ファミレス等で外食すれば多くの料理についてくるのに、食べ終わった時には大概ポツンとお皿に残される物・・・といえば、
パ セ リ
parsley
この可哀想(?)な緑色の野菜が、今日・10月8日の誕生花なんです。
花言葉は〝勝利、愉快な気持ち〟
ギリシャ神話によれば、パルナッソスの木陰に集められたパセリが花輪に編まれ、ネメア・イストミア両競技の勝者に冠として被せられたと伝えられており、これがその由来とか。
パセリは地中海沿岸、ヨーロッパ南東部からアフリカ北岸一帯の砂礫地が原産。
ギリシャ・ローマ時代は薬用・香味料として使われ、2~3世紀頃から食用として使われ始めたようです。
9世紀頃イタリアに伝わり、徐々に世界に広がっていったパセリが日本に入ってきたのは江戸時代。
オランダ人によって伝えられたため、「オランダゼリ」 という和名がつけられました。
本格的に輸入されたのは明治時代になってからで、当時から洋食の飾りとして使われており、料理そのものに使われるようになったのは第二次大戦後以降なのだとか。
(※ちなみに、このパセリを最初に飾りとして使ったのは、とんかつを考案したことで有名な銀座 『煉瓦亭』 の主人・木田元次郎といわれています。)
濃い緑色からも分かるようにビタミンA・B1・B2・C等を多く含み、カルシウムや鉄分・ミネラルも豊富、そして食物繊維をも補填できる優れた食材であるパセリ。
しかも口臭を和らげる働きがあるそうですから、食事の最後に食べると良いのだとか。
でも付け合せのパセリを食べる日本人は、僅か10人に1人位なんですって。
欧米人はムシャムシャ食べるというのに、どうして日本人は食べないんでしょうか?・・・ちょっと不思議です。
これからは、出来る限りパセリも残さず食べたいですネ。
ただ、使い回ししていそうなお店には要注意ですが・・・。😨
そうそう、「そんなに栄養価が高くて美容にいいのなら、これから食べなくっちゃ!」 とお考えの女性の皆さんに、ちょっとしたミニ知識を。
まず妊娠中の女性は、大量にパセリを食べるのは良くないそうです。
パセリには毒素を消す効果があると同時に、体内に宿る生命をも消してしまうといわれているそうです。
ロシアでは 「流産させるために食べる」 なんて言われているそうですから・・・。
もちろん、みじん切りを振り掛ける程度は問題ありません。
それと、家庭菜園でパセリを育てている方・・・恋愛中にパセリを切り取るのは不吉なんだとか。