俥 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今日のタイトルは比較的簡単なようですが、漢字検定一級に属する難度の高い漢字。

さて、これはなんと読み、どんな意味の漢字なんでしょう?

にんべんに車ですから、ちょっと考えるとお分かりになると思うのですが・・・正解は、〝くるま〟と読んで、〝人力車〟のこと。 今日は、その


 人力車発祥の日

なのだそうな。


古くは16世紀、中国で書かれた文献には手押し車に乗った諸葛亮孔明が描かれており、また17世紀後半にオランダ人作家が日本について描いた著書の中にも女性が手押し車に乗せられた絵が。

しかし公式の記録としては、横浜で西洋人の馬車にヒントを得て荷車に腰掛を附けた人力車を考案した和泉要助らが改良を重ね、高山幸助・鈴木徳次郎を加えた3名が共同発明者として明治政府から認定されたのが最初とのこと。

彼らが東京府から人力車の製造・販売の許可を受け、今から147年前の今日・1870(明治3)年3月24日に東京・日本橋のたもとで営業を開始したことが、この記念日の由来だそうな。


それまで日本国内の交通手段といえば、駕籠。

しかし、ゆさゆさ揺れる駕籠よりも楽に乗れ、しかも早くて引き手が1人だから料金も安いのですから、アッと言う間に人力車は人々の世間に浸透したといいます。

     

営業開始から2,3年後には人力車は全国に広がったばかりか中国にも輸出され、1876年には東京府内で2万台以上になったといいます。

現在東京都内を走るタクシーが約5万台だそうですが、当時の人口は約110万人と現在の1/10・・・そう考えると、いかに人力車の数が多かったかが分かります。


しかしその人気も市街電車や自動車の出現により、大正期に入ると一気に下火に。

現在では、観光地でお客さんを乗せて走っているだけに留まっています。

 

都内でも時々人力車を見かけますが、皆さんは乗ったことがありますか?

約90kgある私は、引き手の俥夫さんがイヤな顔をされると思うので遠慮して乗ったことはないですが、気恥ずかしさと優越感・解放感で何とも言えぬ気持になるんじゃないでしょうか?

浅草近辺だけでも人力車を運行する会社が10社以上あるそうですから、結構需要があるんでしょうネ。

料金は60分の観光コースで1名だと9,000円、2名なら15,000円。

また1km強の1区間なら1名3,000円、2名なら4,000円などと、ほぼ横並びの料金だとか。

ただ俥夫さんによってトークが違うでしょうし、お客様との相性がありますから、どんな旅になるかは運次第かも。

ところでこの人力車、買うこともできるんです。

この2人乗り1台で、おいくらだと思いますか? (↓)


     

 

・・・約170万円なんですって。

乗用車より安いですし、車検もガソリン費用も不要ですから、かなりリーズナブル。

ただジュギングするより、これに奥さんや子供さんを乗せて近所を走る方が健康にも良くて家族サービスにもなるはず。

どうですか、お宅に1台! 笑2

 

 

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