた尾崎さんは、13歳の時にウクレレを買ってもらうと、同級生6人とハワイアンバンドを結成。 

 

我流の練習だったものの、箱根のホテル小涌園のオーディションに合格。 

 

そのバンドはメンバーの学業の関係で止む無く解散したものの、16歳でザ・ワンダースを結成するとNHKやTBSの歌番組に出演。 

 

『ウルトラセブン』 の主題歌や挿入歌も担当。 

歌中の「セブン」の一部は、尾崎さんの声なのだとか。 

 

そして彼の歌唱力に目を付けた日音の村上司プロデューサー(※後に同社々長・会長)に口説かれて、1970(昭和45)年にソロデビュー。 

 

その直後交通事故に巻き込まれて4ヶ月の入院生活を送ったものの、翌年にリリースした『また逢う日まで』が大ヒット!

 

同年のレコード大賞と日本歌謡大賞をダブル受賞し、一気に一流歌手の仲間入り。 

 

その後も『二人は若かった』、あるいは映画音楽『ゴッドファーザー・愛のテーマ』のカバー曲で更に人気を博しました。

 

レパートリーの広さは、まさに歌唱力の証・・・美声を維持するために、30年以上禁煙するほどストイックだったとか。

 

1987年には、アサヒビールのイメージソング『サマー・ラブ』がヒットし、21世紀に入っても定期的にコンサートを行うなど、息の長い活動を続けていた尾崎さんを胃がんが襲ったのが、2010年のこと。  

 

      

 

公演をキャンセルし、マネージャーも解雇して所在が分からなくなり、女性誌が失踪したと報じて騒ぎになったことも。 

 

本人はその報道をテレビで見ながら、「オレはここにいるョ」と苦笑いしていたそうですが・・・。 

 

やがてがん細胞は肝臓・肺にも転移し、2012(平成24)年5月31日に尾崎さんは69歳で帰らぬ人となりました。

 

迎合することが嫌いで時には先輩歌手にも意見したという、圧倒的な声量を誇った一流歌手のご冥福を、あの永遠のヒット曲を聴きながらお祈り致しましょう。笑3

 

 

 

 

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