とうとうGeForce GTX 460のお話が、第6弾まできてしまいました。ネタは尽きないものです。
◆オーバークロックとCUDA
定格モデル625MHz、オーバークロックの700MHz、800MHzのPalitカードで、オーバークロックによる
CUDAのエンコード速度結果がどのように変わるか、試してみました。
▼毎度お馴染みのスペック
・Windows7 Pro 32bit
・Core i7 870 (2.93GHz/4コア HT8スレッド)
・3.2GBメモリ (1600MHz) ※32bitのOSなので4GBは認識しない
Core i7 870を含め、それぞれのクロックモデル設定で動画エンコード速度の実測値を出してみます。
ソースは変わらず、24分のmpegアニメ。
▼出力ファイル概要
いつものやつです。iPadやiPhoneで共通してみることができるフォーマット。
出力ファイル MP4 AVC(H264)
プロファイル Baseline(Level 3)
レート調整 2パス 可変ビットレート
ビットレート 平均1,024Kbps 最高10,000kbps
オーディオ 160Kbps AAC
画面サイズ 640*480px
▼フィルタの内容を少し変更
以前計測した時は、ノイズ除去を必要以上に重たくかけて試しましたが、少々無駄も感じられるので、
もう少し軽くして実践的なものにしてみます。
音声ノーマライズ(前回もかけてました)
・映像ノイズ除去(全部普通レベルに変更)
・映像シャープネス(そのまま)
▼エンコード速度結果
CPUのみ (i7 870) 34分11秒
GTX 460 625MHz 36分33秒 (CPU比 実時間107%)
GTX 460 700MHz 29分11秒 (CPU比 実時間85%)
GTX 460 800MHz 27分36秒 (CPU比 実時間81%)
以前よりフィルタリング処理を軽くした結果、実時間も短くなりました。
といっても、フィルタなしより3倍くらい時間が増えてはいるのですが。
意外だったのは、定格モデルにダウンクロックした場合、CUDAエンコードよりもCPU(Core i7 870)だけで
エンコードした方が早く終わるという結果です。
定格モデルでは、どうもCUDAの占める割合が上がりきらず、微妙な結果になっているようです。
一方オーバークロックの2モデルは、15~20%ほど高速という結果も得られています。
効果は認められますが、軽いノイズ除去だけの場合、そこまで激速という実感はないかもしれません。
GTX 460は世代がひとつ先ですが、本格的に高速エンコードを狙う場合は、今後の上位モデルにも期待。
◆Palitをもっと改造してみた
タイトルの通り。前回の改造(リンク)よりも、さらに改造を重ねてみました。
※ファンやヒートシンクを取り外すと、保証が利かなくなります。自己責任で。
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-100726_01_vga](https://stat.ameba.jp/user_images/20100726/19/war-smith/a0/bc/j/t02200161_0535039110659792854.jpg?caw=800)
GTS250のヒートシンクの一部を切除して取り付け、2,000回転の12cmファンを密着固定。
でかい。とにかくでかい。背面ブラケット3スロット+分という、高さをかなり稼いでしまった状態に。
これなら、きっとやってくれるに違いない。
ちなみにファンは前回、鎌STAYでしたが、薄くて風量が稼げなかったため、98℃にまで達していました。
そこで、2,000回転の普通の12cmファンを取り付けてみたわけです。
そのままフルで回転させると、かなりうるさいので、一工夫してみます。
▼SpeedFanで回転数をちょっとだけ制御
通常のケースファンなどは3ピンなので、回転数制御はできないのですが、SpeedFanというソフトウェアで
少しだけ制御することができます。マザーボード上についている、ファンの電源供給ピンの電圧を調整
することで、2段階くらいに調整が可能になる、という感じです。
これで通常1,200回転にしておき、高負荷時には1,600回転にすると、高負荷時もうるさくなくなります。
そして、FFベンチを回してみたところ、最高で78℃と、奇跡の20℃ダウンに成功。
音もうるさくなく、ついにたどり着いたなあ、というちょっとした喜びがありました。
壊れたら保証利かないんですけどね…。
Palitのカードがうるさいとお悩みの方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
▼GeForce GTX 460関連リンク
1: GeForce GTX 460 買ってみた
2: GeForce GTX 460 FF14ベンチ
3: GeForce GTX 460 CUDAエンコード
4: GeForce GTX 460 Palitカード、ファン換装改造
5: GeForce GTX 460 FF14ベンチとオーバークロック
6: GeForce GTX 460 CUDAエンコードとオーバークロック、改造2