病院を舞台にしたドラマ・映画は数あれど、看護師を主役にした作品は殆ど見たことがありません。
しかしそんなTVドラマが2009年にアメリカで制作・放映され、日本でも今年に入って海外ドラマ専門チャンネル〝AXN〟で放映されました。 題名は、
『しあわせの処方箋』 (原題:HAWTHORNE )
ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、1話正味45分の中に病院内で起こる様々なエピソードをちりばめた、大変中身の濃いヒューマンドラマに仕上がっています。
主人公の名は原題になっている、クリスティーナ・ホーソン。
そして演じる女優が、ジェイダ・ピンケット・スミス(Jada Pinkett Smith )。
実はこの方、アメリカの人気俳優ウィル・スミスの奥さん (彼らの息子が現在公開中の 『ベスト・キッド』 に主演、とまさに役者一家) なのですが、大変知性的かつ表情豊かに主人公を演じています。
この秀作ドラマの中で、こんなシーンがありました。
1年前に夫を亡くしたホーソン師長には、高校生の一人娘・カミールがいます。
彼女がボーイフレンドと共に母親の働く病院で勉強していると、突然そのボーイフレンドが発作を起こして昏倒。
その容態から彼の薬物使用を疑った医師とホーソン師長が検査を行うと、残念ながらドラッグの陽性反応が・・・。
その時点でホーソン師長は、付き合っていた我が娘の薬物使用を疑います。
彼女は自分の部屋にカミールを呼ぶとボーイフレンドから陽性反応が出たことを告げ、娘にも尿検査をするよう彼女の目の前に紙コップを差し出します。
(当然のことながら)カミールは激しく拒否。
「私はドラッグなんてやってない。 ママは私を信じてくれないの?」
もし無理やり検査させれば、下手をすると親子の信頼関係に大きなヒビが入るかもしれません。 でも万が一、娘がドラッグに手を出していたのなら、ここで止めさせないと手遅れになる・・・。
さて、もし皆さんがホーソン師長の立場だったら、愛娘に尿検査を強制しますか?
・・・・・To be continued.