自 費 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今から13年前の今日・2001年4月28日に、人類史上初の快挙がなされました。

 デニス・アンソニー・チトー 

   Dennis Anthony Tito


という方が、宇宙船に乗って7日間の宇宙旅行をしたのです。


えっ、宇宙空間に出た人間は過去何人もいるのでは? とツッコミが入りそうですが、確かにその通り。

しかし彼は今までの宇宙飛行士らと明らかに違う点が。

それまでは国家や会社から選ばれ国家予算や社費でロケットに搭乗して宇宙に出た飛行士たちばかり。

しかしチトー氏は自らの意思で、しかも自腹を切って宇宙船に乗った史上初の人物なのです。


      ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草


元ユーゴスラビアの大統領の親戚かと思うような名前のこの方、実際は1940年にニューヨークで生まれたアメリカ人で、一代で財を成した大富豪。


その彼が、28歳の南ア出身の企業家と共に8ヶ月の飛行訓練を経てソ連のソユーズTN-32に搭乗し、国際宇宙ステーションに到達するなど1週間の宇宙飛行をして実現したのです。


ちなみにその費用は、訓練費込みでお一人様1,000万ドル。
日本円に換算すれば約10億円!驚き顔

税金ではなく自費ですから何ら他人がとやかく言う筋合いではないですが、ちょっと庶民には分からない金銭感覚ですょネ。


ロシアにすれば、おいしい外貨稼ぎだったのかもしれません。


しかし自らの意志とカネで宇宙空間に飛び出したチトー氏は、決してこれだけで満足していませんでした。

昨年記者会見を開き、自ら設立したインスピレーション・マーズ財団が2018年1月に2人の民間人を乗せてロケットを打ち上げ火星の軌道上を周回し、500日余りをかけて地球に帰還する計画をぶち上げました。


      ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草


何で2018年か・・・というと、何でもこのタイミングが15年に一度という地球~火星間の自由帰還軌道 (※ロケット噴射し続けなくても、重力等によりそのまま地球に帰還できる軌道) が成立する絶好の機会なのだそうで、これを逃すとチトー氏自身が計画に関われなくなるからだとか。


一切国家の援助を受けずテレビ放映権料やスポンサーからの広告料で資金を捻出する計画らしいですが、その費用は10億ドル(約1,000億円)以上になる見込み。


アポロ計画をも上回る壮大な計画ですが、果たして東京オリンピック前に人類が火星の軌道上を飛行することなど、本当に出来るのでしょうか?


狭い宇宙船の中で一年半も居続ける忍耐力、また宇宙放射線の影響等を考えると、中年カップルが飛行士に適しているそうですが・・・今30代後半から40代前半の方、手を上げてみる気はありますか?

度胸と仲の良さと健康さえあれば、大丈夫・・・かナ?

歴史に名を残したい方、是非ご一考あれ。

あ~あ、もう少し若かったら私も立候補したのに~。あせあせ ウソウソ



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