心の処方箋  天界の約束 | 心の処方箋

心の処方箋

日々、笑っていられますように…。なぜ私は生まれたの。何の為に…。

同じ時おなじ時間に、それぞれの時が流れる。

大切な時間の使い方を、、。

人は、人になるために生まれてきた、、。

そして、あなたは今、、、?

 

第六話 下界へ ③

天界の入り口では、鏡を抜ける儀式の準備一切を、

桜の姉、菊姫が仕切っていた。

12人の選ばれた者たちに、天王から天界の約束事が書かれた白い封筒と

もう一通の赤い封筒に入った手紙を、最後に渡して鏡を通り抜けさせる役目である。

 

固く封がされた赤い封筒には、それぞれの術とアイテムが書かれている。

封筒の中には、もう一つ、名前の刻まれた石が入っている。

忘れてはならない大切な自分の名前である。

そして母霊(母の母胎にやどりし時に母霊という霊。)

の入った身代わり玉、、。

これを忘れてしまうと、天界には戻れないのである。

言わば天界の通行玉である。

 

 

忘れ薬を飲んだ、桜達一行は、

鏡に向かって小走りで走っていた。

 

「桜、、俺のこと覚えているよねアセアセ。ねえ、、おいでラブラブ桜、、ラブラブ。」

ボカッ、、ムカムカ「イテェムカムカ

無言で殴る桜の方を見てまあくんは

(桜は覚えてる、、拍手ラブラブラブラブ

「ヤッター、、拍手拍手音符ハート。」

後ろからその口を塞いだのが、石ちゃんである。

「シッ!、だから、、ガーンガーンしゃべらないの!!

(石ちゃんも記憶有り??

まあくんは心の中でガッツポースうずまき音符音符をした。

「はーいキラキラキラキラ、皆さんこちらですよー星星。」

 菊姫の大きな声で

皆は整列チョキ

 

初めて見る下界へつづく鏡の前で、

なにやら、ちょいと拍手拍手トラブルが発生しているガーンガーン

 

「まあくんが先に行けばいいじゃんグッグッ。」

「桜が行けよ、、もやもやもやもや。」

互いに背中を押し合っているギザギザギザギザ

「男のくせに意気地がないんだから、、

ムカムカもう、、ムカムカ

 これからが思いやられるわ、、

ギザギザギザギザ行こう石ちゃん。

馬鹿!!をほっといて、、くるくる。」

「なムカムカムカムカ、、、馬鹿とはなんだよ、、ムカムカ

(桜はもう一発殴ろうと、、、した)

笑い泣き笑い泣きわかったから、、

おいでおいで行くよグッ俺が行けばいいんでしょアセアセアセアセ

 

「はいキラキラキラキラどうぞ、、、バイバイバイバイどうぞ、、、バイバイバイバイうずまき

 

「んー!アセアセはめられた、、、もやもやもやもやもやもやもやもや

 

一番はじめは、まあくんが鏡を通り抜けることになった。

 

菊姫は皆の先導役にまあくんを、

きちんと鏡を抜けられるどうか、

一人、ひとりの背中を押す係を、石ちゃんに任せた。

「桜は少し待って、、」

 

「桜、、ルンルンお先―チョキバイバイ

次々と菊姫から貰い受けた、赤い封筒を胸元に終い、

一行は鏡を通り抜けに成功した。

 

「ねえ、、ムカムカムカムカいっせいのせじゃないの!?

水の妖精使いのレイだけが、

石ちゃんの励ましをよそに、駄々をこねている。

「わかった、、わかった、、私の背中におぶさりなさいルンルン。」

優しく石ちゃんは、レイをおぶった。

「じゃあ、、バイバイ先に行くね、、グッ

グッレイを頼むねラブラブ。」

桜は、ひとり残されたが、それには意味があった、、

菊姫からかんざしを渡された。

「桜、よくお聞きなさい、、!!これは、お母さんから、

大きくなったら渡してと、頼まれたものなの。

おまえのお団子頭に似合うようにと、

銀色に光る龍の髭で、

丸い水晶玉を巻かれているでしょ、

何か起きた時の身代わりになるようにと、

念を入れてつくられたかんざしですよ。きっと

下界でお母さんを探す時に役に立つから持っていきなさいラブラブ。」

 

「わーびっくりきれいね、、ラブラブキラキラキラキラありがとうラブラブお姉ちゃん。ルンルン

 

その時!!

天界に入り込んだ、

蜘蛛の軍団の

   かげが、、、ガーンガーン

 

      つづく、、。

 

おー笑い泣き

かこまれたかにや

、、、あしあとあしあと